さて、問題も解決してしまったな。 さっき俺に当たってきた少女はマイナと言うらしい。
何故解ったのかはこのプレートだ。
やらずに後悔するよりやって後悔と言う事か、 俺は胸ポケットから煙草の吸殻入れを取り出し、処理をした。
かつて、シンガポールとか言う所で警官に追い回されたからな。
都合よく噴水広場(勝手につけた名前だが)から王宮は見える位置にある。
マイナ‥‥だと思う少女を背負い、俺は王宮に向けて歩を進めた。
‥‥ふぅん、開放的なこったな。
それとも‥‥この俺、佐久間裕一様が泳がされているのか。
王宮に足を踏み入れた俺は別段用心棒に進路妨害されるでもなく、
これを独占していないだけあって、 まぁ、みんなの暑さになれているか、そんな事はしなくても。
‥‥出たら暑いな、入ると涼しいな。
うっとおしく暑くなってきたらひんやりした王宮に逃げ込む。
これだけ遊んでいても誰も来ないと言う事は
‥‥まだ寝ているようだな、幸せなやつめ。 ぐいっ‥‥。 本当に良く伸びるもんだなこの頬は。
冷たい柱にもたれかかっていた手前、俺が背負ったら |
あとがき
こんにちは。カルネアデスです。
5週連続は決まっていた事なので今回の連載はここまでです。
さて、次回書く気になるのはいつだろう、ADAMの方はお暇中なので |
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