2003年5月31日 (土)  雨にも負けず

雨にも負けず


       もうすこしでサモ雲かな

      ただいま!(1)(mpeg動画232kb)
      ただいま!(2)(mpeg動画232kb)

 台風4号が温帯低気圧と名前を変えても関東地方の風雨は結構強かったようである。同じ神奈川県でも海に近い側(湘南地方)では大雨による電車の不通も生じたようだ。幸いにして、ここ相模原の地は時折雨が強く降る程度で台風を感じさせるような激しい風は吹かなかった。

 さて、そんな悪天候の中、私の勤める塾のフロアは朝早くから3年生の子ども達とその保護者の方々で満杯になった。用意した6つの傘立ても一杯になり、授業開始まで子ども達は教室の隅々まで探検に出かけて行く。「事前学習会」―この夏、あるいは来年の新学年からの通室希望者と保護者を対象として行われる父母説明会と体験授業が行われるためである。この不況下にあっても教育に対する熱心さは弱まることはない。また、少子化という言葉もしばしば耳にするが、私立の中高一貫校への進学に関する関心も高まり、受験率も高まっている状況の中でよりよい教育環境の中に我が子を委ねたいという親御さんの熱心さが伝わってくる。塾に通わせるのも、そのための最初のステップと位置付けられるのだろう。

 体験授業は授業参観の形式を採ったのだが、いつもの授業とガラリと違う他所行きの授業をするだけの器用さは自分にはない。初参加の子どもの目、ご父母の真剣な視線に全くプレッシャーがなかったといえば嘘になるが、むしろ、子どもとの質疑応答、板書の際の筆順やレイアウトの工夫、声の出し方など、普段の授業展開の上で配意している基本的なことがらを、子ども達と保護者の方に対し、隠れたメッセージとしてどれだけ伝えることができたかの方が気がかりだった。

 昼近くなって、盛況のうちに事前学習会を終えることができた。雨足が強まる窓外の風景とは対照的に、教室を後にする子ども達の表情は明るかった。


2003年5月30日 (金)  う〜ん


     念のため張った落下防止ネット

      薫風を受けて(mpeg動画232kb)

 台風が近付いているため気圧が影響しているのだろうか。それとも風通しを良くして寝たためだろうか。7時前には心地良く目が覚めた。せっかく早起きをしたのは良いのだが、なかなかうまくはいかないものである。

 ニッキの排泄と十分な運動・トレーニングを終えてからニッキを仕事場に招き、いつものようにPCの前に座っていたのだが、何か臭う。臭気元を確認するためにニッキを促して廊下に出た。いつかのように便を始末する時にトイレの前辺りで落としたのかもしれない。理由はすぐにわかった。自分を先導するように前を歩くニッキのお尻に黒いかたまりが丸く潰れていた。これで、コーヒーを飲みながら、少し前倒しで教材でも作ろうかと考えていた予定はキャンセルしなければならなくなった。早速、屋上に出して左手で尻尾の根元を掴み、不安定にティッシュを持った右手でかたまりを取ろうとしたのだが、毛にこびり付いていて引っ張るといやがって暴れる。難儀する自分を他所に少し距離を置いて、ニッキは笑顔一杯で鞠のように飛び跳ねている。遊んでいるのではないのだ。

 追いかけて首を押さえ、尻尾の根元を掴む。3回トライしたが埒があかないのでティッシュで取るのを断念。ハサミで毛ごと切ろうとも考えたが、危ないのでそれはヤメにして、丁寧に水を掛けて融けるまで洗い流すことに決める。結局はこれが最善の策だったようで5分くらいでキレイに片付いた。もう手にウンが付くのなんて気にしていられないので、直接実を掴んで(失礼)解すように洗った。ビショビショのままでは家に入れられないので雑巾で軽くドライしてあとは自然乾燥を待った。

 今日の排便は中くらいの1つだけかとちょっと不思議に思っていたのだが、そういうこともあるのだろうと深く詮索しなかった。が、後から注意して見ると、屋上のコンクリートの床には茶色いスタンプのような跡が数ヶ所に散らばっていた。お尻にぶら下がっていたのをニッキも必死に取ろうとして結局押し付けてしまったのだろう。

 早起きした分の時間はかくのごとく消えてしまったが、これで少しはウンが付いたことを望みたい。

2003年5月29日 (木)  歯医者は続くよ

歯医者は続くよ


      意地悪ニッキ(mpeg動画232kb)

 治療は今日で終わりだと聞いた覚えがあるのだが、気のせいだったのかもしれない。治療はすぐに終わり、後は歯磨きなどのメンテナンスの指導の話になるのだろうと踏んで椅子に座ったが、奥歯を盛大に削ってセメン(ネオダインというらしい)を詰め、次回に持ち越しとなった。

 まあ、奥歯の辺りのガリガリは、寄る辺無き痛みの前歯に比べればはるかに我慢しやすいし、治す以上徹底的にやってもらうつもりなので、それほどガッカリはしていない。それよりも待合室にずっと同じ週刊誌しか置いていないのことに少々不満を感じるようになってしまった。治療の途中、まだ詰め物をする前の段階でこっそり舌で奥歯の辺りを触ってみた。歯の縁は刺々しく舌の側面に当たり、あれは喪失感というのかポッコリとした空虚な違和感があったが、想像するほどは削られてはなかったようだ。舌の触覚や視覚というものは総合して1つの情報に収束するというよりも、舌は舌で、目は目、鼻は鼻で独特の情報収集をしているということだろう。口内炎など、見た目にはたいしたことがないように見えても、舌はそれなりの緊急状態であることを伝えてくれる。大事か否かといった最終判断は結局のところ、脳の持つバランス感覚というよりは、長年の経験に基づくものであるように思える。脳は非常に緻密な判断を直感的、全体的に行う一方で、ある面では非常に大雑把で散発的な情報処理をすることで無用なコストを回避しているのかもしれない。

 治療を受けている最中は意外にいろいろなことを考えている。相模原のFM放送からの声や音楽を耳は捉えているし、歯科医と助手の指示や世間話なども覚えている。「コンビ」とか「光」とか「根治」といった術語も意味はわからなくても次に何をやるのかくらいはわかってきた。また、今日は歯を削られながら、サモ友の住む瀬戸内の港町から望める傷付いた島の姿が頭に浮かんだ。痛みがトリガーとなって不意に通じるものに共通点や某かの関連性があるところが興味深い。

2003年5月28日 (水)  憂い

憂い


      早く食べたいニャ!(mpeg動画232kb)

