この作品は株式会社エンターブレイン刊、 ファミ通文庫 BREAK-AGE EX ロアゾオ・ブルー 1巻 の 二次創作作品(?)であり、『そういう作品は認めんな』と 鼻であしらわれる方は読まないでください。 是非とも読まないでください。お願いします m(_ _)m |
L'oiseau blue
ユラユラと揺らして見せた。「なっ! どういうことだよっ、それじゃ詐欺じゃねぇのかっ!?」
「勘違いするなガキ! 第一これはお前のもんになるとは決まってないだろうが」
そういって藤井はテーブルの上に足を投げ出した。テーブルがその衝撃で一瞬中を舞った。
「勝ったほうがこれを貰うんだろうが、違ったのか?」
「‥‥違わない、が、あんたには関係ないだろう!」
明の言い分はもっともである。だが、
「うっせぇなぁ。さっさと勝負つけたら渡してやるって言ってんだろう!」
どっちが勝っても渡し気はさらさら無い。その次は俺に勝ったら渡してやると言う条件をつける算段をしている男。それが藤井海音であった。
そんな事とは露知らず、押し問答より勝負をつけるほうが手っ取り早いと判断した明はフォンを一瞥して「勝負だ」と言い残しサービスカウンターへと歩を進めた。
「はぁ、まだ修理してないだと」
明は一昨日の試合終了後祝杯、二次会を経て、昨日はウメさんの提案を聞いてからこっち全ての事が手についていなかったから当然と言えば当然である。
フォンにしても一昨日、明に言い過ぎた事を悔やみ、帰宅後直ぐに寝てしまっていた。昨日は昨日で”ハミングバード”の修理をしてみたものの、思うように作業がはかどらなかった為、切り上げてしまっていた。
そんな状態の二人がVPを持っているはずも無かった。
「ちっ、しゃあぁねぇな。7日後に勝負だ」
はいそうですか、で終わる男ではない藤井は7日という猶予を与えコニーパレスから去って行った。
『人生はクソゲー』を座右の銘にしている彼は退屈な日常が苦痛でしかなかった。
オマケにこんな『ガキのお使い』をやらされた藤井は、 VPV『EXAモード』世界大戦の覇者、暮林明と一線交える事で ウップン晴らしをしようと模索していた。
腕の程はオリガミ付きなのだからこのチャンスを逃す手は無い。 昔のゲームに始めの選択肢からいきなりゲームオーバーがあった クソゲーを思い出した藤井は、口元に笑みを浮かべた。
あとがき
フォンが喋ってない (^^;
なんだか読んで書きたくなったので書いてしまいましたが
「藤井がこんな楽しそうな事横取りしないなんて分けないじゃないですか」
明の方は既成(レディメイド)の”隼”なので修理はしないで
フォンの方は一日目には確かに突っ伏していたかもしれませんが
最後に、「ロロノア・ゾロ ブルー」と間違えているのは
これを書き始める頃のなってやっと
続きは書かないと思いますけど(笑)
註:「ロロノア・ゾロ」とは集英社の週間少年ジャンプで連載されている 結局半日で書いちゃいましたねぇ。
おっと、VPVの最後はギリシャ語使ってないです。 |
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