ぼくが死んだら 泣いてくれますか?
ぼくが死んだら 悲しんでくれますか?
ぼくが死んだら 忘れてしまいますか?
ぼくが死んでも 友達でいてくれますか?
ぼくが死んだ朝 雨は降っていましたか?
ぼくが死んだ夜 雨は止んでいましたか?
花は咲きましたか? 花は散りましたか?
ぼくは幸せだったと 思いますか?
ぼくは不幸せだったと 思いますか?
今、この瞬間まで生きられたこと 『ありがとう』
ある少年の最期の手記は 哀しい一枚のメモだけ
孤独と言う名の花に囲まれ 希望と言う名の芽は他人に摘まれ
やっと開いた小さな小さな花は 無残に踏み荒らされ
少年は何を想って この手記を遺したのだろう?
途方も無く深く暗く哀しい想い そんな想いだけが残る17歳
手記に遺された殴り書きの文字は 震えながら涙で滲んでいた
死を畏れ死を愛し 死を願い死を拒み
相反する想いの中で 季節は巡ることなく
冬のまま終わってしまったのかも知れない
彼の手記はまだ終わっていない そんな気がするのです
『そして、ぼくは……もう少しだけ生きて居たかった』
そんな結びで終わりたかった そんな気がするのです


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