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世の中いろんな人がいます。でも、他人に迷惑をかけないのはオトナのルールです。キャンプ場で最低限度、心がけて欲しい基本的なマナーを以下に記します。

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基本的なマナー 「焚き火について」

どうせなら、電気ではなく、できればストーブなどの燃焼器具でもなく、薪を燃やして暖をとり、食事をつくり、語らい、酒を飲む・・・。
キャンプの魅力のひとつとして、焚き火は大きな地位を占めています。パチパチと燃える焚き火の炎をみつめているだけで、日頃の悩みもストレスもどこかへいってしまうかのように、心が温まってくるのが作者もたまらなく好きです。
ですが、焚き火を行うにあたって絶対に守らねばならないルール、心掛けたいマナーが、やはりあるのです。以下にまとめてみましたのでご参考下さい。


焚き火は、必ず許可された場所・方法で行う!

これは、わざわざここに記述する必要もないほどの基本中の基本、マナー云々以前の問題です。
国立公園や国定公園の中は、「焚き火禁止」が当たり前です。国立公園や国定公園でなくても、日本のほとんどの山野には必ず、そこを管理する地主さんや管理者がいます。そうした人たちの許可を得ない焚き火は、けっして許されるものではありません。火の始末をちゃんとすれば良い、というものではないのです。
キャンプ場でも、キャンプ場そのものが焚き火禁止だったり、焚き火の場所や方法を指定されていることもあります。最近、よく見かける「直火禁止」もその一例です。そうした規制の理由について、キャンパーがあれこれ詮索・反論する必要はまったくありません。その場所の管理者が「ダメ」と言っているのですから、反論すること自体が間違っています。管理者の示したルールを遵守するのが当然の義務、と心得て下さい。
このことに、ほんの少しでも疑問を感じる人は、絶対に焚き火は行わないで下さい。

心掛けたいマナーとルール

焚き火を行う際に心掛けたいマナーとルールを簡単に記してみました。ここに記述したのは最低限度のものですので、他にもお気付きの注意事項などがありましたら、ぜひご自分で実行を心掛けて下さい。

他人様の風上で煙を出さない
ベテラン級のキャンパーでも守られていないマナーの代表格です。
一度やられてみればよくわかります。自分の風上でもうもうと煙を焚かれ、衣服はもちろん髪の毛や顔まですすと煙で燻製状態になってしまいます。
目は痛いし、せきがゴホゴホ・・・・。テントの中身も全滅。寝袋や荷物には煙の臭いとすすがしっかりとしみ付いてしまいます。
焚き火やバーベキューなどで煙を出すときは、くれぐれも風向きを考えて、他人様の風下でやりましょう!
それに、腕のいい上級キャンパーほど、無駄な煙を出さないよう細心の注意をはらうものです。
キャンパーの密集する状態で焚き火は控える
「私は焚き火をやりたくてカネをはらってここに来た。」とかなんとかおっしゃる方もいますが、逆もまたしかり、「アンタの煙を吸うためにカネを払ってここに来たんじゃない。」ですよ。
どちらが正しいか、どちらの言い分が筋が通っているかなどと論争するのは問題外です。あなたが炎や火の粉、煙を出しているのは事実なのだし、それを「迷惑」と感じる他人がいる以上、それ以上焚き火を強行するのは重大なマナー違反です。
すいていてガラガラのキャンプ場ならともかく、風向きがどっちに向いても必ず誰かのサイトに煙が行くようなら、せめて火を焚く旨を申し出て了解してもらうべきです。了解がもらえないのなら、やはり焚き火はするべきではないのです。
不必要に焚き火をしない
キャンプ場での焚き火は、多かれ少なかれ必ず誰かに迷惑をかけます。炎や火の粉、灰や煙など、やられるほうにしてみればたまらないものばかりです。
親睦のための時間を区切ったキャンプファイヤー、食事の煮炊きのためのやむを得ない火など、短時間で終わるのがわかっているからガマンできることもあるのです。
焚き火を行うことそのものが目的になっているかのように、何のために焚いているのか解からない火を、延々と燃やし続けるキャンパーを時々見かけます。
あなたの自己満足のために、他のキャンパーの大切な休日をススだらけにしてしまわないよう、キャンプ場が混んでいる場合は特に、不必要な焚き火は控えましょう。
火の始末には細心の注意をはらう
営火中の延焼防止、消火の手順と確認、燃えカスの処理など、守らなければならない重大なルールがあります。
山林火災の原因のほとんどは、タバコの投げ捨てと焚き火の不始末によるものです。火の粉が降ってきて大切なテントやタープに穴を開けられてしまった・・・というトラブルもよく聞きます。
詳細については「ビギナーのための技術講座」に記してありますので、そちらをご覧下さい。

焚き火が与えるダメージを知る

焚き火を行うことに伴って、周囲の環境には少なからぬダメージを与えます。ベテランを自称するキャンパーでも、このことに気付いてさえいない人も少なからずいます。火を燃やすテクニックが上達したからといって、有頂天になることなく、環境への影響にまで思いが及ぶキャンパーなって頂きたいのです。

焚き火は土を殺す
焚き火の温度は低くて摂氏数百度、焚き火の中心点から半径数メートルの範囲内の土は、いわゆる「焼き殺された」状態になります。焚き火の「オキ」が厚く積もれば積もるほど、また規模が大きくなればなるほど、その半径は広がって行きます。
地中の微生物やミミズや昆虫類、その幼虫やサナギや卵に到るまで、更には植物の根や地下茎、種子など、ほとんどの生物が死に絶え、自然の豊かな状態を回復するのに早くて数年、場合によっては10年以上かかる場合も、あるい永遠に元には戻らないこともあります。
どこかの自然保護団体の言っていることは事実です
ダイオキシンがどうしたとか、二酸化炭素が増えたとか、自然保護を唱える人々が言っていることについて、残念ですが認めざるを得ません。よほどの腕前の持ち主でない限り、焚き火の燃焼温度はそれほど高くはなりません。それでも摂氏数百度にはなりますが、摂氏千度を越えることはまずありません。ゴミなどを燃やせば確実にダイオキシンを発生するだろうし、吐き出す二酸化炭素の量も、ストーブやランタンの比ではありません。
キャンパーに提供される薪はどこから供給されるのでしょうか。枯れ枝や間伐材が原材料ならまだ救いもありますが、商売のために、森林を伐採していないとも限りません。

「焚き火の達人」など存在しない!

誰にも危険や迷惑を掛けず、自然に一切のダメージを与えることなく、焚き火を行うことのできる人がいたら、その人こそが「焚き火の達人」と呼ばれるにふさわしい人物です。
ですが、そんなことは事実上不可能です。従って、「焚き火の達人」などというものはこの世には存在しません。
あなたも作者も他の人も、み〜んな焚き火の「素人」なのです。お互い迷惑かけっぱなし、オレは達人だ、などと天狗の鼻を伸ばすことなく、謙虚な気持ちを持ち続けたいものです。
だから焚き火は全面禁止にしよう・・などと言う気はありません。ダイオキシンや二酸化炭素をいうなら、根絶すべき大規模な発生源が他にあるし、山林保護と山村の生活向上は微妙なバランスの上に成り立っています。
「ゴミについて」のページにも記しましたが、キャンプという行為自体が小さな自然破壊行為なのです。自然保護を訴える人々の指摘する「害悪」のごく一部に加担しているくらいの自覚は、キャンパーの心得として持っていてほしいのです。


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