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世の中いろんな人がいます。でも、他人に迷惑をかけないのはオトナのルールです。キャンプ場で最低限度、心がけて欲しい基本的なマナーを以下に記します。

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基本的なマナー 「トイレについて」

このページを作ろうと思ったのは、ゲストの掲示板への投稿がきっかけでした。
「用を足す」という行為があまりに当たり前すぎて、ことさら書くこともないだろうと思っていたのですが、キャンプの経験のない方ほど、トイレの問題にはご苦労されるということに、もっと早く気付くべきでした。
キャンプにおけるトイレ、そのマナーとルールを以下に記します。
尚、臭ってきそうなので「主語」を省略して記述します。少し読みにくいですがご了承下さい。念のため、鼻をつまんでご覧になることをお薦めします。


穴を掘ってそこにするのですか?

確かに、整ったキャンプ場ではなく、大自然の中で設営する場合はそういうこともあります。
しかし、最近のキャンプ場はトイレの設備の整ったところが多く、ハエがぶんぶん飛び回る昔ながらの「汲み取り式」や「垂れ流し式」は少なくなりました。
キャンプに限らず、トイレを汚さずに使うのは当たり前のエチケットですから、お互いに清潔を心掛けて使いましょう。

穴を掘るときのルール
穴を掘る以外にトイレの方法がない時は、一生懸命掘ります。あまり深く掘るとこどもが落ちます。浅すぎるとすぐにあふれてしまいます。ブルーシートなどで囲いをしてやると、女性やこどもでも安心して使えます。
穴の掘り方はお好みにまかせるとして、大切なルールが3つあります。
穴を掘る場所
近くに小川や池はありませんか?山中のこうした河川・湖・池などは地元の人たちの暮らしの水源地になっていることが多く、トイレの穴が近すぎてそうした水源地に直接流れこまないような場所を選びます。後日の雨でしみ出して流れ込んでしまうこともあるので、充分に注意しましょう。
使用する紙について
こうしたトイレは、用が済んだあと、自然の力で土に還るのをアテにしています。ティッシュペーパーは素材にビニール類が使用してあり、自然に還るのを妨げます。穴を掘ってトイレを作るのがわかっている場合は、家庭で使っているトイレットペーパー、ロールペーパーなどを持参しましょう。
撤収する際のルール
撤収する際には、必ず厚く土をかぶせます。臭いやトイレのアトなどが残らないようにしっかりと後始末します。次に来る人たちのために、また、山仕事などの地元の皆さんにご迷惑とならないよう、しっかりと守りたいルールです。

都会と違うトイレの仕組み

最近のキャンプ場はトイレの設備もかなり良くなり、女性やこどもでも安心して「用を足す」ことができるようになっています。
しかし、見かけは都会の下水道式水洗トイレと同じようでも、実際は浄化槽だったり、昔ながらの汲み取り式だったりするのが普通です。
かつてそういうトイレで用を足した経験がある方なら良いのですが、平成生まれのわが子も含めて、ほとんどのこどもたちが「初めて見る」タイプのトイレが、キャンプ場にはまだまだたくさんあります。
どうやったら水が流れるのかが判らないため、用を足したあと、そのままにしてしまうこどももいます。足元のペダルを踏むとか、水鉄砲で流すのだとか、オトナがちゃんと教えてあげて下さい。

キャンプ場によくある「昔ながらの」トイレ
落下式
つまり「汲み取り式」です。トイレの底に大きな穴がパックリと口を開けていて、用が済むとそのまま落ちて行きます。
この「穴」が怖い・・・というこどももいるようです。作者はこどもの頃、中から手が出てくるとずっと信じていました(笑)。
また、大切な財布やクルマのキー、ハンカチなどを落としてしまわないようご注意を。
ペダル式
用が済んだら足元のペダルを踏みます。水が少し流れるものもありますが、トイレの底のフタが開いて下に落とします。
つまり、その正体は「汲み取り式」なのです。大量に紙を使ってしまうと、フタが開いても引っかかってしまって下に落ちないことがあります。ちゃんと下に落ちるまで、何度もトライして下さい。
水鉄砲式
これも正体は「汲み取り式」です。用が済んだら、壁に引っ掛けてある「水鉄砲」で洗い流します。水の勢いでトイレの底のフタも開きます。水鉄砲の勢いが強すぎたり、目標物に近づけすぎて発射すると、跳ね返ってきます。

■お知らせ
ここに記述していた「汲み取り式トイレに潜む危険」は整理統合して
新コンテンツ「隊長心得十ヶ条 > 隊長の目線」として移設しました。

紙がない!

意外と多いのが、紙を切らしているトイレです。初めから置いていなかったりもします。
だからといって、汲み取り式や浄化槽式のトイレで、持参したティッシュペーパーを使うのは、実はあまり誉められたことではありません。「穴掘り」のところでも記述しましたが、その後の処理で自然に還るのを妨げます。また、水洗式の場合でも、パイプを詰まらせてしまうことがあるようです。
紙がない場合の用心も兼ねて、荷物の中に、トイレットペーパーを1〜2巻入れておくようにしましょう。


使用料を取られる・・・

国立公園や国定公園などの山小屋のトイレでは、最近は「管理費」「維持費」といった名目で、トイレの使用料を徴収するところが増えてきました。
こうしたところのトイレは、良くて「汲み取り式」で、場所によっては「垂れ流し式」もあります。都会のような整った下水道などあるはずもなく、浄化槽を設置する場所すらないのが普通ですから、当然といえば当然です。
登山客が残していったものが、自然環境や生態系に少なからぬ悪影響を与えていることは、ニュースなどでも報道され、問題になっています。
キャンプ場でも実は同じなのです。処理にかかる費用や手間、周りの自然に与える影響は決して少なくはありません。キャンプ場のオーナーの考え方にもよりますが、何らかの料金を徴収される場合は素直に支払いましょう。
トイレで流す水さえも、キャンプ客の想像もつかないところで苦労して調達しているキャンプ場もあるのです。

作者の体験談をひとつ・・・
15年ほど昔、キャンプ場のスタッフ(ボランティア)をしていた時、参加者のこどもたちがとても多くて、すぐにトイレがあふれてしまったことがあります。
もちろん汲み取り式のトイレだったのですが、トイレの底の穴のすぐそこまであふれてきました。運悪くお盆休みと重なってしまい、いつもお願いしていたバキュームカーもあと数日は来られないとのこと。
仕方なく、長い木の棒の先に平たい板を取りつけて、相棒とふたりで穴の中に突っ込み、ぐぐっと押し込んで急場をしのぎました。紙やらなんやらで意外と隙間が空いているものなのです。
かなり力を入れて押し込んだおかげで、後日、バキュームカーのおじさんに、「固くて吸えない」と怒られましたが・・・。
そんな苦労もあるのだということを、少しだけ、理解してあげて欲しいのです。

国立公園・国定公園内のキャンプ場

国立公園や国定公園などでは、石ころひとつ、落ち葉の1枚でも採取することが禁じられています。
こうしたところのトイレは、国の許可を得て「やむを得ず」設置してあることが多いので、指定された場所以外での「用足し」は厳禁です。
「緊急事態」の場合でも、トイレまでガマンして下さい。こどもがまだちいさくて、トイレをガマンできないのが判っている場合は、こうしたキャンプ場を避けたほうが無難でしょう。
例え、国立公園や国定公園でなくても、そこが希少な植物や昆虫の自生地である場合は、トイレ以外での「用足し」が、そのまま希少種の絶滅の原因になってしまうこともあります。


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