 体調が良くなれば良くなったで、また別の不満が頭をもたげてくる。人間の悲しい性、というのではなく、ある程度の不満というものは人間に活力を与えるものなのかもしれないと思ったりもする。人間が現状にすべて満足してしまうのであれば、富の偏在や苛斂誅求といった問題も生じなかったかもしれないが、恐らく人類の進歩もなかったであろう。我慢することも大切である。欲少なく、足るを知ることもまた精神的存在である人間に相応しいあり方だと思う。が、人間には怒り、悲しみ、口惜しがり、妬むというマイナスの感情も生まれながらに備わっている。生きていく中でそれらの醜い感情を克服して昇華することこそ人生の意義だと説く者もあろうし、より次元の高い存在にそれらを委ねるべきだと導く人もいるかもしれない。

 だが、怒るべき対象に対して怒り、悲しむべきときに悲しむことこそ、人間としての純粋なあり方だと思う。わがままと言われようと、人間は社会を形成する以前にまず一個の生命体である。社会を前提に個人が存在するのではなく、わがままな存在である個人が妥協して社会を形成しているはずである。建前としては…。当然、社会化の過程では摩擦や軋轢もあり、また十分な恩恵もある。結局は社会の存立のために、円滑な運営のために、自己のナマの喜怒哀楽は調製されることになるのもまたわかってはいる。そうではあってもやはり言いたい。丹沢が見えなくなるようなマンションの建設には非常に落胆している。願わくばデベロッパーが倒産して建設が白紙に戻ることを、と。そう、これはあくまで個人としての立論であり、社会的な視点を持つ監視者としての自分が見たら、「滅多なことはお言いでないよ」「相手の立場も考えないとね」と控制することだろう。だが、純粋に個人的な心の声というものは誰にも干渉されるべきでない領域なのである。いや、個人はまず十分に自分の立場から物を考えるべきだと思う。さもなければ本当の社会化などありえない。

2003年5月27日 (火)  休養日

休養日


      ごろごろ(mpeg動画232kb)

 へばりついた頭痛もすーすーと少しずつ剥がれてきた。鼻水が出たり、熱っぽかったりするところからするとやはり風邪を引いたようである。頭痛だけが続くのだとしたら却って不安だ。食欲は普段と変わらず、頭もそれほど鈍っていないのだが、起きて仕事を片付け、だるくなってきたら床に入るという病人モードで過ごした1日だった。今日は配送されたスチール製ブックシェルフを3基組み立てて大納戸に設置する予定だったが、気分が乗らずパスした。単純に怠け心による場合もあるが、これは休んでいた方が良かろうという自身の意志に基づくものである(ホントかな?)。

 一昔前ならば、意識はしっかりしているのに、ただ横になっているなんて退屈過ぎてできなかっただろう。ところが今は携帯を寝床に持ち込めばそれほど退屈はしない。時々枕もとの安楽椅子に座って様子を看に来てくれるニッキの鼻デカ写真を撮ったり、いただいたメールに返信したりと…。そんなことをしているうちにニッキ共々夢の中。体調不良を口実にたまにはこういうだらしない生活もしてみるべきだ、というのは言い過ぎかもしれないが。時間というもの、コミュニケーションといったものの大切さがよくわかる。

2003年5月26日 (月)  体調不良

体調不良


  にくこた(母実況つき)(1)(mpeg動画232kb)
  にくこた(母実況つき)(2)(mpeg動画232kb)

 今日は月に2回のしつけ教室のある日なのだが、朝から頭痛に悩まされ、お休みした。恐らく風邪だろうとは思うが、心身のバランスを崩してしまったための不調だろう。自分が多少辛い思いをするのはやむを得ないとしても、他の犬と遊び、存分に草地を駆けるニッキの楽しみを流してしまったことを申し訳なく思う。最初、自分自身の眩暈かと思った夕方の地震。相当大きなものだったようだ。被害の小さいことを祈る。自分もぐっすり寝れば明日には元気になっていると思う。どうかご心配なきよう。

2003年5月25日 (日)  楽しい授業とちょっとした事件

楽しい授業とちょっとした事件


      ネズミかな?(mpeg動画232kb)

 今日は町田にある教室まで出張して行う特別授業の第3回目。1クラス85分×2の授業を2クラスにて行ってきた。正味340分、休憩時間を入れて6時間30分の長丁場である。力のある生徒が対象なので、今日もまたどっさり書かせて発言してもらい、心地良い疲れが残る程度に楽しんでもらった(と思う)。自分の担当しているクラスは賑やかだが、最低限の礼節(と言っても、他の者に迷惑をかけないというけじめに過ぎないのだが…)だけはわきまえることを最低限のルールにしている。授業が終わると誰言うことなく自然に定着した「ありがとうございました!」という挨拶は普段の担当教室でもなかなか聞けない清々しさがある。多少うるさいが、子どものことだ。それは仕方がない。活気のある教室だと思っていた。

 ところが、休み時間に残念なことが起きた。授業開始5分前を告げる予鈴が鳴っているのに、我々講師のいるオープンスペースで授業準備をしている先生を小馬鹿にしたように話しかける子ども2人。本鈴がなる時間になってもまだフラフラしている。この子たちは自分の教えている生徒ではないのだが、あまりのあつかましさに堪えられず、「おい、予鈴鳴っているよな」と注意を喚起してみた。が、相変わらずヘラヘラである。あつかましい子どもの人を食ったヘラヘラほど始末に追えないものはない。細かいことは忘れたが、理性を辛うじて維持しながら普段は温厚でならす自分も「△&$#○!!」と声を上げたはずである。本来であれば自分の生徒の待つ教室に向かわねばならないのだが、捨てて置けない醜い心の姿勢に2人を教室に押し込んで着席させてから無秩序な行為の持つ意図・意味を問い詰めた。本鈴が鳴って担当の先生も入室している。が、これで追及は免れるだろうという表情に対しては「そうはうまくいかないことだってあるんだ」ということをわからせなければ彼らのためにならない。猶も近くに腰を下ろし、教室の生徒全員が押し黙った膠着状態の中で、「いけないことだよな」の問いかけにわずかに首を立てに振ったのを見て教室を辞した。犬でもネコでも人でも優しいからといって舐めすぎてはいけない。そういうことは今のうちに理解しておく方が良い。

2003年5月24日 (土)  行ったり来たり

行ったり来たり


      不服な声出さない!(mpeg動画232kb)

 午前中は新横浜の本部で面談。友人と会ってから相模原に引き返して授業。そして授業が終わって、留守番中のニッキを確認に家へ。ニッキはサークルの中で落ち着いて寝そべっていてくれた。おしっこを済ませてから小休止して、再び教室へ。子どもたちから預かっている定例テストの答案をチェックしてコメントをしてから友人のお見舞いに横浜へ。面談の時間やお見舞いのできる時間などの関係でピストンのように往復を繰り返す忙しない1日だった。だが、人に会い、子ども達に会い、友人を訪ねるという行為の中にわずかでも自分の存在する意味が見出せるような思いがした。良い日だったと思う。

改良点
     改良点

 昨日の日記で触れた2箇所の改良により、脱柵は収まったようだ。それだけでなく、サークルの扉をオープンするまでも落ち着いて待てるようになった。ただ、危急の際の避難ができなくなるのでも困る。この匙加減が難しい。ここから先は、普段はこの柵から出てはダメだよという自分の意思をニッキがどれだけ理解してくれるかにかかっているように思う。頼むぞ、ニッキ!

