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中野四郎東京宅

 

 私が20才のとき、約4年間、中野四郎東京宅にて書生を務めていました。

 渋谷区神宮前3丁目20番地15号の約150坪の屋敷は、中野代議士の親友であった新派の花柳正太郎氏から買い取った瀟洒な木造住宅でした。

 朝6時に起床し、庭掃除、水まき、書類の整理、日程調整、新聞記者などの応対など、書生の仕事は朝から多忙でした。


木造の屋敷は、相続のため一部売却し、残りの土地に3階建ての

 ビルを建て、1・2階を賃貸し、家族は3階に住んでいます

 向かって右どなりには俳優の清水しょうごのお母さんが経営する

 アパートがありました。向かって左手の奥にはデザイナーの

 山本寛斎さんが住んでいました

   

 中野四郎代議士の長男夫人の母親で柴田たまさんが中野家のまかないを仕切っていました。通称は「バーバ」 。 高齢ですがたいへんお元気です

 私が昭和48年3月に書生入りするため、中野家の勝手口から入って行き

 「本日からお世話になります、加茂みきおと申します。よろしくお願いします」とあいさつしたら、「加茂さんの荷物は宅配で届いているけど、悪いこと言わないからこの荷物を持って帰りなさい」と言われびっくりしました

 中野家では、代議士の活動が朝早くから深夜にまで及ぶので、他人ではとてももたないから、いまのうち書生をやめて帰った方がいいよ、という意味でした

 でも私は「中野先生との約束ですから」と約4年間、寄宿させていただき、しっかりと政治を勉強させていただきました

▼バーバと(平成12年7月23日、中野家東京宅にて)