『がちゃっ』 診察室のドアが開くに反応して、振り向く旦那。 ありすを確認した瞬間、すぐさま駆け寄ってくる。 旦那「で、どうだった。」 と、感窮(かんきわ)まった声で訊ねた。 ――――――沈黙 満面の笑みを見せるありす。 旦那「よくやった、ありす。」 お互いの体温を確かめ合うように抱き合う二人。 旦那「ありすは男の子と女の子、どっちが欲しい?」 ありす「そうねぇ、やっぱり女の子が良いな……。」 旦那「うん、ありすならそう言うと思った。」 ありす「もういつもそうなんだから……。」 旦那「そんっな……いじめないでくれよ。」 ありす「ホントずるい人……ねぇ、貴方は本当はどっちが欲しいの?」 旦那「それはもちろん―――。」 旦那「そろそろかえろうか。 身体……大事にしないとな。」 ありす「まだ大丈夫よ。」 旦那「でもお腹の子に……。」 ありす「そんなに心配しなくって大丈夫よ、まだ1ヶ月なんだから。」 旦那「そっ、そうなの?」 ありす「そうよ。」 くすくす笑うありすと対照にドギマギする旦那。 旦那「ありすの事だ。 もう名前決めてるとか?」 ありす「まさか、いくらなんでもはやすぎるわ、まだ決めてないわよ。 でも……。」 旦那「でも?」 ありす「女の子だったら私が付けるわね。 男の子だったらあなたが。」 旦那「はぁーーぁ。 よかった、『二人分考えるの大変そうだ〜』 ……とかみんなに言われてて、不安だったんだ。」 ありす「くすっ。」 旦那「ははは……。」 ありす「でもそんな苦労も……。」 旦那「そうだな、そんな苦労なんて……。」 |
あとがき おはようございます、こんちには、こんばんは、カルネアデスです。 結局前回公開後から、構想が全く進まないままの公開になってしまいまして…… これから先はまずいと思います(こらこら) 先が決まっていないのに公開したら後で設定弄らないと困るので迷ってたのですが、 HPにて目に付くような更新をしていないので公開することにしました、 いつも覗きに来ている人に申し訳が無いので……。 内容的にもただの会話で終ってしまいました、前回のワイアードなお話と比べると、 180度正反対の世界を構成していますが……(汗) 最後に、毎回感想ありがとうございます、H HPの Sさん! |
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