2003年5月23日 (金)  脱柵対策

脱柵対策


    あれ? 今日はうまくいかないな…。

      遊んでごらんよ(1)(mpeg動画232kb)
      遊んでごらんよ(2)(mpeg動画232kb)
      遊んでごらんよ(3)(mpeg動画232kb)

 数度の脱柵に堪りかね、ニッキがどのように脱柵するのか、その現場を押さえてから本腰を入れて対策を練ろうと、留守番スペースのある寝室の隣にある仕事場で聞き耳を立てていた。近頃は脱柵の要領を会得し5分もあれば柵の外に出て臥せている。

 ややあって、ガタンガタンという騒々しい音が聞こえてきた。ニッキが手を掛けてサークルを揺さぶっている音だ。デジカメの電源を入れていつでもシャッターを切れるようにする。ニッキの出た音。ドアを開けて現場保存のためにシャッターを切り、サークルの歪みやソファのクッションの上の足跡の実況検分に移る。

またやられちゃったよ
当の本人も脱柵は悪いことだとはわかっている?

 バリケンの扉が閉まって、サークルとの間に隙間ができている。どうもバリケンの脇に鼻を突っ込み、そこに自分の体を楔のように打ち込むことでサークルとバリケンの間にスペースを設け、せり上がってソファに飛び乗ったようだ。なかなか考えている。が、感心している場合ではない。

 仕事に出る前にできるだけの手を打った。まず、ニッキがサークルとバリケンの間に入ってしまうところから問題が生じる。そこで、バリケンの扉とサークルを紐で括ってしまうことにした。また、サークルが歪むのは隣のソファが押さえの役割を果たしていないことに原因がある。そこで、クッションをソファの壁側に挟み込み、つっかえとし、サークルが歪まないようにした。さらに、あまった大理石のタイルをバリケンに持ちこみ自重を持たせる…。

 仕事から帰った。ニッキのいる部屋のドアを開けた。照明を点け、サークルの中を見るとバリケンの中で休んでいた。脱柵は無事に防止できたのだ。ニッキを屋上に放ち、まだ1ダース以上残っているルートビアで喉を潤した。

2003年5月22日 (木)  木曜といえば歯医者

木曜といえば歯医者


      蒸気機関車の旅(mpeg動画232kb)

 あともう少しだろう…。元気を出して歯医者に行って来た。今日は3本の虫歯を一度に治療してもらう。右の糸切り歯の先っちょをドリルで削る時はちょっと痛かったが、ペーストのような詰め物をする段階になってホッとする。力の入れっぱなしではなく、どこで息を吸い、吐き、リラックスしてよいかの塩梅がだんだんと体が覚えていく。治療を受ける側もまあ難儀ではあるが、他人の口に指を突っ込んで治療する歯医者さんも大変だと思う。歯医者イスに座りながらそんなことを考えるだけの余裕もできたということか。

 受付で治療費を支払う時に、あと1回で終わりですよと告げられた。来週の木曜日は歯医者さんの前で記念撮影でもしようか。そして、半年に1回は虫歯のチェックをしてもらいたいのですがと言おうかと思ったが、これは時が経過すると守れそうもない約束かもしれないので喉まで出たのだが引っ込めた。ニッキは静かに留守番をして待っていてくれた。さて、ルートビアを1本飲んでから仕事に出るとしよう。


2003年5月21日 (水)  動画撮影の余禄

動画撮影の余禄


      特訓!犬バレー(mpeg動画232kb)

 科学的な根拠や厳密な実験に基づくものではないのだが、犬のニッキとネコの小太郎の間には、ただ本能的にじゃれ合うというだけではなく、何かを伝えようとする、指向性を持ったコミュニケーションが存在するように思えてならない。

 つい先ほどのこと、留守番の務めを果たしてくれたニッキをサークルから解放し、排泄を済ませてからPCの置いてある仕事室に招き入れると、いつものように小太郎が部屋の入口にあるサイドテーブルに腰掛けて、パチンコ屋の全台入れ替えよろしくオープンを待っている。入って来てしばらくはどったんばったんと小太郎がニッキに飛びかかって、それをニッキが軽くいなすというお決まりのパターンなのだが、暫らく時間を置いて落ち着いた小太郎がニッキの傍らに寝そべった。ニッキがじっと小太郎を見ている。

 「何か」が始まりそうだと思って、デジカメを動画モードにして構える。すると、ドギーペーパー(アメリカの新聞を丸めたもの)型の、噛むとキューキュー音がするオモチャを大きな手で小太郎の目の前に「ぐい」と突き出した。いかにも「遊んでみろ」というような態度で。そして、それに応ずるように小太郎はそれを噛んだり足で踏んだりして音を出して楽しみ(少なくとも好奇心を持っていじっていた)始めたのだ。以前にも、咥えていたミルクボーンをニッキが小太郎の目の前に、ポーンと投げてやったことがあった。コミュニケーションと言ってもただそれだけのことだが、相手を認識し、自分の意図を伝え、またそれを受け取ろうとするコミュニケーションの原型を見る思いがした。それも、生存に不可欠な行動においてではなく、「遊び」という精神的にも高度な領域で犬とネコが心を通じ合わせようとしている。

 この後10秒で何が起きるか…という行き当たりばったりの撮影は単なる退屈凌ぎで終わらないかもしれない。インスピレーションを高めるだけでなく思いもよらぬ発見がある。まぁ、理由はどうでもいいか。楽しいのだから。

2003年5月20日 (火)  ルートビール

ルートビール


      隠し撮りバレた?(mpeg動画232kb)

