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隊長たるもの、常に周囲に目を配り、状況の把握と安全の確保に気を使わなければいけません。

このコーナーでは「隊長心得十ヶ条」のサブコンテンツとして、目を配るべきポイント、心を砕くべきポイントを参考例としてご紹介します。

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隊長心得十ヶ条 > 隊長の目線 > 状況判断


自分たちの居る場所を理解する

山の奥深く入り込み、電気もなく携帯も通話圏外。
久し振りのワイルドなキャンプに心も洗われるよう・・・。
テントサイトの周囲の状況はどんなでしょうね。

[ 隊長の目線・・・ ]
山の斜面の土砂崩れの跡、川の流れのその中の大きな流木、キャンプ地までの林道に転がる落石のあと、人里から遠く離れた谷あいのキャンプ地・・・・
数え上げればキリがありません。自然の中に入り込む以上、自然は楽しさを分かち合う友であり、やさしく包んでくれる父母であると同時に、私たちに牙をむき危害を及ぼす魔物でもあることを忘れてはいけません。

自分たちがいまどんな場所にいるのか、周囲の状況を読み取って理解しなければいけません。
それができて初めて、その中に潜む危険の芽を見つけ出すことができるのです。

常に緊急時の手順と手段を考える

食事の支度、走り回るこども達、焚き火の準備で薪が割られ・・・
今ここで何かの事故が起こったら、あなたならどうしますか?

[ 隊長の目線・・・ ]
突然の発熱や急変、一刻を争う致命的な事故、突然の土砂崩れ、洪水、落雷・・・
不幸で困難な状況というものは、いつも突然やってきます。そうなることを予定して行動する人もそうはいないでしょう。でも、きちんと予測して備えておくことはとても重要なことです。

応急処置の手順は、よほど訓練をつんだ人でなければとっさには出てこないものです。緊急搬送の手段にしても、電話して救急車を呼ぶのか自分で運ぶのか、その電話にしても公衆回線か携帯電話か、あるいは最寄りの民家を頼るのか、状況次第で何とでも変わります。
こういう手順でこういう方法論で・・・常にベストと思われる手段をシミュレーションしておきます。

気象などの自然条件の変化に敏感になれ

天気予報ではずっと晴れ、安心しきっていたら突然の豪雨で川の中州に孤立した・・・
状況判断が甘いですね。
怪しげな雲、川の水のわずかな増水、不吉な一陣の風・・・
自然条件の変化のわずかなサインを見逃さないようにしましょう。

[ 隊長の目線・・・ ]
上記の例で申し上げるなら「突然の豪雨」というものは、実は存在しません。豪雨となる前のさまざまな気象変化のサインを漫然と見逃した結果なのです。
いよいよとなったらラジオなどで確認することも必要です。でも最初はやはり、自分自身の五感で感じ取るしかないのでしょうね。わずかな風の変化に「ん?」と感じて警戒感を持てるのであれば、それはあなたが自然と対話できる達人の域に入った証でもあります。

ひとつだけ気をつけて頂きたいのは、知ったかぶりをしない、ということです。
中途半端な知識で誤った判断をしてしまうと、危険な状況を見逃して手遅れになったり、必要もないのに退避行動をとることにもつながります。勘と知識は、充分に磨いておいて下さい。

決断、勇気ある撤退

病気やケガ、天候の悪化など、キャンプをすぐに中止して撤収・退避すべき状況というのが、やはりあるのですね。
楽しげに語らう仲間たちや、夢中になって遊ぶこども達に「中止」を告げるのはとても気の重い仕事です。

[ 隊長の目線・・・ ]
これ以上続けるのが危険と判断できる場合、これ以上続けても苦痛でしかない場合など、キャンプを「やめる」決断を強いられる局面が必ずあります。
無理にキャンプを続けてその後どうなるのか、よ〜く考えてみましょう。
これ以上続けても誰かが辛い思いをする、誰かが危険で困難な状況に陥るなど、そういった判断ができるのであれば、迷わず「中止」です。
細かな要素に目を配ることはもちろん大切ですが、こういった状況判断も隊長の重要な仕事です。

他人の善意か、自分の判断か?

出発前の下調べによれば、今夜は雨は降らないはず。でもキャンプ場の管理人さんは「降るよ〜」という。今日と同じような空模様のここ数日、毎晩激しく降っているとのこと・・・。
さあ、どちらを信じましょうか、他人の善意?、それとも自分の判断?

[ 隊長の目線・・・ ]
実はこれ、私の体験談なんですね〜。
現地はラジオの電波すらも届かない場所で、何とも微妙な空模様でした。
出発前にきっちり天気図を調べ上げ、気圧配置やら前線の移動予測や大気中の水蒸気濃度、台風の進路予測などなど、いろいろな気象情報をタテに読んだりナナメに見たり・・・。
それらを元に「今夜は降らない」と判断していました。でも管理人さんは「激しく降る」と言う・・・。
この時の私の選択は、管理人さんの進言を聞き入れて土砂降りの雨に対しての備えをし、その上で、降らない前提で予定通りの行動をする、でした。
結果は・・・・降らなかった。でも、これは偶然かもしれません。ほんの少し気圧配置がズレていれば、管理人さんの言うように激しい雨だったかもしれない微妙な状況だったのです。
自分の判断に自信を持つのは結構です。でもそれを盲信しないこと。自分と異なる判断をする他人が善意で進言してくれる場合は、そういう恐れもあるのだ、と判断の材料に加え、常に最善と思われる方法を賢明に選択して下さい。
万が一に対しての「備え」は、使わずに済めば、それが一番良い結果なのです。

続・他人の善意か、自分の判断か?

出発前の下調べによれば、今夜は雨が降るはず。でもキャンプ場の管理人さんは「降らないよ〜」という。今日と同じような空模様のここ数日、まったく降っていないとのこと・・・。
さあ、どちらを信じましょうか、他人の善意?、それとも自分の判断?

[ 隊長の目線・・・ ]
実はこれ、すぐ上の「他人の善意か、自分の判断か?」の続編なんですね〜。
数年後、同じキャンプ場で同じ管理人さん相手のできごとです。設営時に雨に対しての備えをガッチリ始めた私達を見かねてのご進言でした。
出発前にきっちり天気図を調べ上げ、気圧配置やら前線の移動予測や大気中の水蒸気濃度、台風の進路予測などなど、いろいろな気象情報をタテに読んだりナナメに見たり・・・は前回と同じ。
それらを元に「今夜は必ず降る」と判断していました。でも管理人さんは「降らない」と言う・・・。
この時の私の選択は、管理人さんの進言はそのまま聞き流して雨に対する備えを解かず、降る前提で予定通りの行動をする、でした。
結果は・・・・しっかり降った。事前の予測通り、危険の無い程度に。
でも事実として、日没後にどんどん天候が回復し、一時は星空まで見えていたのです。就寝時には確かに迷いました。雨への備えを解いてもっと伸び伸びやろうかとも思いましたが、この時は自分の判断を信じて思いとどまりました。そしてその後、深夜にザァ〜っときて夜明け頃まで降り続きました。
他人の善意の進言を素直に受け入れるのは大切なことです。でもそれはあくまで、しっかりした自分の判断あってのこと。
自分の判断も持たず、他人の進言だけを頼りに行動を決定することなどないよう、ご注意下さい。

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