1.座談会のはじまり

ひかげ
 おーい、大丈夫か?

赤木
 ああ。う、大丈夫だと思

ひかげ
 熱下がった?※1

赤木
 7度5分ぐらいだから大丈夫。始める?

ひかげ
 よし、じゃあ始めようwえー。今年の文芸祭を語るというテーマなわけですが。

赤木
 いきなり司会者口調な。

ひかげ
 いいじゃないかwやってみたかたんだよ、座談会っての。ほら、文芸誌によくあるでしょ?新進作家座談会みたいなの。あれ、あんなのやってみたかったんだー。

赤木
 また、どこかで言われそうな企画だよね。出てないのに、って。

ひかげ
 ま、というわけで始まりました座談会ですが、赤木はどの作品が気に入りましたか?

赤木
 うわ、もう始まってるw

ひかげ
 私は一日目はまずはとばしのん※2の開催宣言にしびれましたねえ。「よろしい、もっと文章系を!!もっと文章系を!!」

赤木
 わー、人の話聞いてないー。

ひかげ
 wwまあ、ぶっちゃけ二人とも出場してないわけで、偉そうなこと言えないよねw

赤木
 うん。出たかったよ。文芸祭。

ひかげ
 自分は、去年飛び入り出品した「文章系職人連続殺人事件」の続編で参加する予定だったのだけれど。。今回は、反M○ZOを掲げる地下職人グループが、雪山のロッジに集結し、一斉蜂起のための軍事訓練をしている、という設定でね、

赤木
 コメントを控えさせていただきますw

ひかげ
 で、最初は「フラ板解放の為に立ち上がろう!!」なんて盛り上がってるんだけど、そのうち互いに「こいつ、M○ZOのスパイじゃないか?」と疑心暗鬼になって殺し合いが始まる。。。「お前、そんなにしてまで有名になりたいのか!」「え!?言えよ!!オフは楽しかったか!?だろうなあ、なあ!?え、この馴れ合い厨が!!」「マイミク
※3に有名職人集めやがって!!それがスパイの証拠だ!!」(笑。

赤木
 コメントを(ry。。連合赤軍
※4ネタだよね?冗談じゃないようなw

ひかげ
 真っ先に死ぬのは、君とつかはらさんだよw

赤木
 え、また?また死ぬの?

ひかげ
 勿論。まあ。。夏頃に考えてたネタなんだけど、今の状況で出せるわけないんだけどねw

赤木
 よくつかはらさん承諾したね。。すなふぇすたに出せば?

ひかげ
 うーん、すなふぇすたどうしようかなあ。

赤木
 文芸祭から話がずれていきますが。

※1 熱下がった?
 この日赤木虫大は風邪を引いていました。しかし最近、体調のいい赤木ってのを見たことがありません。

※2 とばしのん
 文芸祭主催、よみとばし氏の愛称。「とばのん」や「よみとば」と言われたりもする。

※3 マイミク
 「マイミクシィ」。ソーシャルネットワーク「MIXI」上の、つながりを持つ親しい人々の名簿のこと。この名簿を充実させると、毎日が楽しいかもしれないよ。

※4 連合赤軍
 1971−72年の連合赤軍事件。武装革命を標榜し、榛名山山中に集結した連合赤軍が仲間を次々と査問の上殺害。後には浅間山荘で機動隊との大銃撃戦を引き起こす。極左運動の決定的な退潮を世に印象づけることとなる事件。


2.文芸祭の見どころ

ひかげ
 wwwまあ、真面目な話、各作品については後で触れるとして、最初にさ、文芸祭の見どころというか注目しているのはどこらへん?

赤木
 ええと、まず注目するのは、可能性の広がり、と言えばいいのかな?そんなところ。

ひかげ
 可能性?文章系の可能性、みたいな?とばしのんが開催宣言で言うような?

赤木
 抽象的にはそうだけれど、そもそも文芸ってとても幅が広いから。書店のコーナーわけだったら純文学、SF、恋愛、ミステリ、ノンフィクション、詩/短歌/俳句、コラム/エセー、批評/論文、とか。それぞれに応じた表現方法があると思うのだけれど、だったら、これまでに見たこともないような表現方法が飛び出してくるかもしれない。

ひかげ
 ああそっか。たとえばミステリーだったら「かまいたちの夜」みたいなやり方があって、詩だったら君がやってるような方法があるとする。そういや短歌のFLASHって見たことがない気がするし論文だったらどんな方法があるんだろ?全く新しい表現方法があるかもしれないね。

赤木
 詩でも、ハイネ
※5とマヤコフスキー※6では表現方法が180度違うだろうし、文章系FLASHは内容以前に表現方法においても、まだまだ追及の余地がひろくあると思うんだ。

ひかげ
 とばしのんはそこらへん、定義が曖昧なのが文章系の悩みどころと言ってたけどね。逆に可能性と見ることも出来る、ってことだね。

赤木
 ひかげが注目するのはどこ?