 昨日の日記で、ノンアルコールビールを安く手に入れた、と書いたのだが、これがビールとは似ても似つかない飲み物だった。ROOT BEER(ルートビール)とあるがビールというよりはコーラに近い。そして、コーラにもいろいろ種類があって、メーカーごとに様々なフレーバーが加えられている。コカコーラ、ペプシコーラ、××コーラ、それぞれにダイエットタイプなども。ビールで言うならドライからヘビーまで揃っている。

 さて、今回買ってきたルートビールという代物、一応コーラのカテゴリーに入れてやるとしても自分にとっては相当な異端である。虫刺されのムヒという半練りの薬品があるが、缶を開けてプハーっとやったとき、強烈に鼻腔を通過するのはあの臭いなのである。大丈夫か?こんなの飲んでも…と思ってネットで検索をかけると相当な数の記事がヒットする。それによるとアメリカの禁酒法時代に、開発された清涼飲料水ということだ。ビールの代用としてという由来がルートビールという名称に残ったらしい。

ルートビールだよ

 昨日はとにかく1本空けて残りをどのように「処分」しようかと考えた。飲食物を捨てることは生理的にできないだけでなく、今回の失敗学が生かせないのも口惜しい。弟をだまして持っていかせる。面白い味の飲み物を手に入れたぜと言って、つまみを持参させて友人を招待する…。いずれにしても、潔い解決とはいえまい。ところが今日、カツやサンドイッチに意外とマッチングすることがわかり(我慢の度合いが少し減った程度だが)何とか4本やっつけた。2ダース買ったので完全消化はまだまだ先であるが…、ルートビールがなくてはならない体になっていないことだけを祈る。そうだ! ぜひ、ルートビールを味わってみたいという方がいらっしゃったらメールをください。好きなだけお分けします。

2003年5月19日 (月)  しゃんぷー

しゃんぷー


      バンザイ!(mpeg動画232kb)

 ベトナム土産のTシャツに短パンと室内で過ごす格好(ルームウェアとでもいうのだろうか)がすっかり夏モードになっているというのにここ数日寒い日が続く。空模様も不安定である。コートが少々埃っぽくなり、後足で耳の後辺りを掻く回数が頓に増えてきたニッキをシャンプーに連れていった。留守番スペース改装に伴い、折り畳み式のケージを常時車載としたので、出発までにかかる時間が大幅に短縮され非常にラクである。ニッキと出るとき以外はほとんど自転車か歩きなので、車の中が倉庫のようになってしまわない程度に合理化を図ることとしたい。

 13時にお馴染みとなったペットショップ付設のトリミング部門にニッキを預け、先週火曜日に訪れた多摩境のショッピングタウンへ向かう。この歳になるとテーマパークよりも楽しいところに思われる。トリミングに要する時間がわずかに2時間なので、今日も外資系スーパーのコストコの店内を十分には見回れない。食品の陳列は見事の一語に尽きるが、家電は最新機種が揃っている割には、魅力ある売り場になっていない。余計なお世話かもしれないが、もうちょっと工夫すればいいのにと思う。

 大安売りされていたノンアルコールビールをカートン買いし(ちゃんと「円」が使えることが不思議かも)、フードスタンドで焼き肉のたっぷりつまった太い棒状の食べ物(プルコギベイク)を腹に収めてから建物を出る。出口ではレジとは別に、レシートと品物のチェックを受ける。ちょっと不思議な感じがしたが、国境の検問だと思えばいいやと考えて、ホームセンターへ。持ち帰る積もりだった用材は先週自分が買ったまま補充されておらず、入荷次第届けてもらうことにした。時計は15時をすでに回っている。急いで、ニッキを迎えに行く。サロンの中で自分の姿を認めたニッキは「さびしかったよぉ〜」と、うぉんうぉんと吠える。リードと抜け毛を集めてもらった袋を預かり、クッキーちゃんの待つフード屋さんへと車を走らせた(続きはクッキーさんのつれづれ日記でどうぞ)。

2003年5月18日 (日)  腰が痛い

腰が痛い


      男飯!(mpeg動画232kb)
      男水!(mpeg動画232kb)

 まとまった時間が取れないとなかなかできない大納戸の整理作業にほぼ1日を使った。場所によっては直立できないところでの中腰の作業となるために腰が痛い。また頭をコンクリートの梁にぶつけてできたタンコブ、明日は立派な青タンに成長しそうな腕の内側の打身。

 お金になる作業ではないけれど、それなりの充実感。湯の華を入れた風呂に体を沈め、汗と埃を洗い流すと生き返ったような気分になる。さて、明日はニッキのシャンプー。トリマーさんに預けている間に、コストコとカインズホームに買い物に行く。それもまた整理・掃除関連の買い物であるが。今年は家のどこでも隠さずに見せられるようにしたいものである。

ニッキ留守番センター(改良型)

 メインの作業の合間に、ニッキの留守番スペースの改良作業を行った。従来の折り畳みケージは、いつでもすぐに展開できる形で車に常備することとし、予備役となっていたバリケンを居住スペースの中心に据えた。バリケンを車載することも考えたのだが、バックミラーでニッキの様子をチェックするには不適なのである。ケージやサークルを買う時にはそれなりに考えているはずなのだが、なかなか予定した通りにはいかないものだ。

2003年5月17日 (土)  留守番じょうずにできるかな

留守番じょうずにできるかな


      しんじらんなぁい!(mpeg動画232kb)

 今日は授業の後、いったん家に戻ってまた会議に出なければならない。教室は家から徒歩圏なのでそれほど億劫ではないのだが、この3月から駅ビルに移転したために、片道で2分くらい今までより多くかかる。わずかに2分とはいえ、往復で5分近くのロス。そのために、講習の昼休み(25分間)に家に戻って、ニッキの排泄を済ませてからまた教室へ向かうという技は使えない。ニッキの長時間留守番はそのためにも必要なのである。

 さて、仕事場から家に帰って階段を上がる。静かである。ニッキがサークルの中で静かに休んでくれていることを期待していたのだが、出迎えてくれたのは、サークルの中ではなく階段の上からであった。偉そうな顔で「よっ、お帰り!」と自分を見下ろしている。つまり、サークルを脱柵してしまったというといわけだ。ただ、ベッドの上に飛び乗った跡も、悪戯の跡もなかったので、自分が玄関のドアを開けた音に反応して、それから出てきて「歓迎」してくれたもののように思う。柵を飛び越えて這い出るのが面倒なことだとわかってくれれば良いのだが…。とりあえずはニッキの新留守番スタイル2日目が終了した。

2003年5月16日 (金)  気に入ってもらえたかな?

気に入ってもらえたかな?


      せっせっせ(mpeg動画232kb)

 長時間の留守番のために設けたニッキの留守番スペース。今日から本格的な運用に入った。昨日は自分が外出中も母が家にいたので、時々様子を見てもらえたが、今日は正真正銘の留守番となる。

 念のために、サークルの外にある時計や小物などをベッドの頭にある収納ボックスに退避させ、床を這う電源ケーブルの露出をできるだけ少なくなるようにして、あるいは隠すようにして家を出た。サークルの柵の高さがそれほどないので、退屈したニッキが乗り越えることを心配したのだが、帰ってくると無事にサークルの中でのんびりと寝てくれていた。水を入れてあるホーローボウルも引っくり返した形跡はない。

 部屋の明かりを点け、着替えを済ませるとそれまで寝惚けていたニッキが柵に手をかけて乗り出し、頭を撫でてくれと催促しに近くまで寄って来る。そのポーズが呆れるほどかわいいので参ってしまった。ゲートを開放してすぐに排尿のために屋上に連れていったのは言うまでもない。

 さて、後は長時間の室内滞留に我慢できないときの排泄への対応ということになる。これを無事にクリアしないと長時間の留守番を強いることはできない。パピー時代にはケージの中に敷いたトイレシーツをぐしゃぐしゃに噛みちぎってしまった。明日はそれほど長い外出にはならないのであるが、久々に出番を迎えることになったトイレをきれいに洗ってからシーツをセットしてサークル内に設置してみようと思う。はたして首尾はいかがなものだろう。ニッキの留守番スペースを少し高いところから俯瞰するとワンルームマンションのように見えた。いや、シャレではない。なかなか機能的で快適そうであり、そして自分の学生時代をちょっと思い出すような気分になった。

2003年5月15日 (木)  整理作業

整理作業


      ガムを噛むやつ(mpeg動画232kb)

 外は雨。今日は大納戸の整理作業の後歯医者へ行く予定。歯の治療は峠を越したのだが、整理作業の方では大物の移動作業があり、気合いを入れなくてはならない。作業中はニッキと小太郎の面倒を見ることができなくなる。今のところニッキは昨日オープンした留守番センターで小太郎と仲良くやってくれている。一安心。

 大納戸の大型メタルラックをいったん解体してから別の区画に移動し、彩度組み立てる。この作業がなかなか大変で、金槌にタオルを巻いたものでステンレスの棚板を叩きながら荷物の重さで固くしまった基部を緩めなければならない。午前10時過ぎに作業を開始して、再組み立てを終えるまでに2時間以上かかってしまった計算になる。汗と埃をシャワーで洗い流してから今度は歯医者さんへ。今日から奥歯の治療に入る。前歯に比べれば痛みも凌ぎやすいのだが、それでもドリルが時々神経を刺激して沁みるような、冷たいような刺激を感じる。奥歯の処置を終えて歯医者さんが鏡を使って歯の裏側まで丁寧に調べる。(これで終わりかな)と期待していたのだが、残念、まだ虫歯があるようだ。来週に続く、ということになった。歯医者さんでの待合室ではドキドキしながらも週刊誌やマンガの単行本には目を通したくなるものだ。おそらく「歯医者慣れ」といったところまでは到達しないと思うけれど、正しい歯医者の過ごし方を体が覚えてきたようだ。


2003年5月14日 (水)  留守番対策

留守番対策


      修行が足りん!(mpeg動画232kb)

 夏になって講習に突入すればもちろんのこと、それまでにも散発的ながら、勤めている塾のイベント等で長い時間家を空けることがある。今までであれば、そんな時は、できるだけ早く帰ってくれるように家族の者に頼み、申し訳ないと思いながらニッキにはケージの中で過ごしてもらっていた。だが、頑丈なスチールのケージだともしもの時ニッキが自分の判断で逃げることもできず、また特大サイズとはいえ、体を存分に伸ばせるようなものでもなく、仕事をしていてもニッキのことが度々気になってしまう。自分のいない時にものんびりと過ごしてもらいたい。



 そこで、今廊下と階段のバリアー代わりに使っている組み立て式の木製サークルをもう1セット買い、それを繋いでケージのぐるりを取り巻くように配置してみた。高さが60センチちょっとしかないので、その気になればジャンプして外に飛び出してしまう可能性はあるが、試しにニッキを入れてみたところ、落ち着いて臥せてくれた。当分の間、多少の刺激があったとしてもサークルの中で暴れたり、柵を乗り越えたりしないかのテストをしながら様子を見ることになるが、あまり居心地が良すぎて、留守番が大好きになってもらっても、それはそれでちょっと困る。

2003年5月13日 (火)  ショッピング

ショッピング


      にくこた(mpeg動画232kb)

 相模原市の隣、町田市の多摩境周辺には巨大なショッピングタウンが形成されつつある。今日はその中の1つ外資系の巨大ディスカウントストアCOSTCO(コストコ)に行ってきた。昨年、母が正月の食材を買うついでにスタッドレスタイヤを買った店だ。パンフレットで見る限り、巨大な倉庫か飛行機の格納庫のような所に無造作に商品が積んであるように見えて、正直魅力を感じなかった。が、昨日食べたコストコのダイナミックなアップルパイ(繊細とは程遠い代物だが、いかにもアメリカのパイという感じで後を引く)を食べたら行ってみたくなったのである。

 自分もカードを持って会員にはなっているが、写真コーナーで本人照合のための証明写真をカードの裏側にプリントしないと店内に入れない。パソコンの並んでいるコーナーで早速撮影をしてもらう。自分と似ても似つかぬ悪人面の画像がプリントされた(ここまで似ていないと却って愉快)カードを手にいざ店内へ。個人年会費は4,000円と少々高いが、年に数回送られてくるクーポン(日本でクーポンが定着しなかったのは売る側本位に作られているからだと思う)は、実際に欲しい物を相当割り引いてくれるし、何よりも店内の商品の値段も驚くほど安い。250円出せば、大きなホットドッグ1本とフリードリンクの大きなカップを貰える。ドリンクだけなら80円で飲み放題だ(糖尿になっちまう)。売り物もバラエティに富んでおり、生鮮食料品(新鮮な魚も!)から加工食料品、そしてレジャー用品に農地用のエンジン付き運搬車なんぞも売っている。日本にいながらアメリカの生活を身近に感じることのできる面白スポットかもしれない。もう少しじっくりと店内を見たかったのだが、写真撮影の時に免許不携帯であることと、隣の大型ホームセンターで大納戸用のスチール製ブックシェルフを買わなければならないことを思い出し、偵察程度でお店を後にした。欲を言えば犬を預けられるようなコーナーの設置か。