ひかげ
 自分はもっと現実的かなあ。地味だ何だとあれこれ言われてるかもしれないけど、実は今、最も注目されるべき分野じゃないかと思うんだよ、文章系。

赤木
 べき、というと?

ひかげ
 FLASHの次のムーブメントは、ぶっちゃけ携帯コンテンツだと自分は思ってるから。アドバンテージを持っているのは文章系だよ。

赤木
 派手なアニメや効果が使えない、8fpsベースのFLASH-LITE上では文章系にアドバンテージがあるってことかな?

ひかげ
 簡単に言えばね。もちろん待ちうけアニメやMGなんかもあるんだけれど、まだまだ制限の多いFlash Lite上では、ちょうど2板
※7のFLASH作品が文章系やAA系から始まったような状況がもう一度繰り返されるかもしれないよ。アマチュアベースでは。あくまで希望を込めた予想なんだけどね。

赤木
 FLASH-LITEはどこまで広がるかな?

ひかげ
 さあ。。ただ、これからはW-ZERO3
※8のようにスマートフォンも導入されてくるだろうから、素のFLASHが走るほうが早かったりして。WM5※9のプラグインはFLASH4から5相当まで来てるからね。今の時点でもPDA上ではnum1000※10あたりだったら見事に再生されたりする。PDAは今、最高で500から600Mhzベースの性能になってるからね。

赤木
 スマートフォンは誰でも持つものではないから、巷を席巻するのはまだまだ遠い話かな?まずはFLASH−LITEの拡大はとても楽しみ。ただ、あと、制限があるから文章系、という捉え方はちょっと悔しいかもしれない。

ひかげ
 勿論、技術的に乏しくてもできるから文章系という意味じゃないよん。逆に制限下で訴求力のある物をつくるほうが困難なはず。容量や表現に制限がある下で、たとえばちゃんとした長い話や、きっちり通勤時間を楽しませることができるようなコンテンツは、ますはやはり文章系ってことになるんじゃないかな?そんな視点も含めて今回は文芸祭を見てみようと思ってるんだけど。

赤木
 別アーキテクチャにもひろげられる可能性ってことだけど、実際にやってみてみる?喫茶店や草原や酒場や公園に持ち出してみると面白い?

ひかげ
 うん、今回気に入った作品は手持ちのPDAに入れてあちこち出掛けてみようと思ってるよん。文章が「響く」環境ってPCモニタの上だけじゃなくて、場所によって違った響き方があると思うんだよ。いや、もともとPCモニタ上ってのが最も味気ないのかもしれない。たとえば人生を考えるのに、PCの前に縛りつけられてじゃあまりに味気ない。場所を選べるアーキテクチャ上でこそ真価を発揮するのが文章系なのかもしれないよ。

赤木
 本と同じだね。それこそ文章系ゆえって考えてるんだね。

ひかげ
 一つの可能性として、だけど。ま、そういうわけで。じゃ、次は各作品を見ていこうよ。

※5 ハイネ
 19世紀ドイツ、フランスで活躍した詩人。ドイツの国民詩人とも言われ、中原中也が「エセ詩人」と激しく罵った、詩人らしい詩人の代表としてよく名前を挙げられる。

※6 マヤコフスキー
 ロシア未来派の代表的詩人。ロシア革命の行く末に悲嘆して自殺を遂げる。アンフォルメルな言葉遊びを基調とした詩が特徴。

※7 2板
 2ちゃんねるの俗称。あめぞうを1板、2ちゃんねるを2板と言う、かなり古くてローカルな言い回し。

※8 W-ZERO3
 先日、12月に発売と発表されたウィルコムのスマートフォン=PDAと携帯の一体型機器。

※9 WM5
 マイクロソフトが提唱する、モバイル機器、スマートフォン用のOS。ウィンドウズメディアプレイヤーのことではない。正式名称は「Windows Mobile 5.0」。

※10 num1000
 いわずと知れたスキマ産業さんの名作PV。


つづく