 今日コストコに行ってきたよ、と母に言えばきっとうるさく感想を聞いてくるだろうし、ちょっとでも誉めれば得意になると思うのでだまっていることにする。

2003年5月12日 (月)  ニッキ笑顔! おまけ:小太郎のジャンプ

ニッキ笑顔! <FONT size="2" color="">おまけ:小太郎のジャンプ</FONT>


 手早くニッキの朝食を済ませてから城山湖へ。毎月隔週2回のしつけ教室も暑さの関係で今回を入れてあと3回で夏休みに入る。早いものだ。今日は、トレーニングに入る前に、先生の連れて来るイチ君、ゴールデンレトリバーのマック君、ウェルシュコーギーのマリーちゃんと一緒に堰堤の草原を思い切り駆け巡った。ニッキの笑顔は自分と遊ぶ時とはまた違った生き生きしたものだ。他の子の行くところを真似て付いていったり、気になる匂いのするときには群れを離れての単独行動となる。他の犬と一緒に遊んでこそ自由運動と呼べるのだろうな、とそんなことを考えた。やはり犬同士の遊びの波動というものがあるのに違いない。とくに走る順序を決めているわけでもないのに、群れを作って駆ける姿に犬の本性を見る。

 思い切り駆けたこともあって、その後のフセはリリースするまで相当長く、しかも落ち着いて姿勢を保持していた。リードを付けた状態で挨拶するとガウガウになるのに、ノーリードだとそのストレスがなくなるというのも面白いものだ。雨の上がった後なのでニッキの腹の辺りが相当ビショビショになるかと思ったが、正午に近付くに従い、少しずつ強まってきた陽射しが草原を乾かしてくれたせいもあって、茶モエドにならないで済んだ。教室が終わった後、キラキラ光る相模川の川面を見ながら少しばかり遠回りをして家に帰った。

      こたジャンプ(mpeg動画232kb)



2003年5月11日 (日)  また建物が…

また建物が…


 我が家から南西の方向にまた大規模なマンションの開発が始まった。クレーンが数本聳え、鉄骨を覆うグリーンのシートが無粋に視界に映り込む。どのような建物ができるのか気になり、歯医者に行くついでに現場まで自転車を飛ばし、公示してある建設計画の概要を見てきたのだが、なんと地上9階建ての規模となるそうだ。そうなると最も魅力のあった展望である丹沢の最高峰、蛭ヶ岳が望めなくなってしまうかもしれない。仮に見えたとしても、大らかな山のボリュームを楽しむことはできなくなってしまうだろう。

 建物の高さ制限の厳格な小規模な分譲地が早いうちに生成されれば良かったのだが、バブルの後遺症で駐車場として塩漬けとなっていた大きな空き地が残っていたのがアダになったようだ。ニッキの運動場を兼ねた、決して広くない屋上から裏丹沢や甲信の山々をニッキと一緒になって遠望するのはささやかな楽しみだったのが、昨年、目の前に15階建てのマンションが立ちはだかってパノラマが分断され、そして今もう1つの視界が失われようとしている。これも時代の流れとしてあきらめる外ないのだろう。

2003年5月10日 (土)  朝の怒声に怒りたい

朝の怒声に怒りたい


 朝の7時頃だろうか。表で「ふざけんじゃねー、バカヤロー!!」という怒声が響いた。分別と軽薄な声の質から判断すると15・6歳の人間のもののようだ。少し離れたところでケンカをした後の負け犬(犬に失礼か)の遠吠えか、あるいは近くのワンルームマンションの誰かに対する恨みなのかはわからないが、心地良い目覚めを妨げられてしまった者は自分以外にも多いはずだ。

 口惜しい、切ない…。本人からすれば大声で喚くことに某かの正当な根拠があるのだろうが、周囲の者にとっては、いい年をした甘えた野郎なんぞただ、消えて亡くなれ、酒でも浴びて野垂れ死ね、という不快の念を催すだけである。また近頃は、管理の行き届かない隣接マンション階下の駐車場にも訳のわからぬ集団が勝手に出入りして大声で話したり歌ったりしていて不穏でもある。

 自分の住むこの辺りは…、などと言うと土地の古老の思い出語りのようだが、昭和50年代後半に越してきた当時は不便ながらも静かなところだった。ところが、鉄道(JR横浜線)が全線複線化され、ターミナルビルもどきのものが整備されるようになる頃から活況を呈し、騒々しいところになってしまった。バブルが弾けた後も、ダラダラとビルが建ち、ゆがんだ形で人口が増えつづけている。飲食店街やディスカウントストアが近いこともあってか花壇にゴミを捨てて行く不埒な人間も多くなった。不便を忍ぶか、騒音を忍ぶかといったマイナスの選択したできない形でしか都市の発展というのはないものなのだろうか。

 相模原も人口が60万を超え、4月1日からは中核市とやらになったらしい。が、ほとんど利用することもないサービスの便宜以外で市民には何の益するところもないとすれば、それを祝う気持ちになどなれない。都市に住む一人一人の立場から住みやすさ、環境の快適さを考えるような人間が議会にも役所にもいないとすれば、まさに痴呆自治である。この街には都市の美観や佇まいといったこと、都市に住む人の人気の良さなども含めて考え、実行できる人はいないのだろうか。

2003年5月9日 (金)  昼寝日和

昼寝日和


 サモ飼いにとって、5月後半から6月初旬にかけては気温が上がり、愛犬の健康・環境管理に神経を遣う時季だと思う。もし世の中がサモ飼いばかりならば、「サモエドにとって辛い季節となってまいりました」とか「我がサモも舌を出し続ける季節となりました」「冬毛抜ける五月」というのが手紙やメールの時候の挨拶になるのではないかとも思う。

 自分の住む相模原も一昨日まではこのまま夏になるのだろうなと思わせる暑さであった。ところが、昨夜の当地は相当冷え込み、外に面したガラスは結露していた。今朝も涼しいというより寒いくらいで、ニッキも一昨日までは出し続けていた舌を引っ込めて、昼近い時間になっても凛々しい口元でスヤスヤと睡眠を楽しんでいる。

 肌を焼くわけでもなし、そして寒くたって水浴を楽しめるサモエドたちにとって、暑いだけの夏というのはただ迷惑で不快な季節でしかないのかもしれない。人間からすれば、せっかく暑さに膚が馴染んできたところに水を差されたような冷気だが、人はまだ服で調節できる。豪華な一張羅のファーをまとったニッキのために我慢することにしたい。

2003年5月8日 (木)  一難去って歯医者デー

一難去って歯医者デー


 無事に仕事も片付いたところで今度は歯医者さんに行く時間が近付いてきた。穿って考えてみると自分の無意識が、仕事を先延ばしすることで、あれこれと自由に考えることのできる空白の時間を埋め、歯医者に行くことのメランコリーに陥らないように調製してくれていたのかもしれない。実際に歯医者さんで治療を受けると大きな痛みなどないのだが、本当に偶に予期しない痛みが走る。大きい痛みというよりは体がキュッとなるような不快で耐え難いタイプのものなのである。ニュアンスはちょっと違うが、小さくても不快な痛みというのは結構あるだろう。例えば紙で指先をスッと切るような、傷口を見るとパクッと割れて鋭利な切断面の奥の筋から血が滲み出てくるといったような。

 歯医者さんでの治療を受けているときには頭の中で、歯の削られる様子や根治の治療器具(実際は形すら知らない)が歯の根元をグリグリと貫入して神経に絡んでキュッと抜かれるような場面が勝手に投影される。想像力豊かというと聞こえは良いが、しなくても良い想像までしてしまうところが人間の困ったところだと思う。

 数回にわたって治療を続けた前歯の根の処置も今日が最終回。だが、他にも奥歯が病んでいるということなのでこのまま治してしまうつもりである。実際に治してくださっているのはお医者さんなのだが、体の不具合が落着すると何か大きな仕事を成し遂げたのと同じくらいの達成感がある。別に威張れたことではないが…。

2003年5月7日 (水)  真正面から

真正面から


 大変そうなことに対しては、やはり大変なことなのだという覚悟で、面倒くさそうなことに対しては、これもまた面倒なことなのだという覚悟でぶつかるのが良いようだ。初めから「案ずるより産むが易し」などと気楽に考えていると、手を付ける前からずるずると先延ばししてしまうということもあるし、作業に取りかかって思わぬ難題にぶつかったときの失望感と挫折感が大きい。仕事のできない場所にいる時には、やっているうちにうまく気分が乗ってきてバリバリこなすさ、そして自然に片付くさ、と思っていても、いざ作業をする段になると「ゲッ、これやるんだっけ…」とゲンナリする。度々経験したことだけれど、目を瞑っているうちに仕事が片付いていることなど決してないのである。

 目の前の仕事、明日までに仕上げる覚悟である。考えてみれば、それほど大変ではなかったな、と感じることができたのはいずれも作業が終わった後なのだ。

2003年5月6日 (火)  転位行動

転位行動


      特急にっき(mpeg動画232kb)

 今日は休み。1日中家にいて、多めに炊いたご飯を有り合わせのおかずで食べている。わびしいね、という人もいるかもしれないが、本人はこういう時間が結構好きなのだ。GWだからでなく、塾の仕事が入っていない日なので休み。休みの理由にこだわることもないのだが、自分の場合、カレンダーで休日になっているからという理由の休みはつい空費してしまいがちである。それなりの理由がある方が1日を有意義に使える。

 さて、今日は早起きしてニッキと遊び、今週(といっても明日から一部を使うのでできれば今日)中に片付けなくてはならない仕事に手を付けた。最初は頭も冴え、作業も順調にこなしていったのだが、そのうちにいろんな雑音が頭の中で囁き始める。あれ、今日は朝刊休みだったっけ? サモ友の家に行くにはどこのICで下りれば良かったのだろう? 等など…。だが、簡単に囁きに負けてしまっては、朝、気合いを入れた分、自分を信用できなくなってしまう。これに負けると午後は散歩だ、帰ってきたら軽くビールだ、ということにもなってしまいそう。意地を張り、一応、最初の目標となるところまで仕事を進めた。そして、PCの前で小休止を取り、続きに取りかかろうとした時、無性に別の仕事を片付けたくなってきた。この仕事とて普段はそれほどやりたくないものなのだが、さっきまでの仕事を続けるのに疲れや飽きが出てきたせいか、魅力的に感じられたのである。はたして、いつもならば内容やレイアウトなど、あれこれと悩みながら進める作業が普段の3分の1くらいのスピードで完了し、それがまた快感となって、前倒しで秋が〆切りの分まで終えてしまった。リズムに乗れたこともあって、内容も熟したものになった。

 だが、この日記をアップしている今も、本命の仕事の方はまだまだ3分の1しか片付いていない。気合いを入れれば今日中に終わるはず、いや終わらせたいのだが、未だに気分が乗らない。どうしたものだろうか。本日0時の様子をちょっと覗いて見たい気もするが…。もしかすると、もっと面倒な仕事に直面すれば、目の前の仕事がキラキラ輝くということなのだろうか。あるいは単純に自分があまのじゃくで怠け者というだけなのだろうか。

2003年5月5日 (月)  犬を通して

犬を通して


 犬やネコのお蔭でどれだけ交友関係が広がったかしれない。あたかも彼らが仲介者のようにいろいろな人と自分を結び付けてくれた。仕事や趣味を通しての友人と最も異なる点は、親しくなるまでの時間の短さである。たしかに、直接会うことのできない距離に住んでいる方も多いため、ネット上でコミュニケートすることになる点も特異かもしれないが、単にネットで情報のやりとりをしているというだけであれば、むしろ警戒の気持ちが働いて、自分をオープンにするというようなことを躊躇うだろう。コミュニケーションの手段はさほど重要ではないように思える。

 飼い犬やネコを通して数回会う、あるいはネットで犬やネコの話をする。そうすることで、話している相手の人となりが自然に理解できてくるように思う。犬やネコが間に入ってくれるために、虚像ではない、等身大のその人が見えてくる。犬ネコ談義に花を咲かせ、論じ合っている中で、彼らが飼い主紹介をしてくれるとでも言おうか…。たまにしか実際には会えない、あるいはまだ会ったこともない人が多いけれど、気持ちの通い合いの深さにおいて、他の友人と異なることはないだろう。犬が結んでくれた人の縁を大切にしたい。

2003年5月4日 (日)  3穴バインダー

3穴バインダー




 ずいぶん前のことなのだが、近くのディスカウントストアの改装のための在庫一掃セールでA4サイズのバインダーを3冊買った。厚手の表装で質感が高かったのと、何よりも1冊10円という金額に引かれて。たとえ値段が安くても置き場に困るような物は努めて買うまいという姿勢なのだが、バインダーなら資料の整理にも使えるだろうと躊躇しなかった。その後、家の建て替えに伴う荷物の移動などにより、思うように整理が進まず、バインダーはフィルムに包まれたままメタルラックに並んでいた。

 大納戸の整理も少しずつ進み、不要な書類を破棄して漸く資料の整理ができる状態となった。A4サイズの用紙を綴じ込むのには、100円ショップで手に入れたZ式と2穴式のものを使っているが、Z式のものは、枚数が増えて厚くなってくるとバサッと束で抜け落ちてしまうという短所が、2穴式のものは留め具の着脱が面倒であるという短所がある。今後役所の書類を含めてA4サイズの用紙が世界標準になることを考えるとパンチをしてすぐに綴じ込めることが望ましい。そんなわけで、今日例のバインダーのフィルムを破って早速使ってみることにした。手触りもなかなか良い。で、早速、子どもたちの成績関係書類にパンチをしてファイルをしようとしたのだが、バインダーを開いて、ちょっと時間が止まった。2穴ではない、3穴だ。たしかに、A4サイズの用紙の長い辺を2つの支点で保持するのは難しい。なるほど…。だが、3穴のパンチなんて持っていない。10円に踊った自分がバカだったのか。

 同じバカならと思い直し、PCのキーボードを叩く。「3穴」「パンチ」でまずネットショップを検索。ない。次に全範囲で検索。あるかもしれない英語のワードを打ってみたり、文房具会社の名前をキーにしたり…。漸く。PLUSで該当商品を見付けた。10円のバインダーのために2400円+@の投資。これが高いか安いかはわからないが、A4の3穴ファイルは既に英米ではポピュラーみたいだ。これからの日本は3穴ファイルの時代になると思う(笑)。





2003年5月3日 (土)  涼しい夜はありがたい

涼しい夜はありがたい




 ワクチンの影響のためだろうか、あるいは暑さのせいだろうか。昨夜から今朝方にかけて、ニッキは床の冷たいところを探してはどさっと体を臥せ、気だるそうに寝ていることが多かった。午前中に外に出したときもどうも元気がなくて心配したが、顔の浮腫みや舌の色の異状も昨日からとくに見られないので、しばらく様子を見ることにした。そして漸く、排泄と運動のため昼前に屋上に出て少し一緒に遊んでやるとこちらの誘いに乗ってくるようになってきた。遊びの後で少し長めのフセと、確実に自分の方に誘導するコイの練習をセットで3本だけやって室内に収容した。午後になって涼しくなってはきたのだが、念のため散歩は中止。



 そういえば、季節の変わり目とあって、昨日は子ども達も頭痛や腹痛を訴える子が多かった。ゴールデンウィークとあって、不規則に休日ができるので生活も乱れるのかもしれない。そして、友人の多くもこの季節はどうも苦手だといってメールをよこす。自分も風邪を引かないように用心しようと思う。

2003年5月2日 (金)  ワクチン接種

ワクチン接種


 4月から5月にかけては、狂犬病の予防注射やワクチンの接種などで動物病院は忙しくなる。行きつけの病院の先生にしても、この時期は狂犬病の集団接種の当番などで病院を留守にすることが増え、うまく時間を合わせないととんでもなく長く待つことになる。

 「5月に入ってすぐならそれほど混まないですよ」という受付の方の勧めもあって今日ニッキを連れて8種混合ワクチンの接種に行ってきた。「それほど混まない」とは言っても、動物病院の前には車が列を作って駐車し、待合室の中も一杯で、結局1時間くらい待つことになった。待つことは覚悟していたし、時間には十分の余裕を持たせたのではあるが、そして待合室や外で待っているいろいろな犬と触れ合えてむしろ楽しかったくらいなのだが、受診する、あるいは注射を打ってもらう人たちの待つ姿勢には少々疑問を感じるところがあった。いくつか挙げると、待合室のスペースがそれほど広くないということもあって、建物の外で待つ人が多く、順番になっても受付さんや他のお客さんが呼びに行かなくてはならなかった。また、先生に呼ばれて診療室に入る時になって、待合室に偶然居合わせた他のお客さんと子ども(人間)のことで世間話を始める…、などである。もちろん、病院の方でも、順番が近付いたら待合室で待機してもらうように促したり、一言注意をすべきなのかもしれないが、不文があたりまえのことを細かい注意書きにしなければならないという事態の方が不自然なのかもしれない。とくに混雑するこの時期、他の順番を待っている人(中には重篤な子もいるかもしれない)のことも考えて行動してもらいたいものだ。そして、受付の方が一生懸命に対応しているのに、非常にぶっきらぼうな、人当たりの悪いお客さんも多い。性格だからしかたがないのかもしれないが、周囲の気分も害してしまうように思う。犬の飼い主としてそういう人たちに接すると非常に親しく和やかに話をしてくださる。それだけに、病院でのちょっとした姿勢が気になったのかもしれない。



2003年5月1日 (木)  5月は…

5月は…


 現在の暦では3月から5月までは春に分類される。9月が秋の、12月が冬の、3月が春の始まり、そして6月が夏の始まりということになっている。自分の住む関東では、まあ、それほどの違和感はないとも思えるが、実際にこの5月という月に身を置いてみると、5月は春というよりも夏に入れてやった方が良いような気がする。旧暦では5月は夏のど真ん中であったというようなことを別にしても、すでに4月の終わりに十分に晩春の気候と風景を味わったように思う。そのあとにまた春があるというのではどうも間延びしてしまう。

 春夏秋冬の四季と1年12ヶ月がたまたま4で割り切れるために、四季それぞれにカレンダーの3ヶ月を当てたのだろうが、5月は夏の仲間に入れてやりたい。夏だけ長くして不公平ではないかというとそうでもない。6月はどうせ梅雨でグジュグジュして夏っぽくないのだからこれは「夏」の休み(夏休みではない)として無季あるいは梅雨季とする。そうすれば夏、秋、冬とも仲良く3ヶ月ずつになる。春は2ヶ月だけということになるが、3月と4月の2月もあれば、日照時間も長くなって気温はぐんと上がり、夕方は明るくなる。それまでの枯れた風景は華やかな花の競演に彩られ、宴の後は瑞々しい緑に覆われる。春はエネルギー満ち溢れる早替わりの季節なのだから2ヶ月で十分なのだ。

 だが、昼は歩いているだけで額に汗が滲むほど暑いのに、夜になると風邪を引きそうなくらいに冷えることもあり、仕事に出るとき何を着ていけば良いのか迷うのもこの5月である。夜になって、昼の暑さがスッと引いて爽やかな涼しさに包まれるのは5月だけが持つ個性かもしれない。サモエドが午後の明るい時間に散歩を楽しめるリミットとなるのも5月一杯ということになろうか。明日はニッキの8種ワクチン接種。