2005年9月30日 (金)  初秋のドッグラン

初秋のドッグラン


 王国のレオンベルガー、ベルクさんを見舞いに午後から王国まで。元気な姿を見て一安心。チロルとも久々に会ってモフモフできた。多少の無沙汰があっても覚えていてくれるのは嬉しいこと。教室で子どもたちに囲まれるのも嬉しいが、犬たちは難しい質問を持ってこない分気が楽である。


  いつも無邪気な笑顔で迎えてくれるチロル

爽やかな大気の中、ニッキも伸び伸びとマイペースでドッグランを楽しんだ。閉園の17時を回ってインストラクターの阿部さん、そして友犬に対する遊びの誘い方が抜群に巧い柴MIXさくらちゃんの飼い主さんと犬話、食べ物の話などに花を咲かしているうちに、辺りは知らず真っ暗になっていた。冷めた闇の中に建物の明かりが冴える。あきる野、なかなか素敵なところだと思う。

 さて、そろそろ帰ろうかという時に、売店スタッフSさん率いる犬の団体に運良く遭遇。愛らしいおばあちゃん犬ザッシーやゴールデンのルチル、ピグミン、ボーダーコリーのスカリー(みんな女の子!)がドッグランになだれ込んでくる。フィナーレとばかりに犬も人も盛り上がる。ニッキは声を掛けるたびに威嚇されていたけれど(笑)。


       夜のドッグランも楽しいね〜

 10歳をとうに超えたザッシーも動きが敏捷で1歳か2歳の若犬のよう。さくらちゃんと交互になって激しく遊びを誘いかける。抜け毛も皮膚の炎症もなく艶やかなコートだった。高齢の犬が元気でいてくれる。しみじみと嬉しいものである。


       ザッシーもすこぶる元気

2005年9月29日 (木)  寒くなってきた

寒くなってきた


 秋の夜長、片付けなければならない仕事をある程度進め、ホッと一息ついてから知り合いのブログとBBSを回っているうちについ2時を回ってしまう。そして、ニッキの求めに応じて屋上に出るともう外は、寒い。室内着の麻の甚平では肌寒く、そろそろ毛布も必要になる季節だ。夏場は汗を流し切るために入っていた露天風呂も、これからは冴え冴えした月光を浴びながら冷えた体を温めるために浸かることとなろう。ニッキが舌を出さずにマズルを閉じて寝るようになればもう歳の暮れも近い。

2005年9月28日 (水)  9月も終わり

9月も終わり


 始まったばかりだと思っていた9月も気付いてみれば終わりに近付いている。以前は、月日の経過を早く感じることは単に我が身の不覚、あるいは老いの証左と消極的に捉えていたけれど、考えてみれば、人は平常、時の観念がほとんど消失してしまうような睡眠という心身の休息を挟んで生きているのだから、ぶっ続けで月だの年だのの長さを把握できようはずがない。そしてまた、その日その日にあってはたしかに時の長さを実感していても、日々のテーマが異なることもあって、それと構えなくとも、元来一期一会の生き方しかできないのが全ての動物である。いや、もっと突き詰めれば生きているといえるのは立った今、「この瞬間」しかないのだけれど、そう割り切ってしまっては時の幅を持って計画も立たず、反省も為しえない。かなりの蓋然性で一応の予測が立ち、時計という執行吏に適度に尻を叩かれ、振り返れば自分の足跡や匂いを確認できる時の長さとして1日という単位は重宝である。仮にこの1年があっという間に過ぎ去ったと感じてしまっても、今年は充実した佳き年だったと言えるよう日々刻々勉励精進したいものである。

2005年9月27日 (火)  冴えない空模様

冴えない空模様


 今日は地元の教室に出講。週に1日だけしか付いていないのだけれど、自分にとっては思い入れのある教室だ。子どもたちとも長い付き合いである。だが、近頃生徒の表情が今ひとつ冴えない。やる気がないとか投げやりというのとは違う。どうも子どもが本来持つような勢いを削がれているといった雰囲気なのである。以前に比べてどうも空気が湿っぽくなったと言うんだろうか…。何かがうまく回っていない。

 テストの結果が思うようにならず、落ち込んでいる子もいるだろう、もちろん結果そのものと向き合い、反省すべきところは反省することが必要なことは言を俟たない。データはデータとして尊重すべきである。が、子ども達は十分に賢く、何が悪いかどうすればよいかを十分に理解できているものなのである。そこに子どもの心の傷にさらに塩を塗りこめるようなことをしてはならない。何よりこの時期、一番大切なのは得点の高低ではない。テストというものが実力そのものを測るものではなく、実力を「どれだけ吐き出すことができたか」を測るものであることを子ども達に認知させることなのである。力を出させるための技術的・精神的援助を授業はもとより個別面談でもバックアップしていくのが本来であろう。そうではないことを祈りたいが、もし、子どもを一枚の成績帳票だけで判断して、「これではダメですねぇ」というようなアドバイスがなされているとすれば非常に残念なことである。具体的な不都合を指摘して改善をはかるのではなく、徒に精神的な重荷を担わせることになるからである。厳しいことを言えば発奮するというのはあまりに的外れな議論であろう。「厳しさ」は子どもの立場になって、その夢を共に追うという立場の下で、個別具体的な局面でのみ意味を持つ。外から投げつけるようなものではないはずである。それはともかくとして、現時の学力以上に大切な彼らの潜在力を教室スタッフ一丸となってしっかりと育てていきたいものである。

 今日は、少しでも楽しい空気に入れ替えるべく、そして子どもが少しでも新しい力を得られるようにと祈りつつ授業を行ってきた。

2005年9月26日 (月)  ブランクを埋める

ブランクを埋める


 ニッキの夏休みも終わり、今日からしつけ教室が再開。とくに、前期プログラムと後期プログラムが分かれているわけではないのだが、夏を挟んで各年の前期、後期とするのが気持ちの上でもメリハリが付くので、便宜上そのように呼んでいる。

 大叔母を病院に送ったその足で城山湖に向かう。暑過ぎないそこそこの晴天でトレーニング日和。今日はシェルティのクルト君も参加。彼は普段は午後からの室内犬コースの生徒犬なのだが、今日は午前と午後の両方のコースに参加するとのこと、勉強熱心だ。先生の愛犬、アラスカン・マラミュートのイチ君、預かりのラブ、ロゼ君と連れ立っていつもの遊歩道を歩いて森の中のトレーニング場へ。季節柄やぶ蚊が非常に煩かったが、次回のトレーニングでは姿を消すだろう。犬たちは程よく湿った草地の匂いを丹念に嗅ぎ嗅ぎしては、一斉に群れになって走り回っていた。最初は独り離れていたクルト君も、一緒になって駈ける駈ける!



 ニッキは久々の勉強ということもあって、気持ちが乗らないのかロゼ君を追い掛け回してばかり。マテの間も気もそぞろで、こちらの虚を衝いてダッシュ。2、3度強めに注意して漸くトレーニングのアテンションを維持できる状態に持っていった。休みのブランクが長かったこともあるが、サモエドはエンジンのかかりが実に遅い。ただ、毎回目覚しい進歩を遂げるわけではないが、最初から比べれば本当に成長したと思う。サモエドならではのガンコさや「賢さ」のためにいい子ちゃんにはならないかもしれないけれど、大声での「マテ!」で停まってくれるようになっただけでも、いざという時には安心である。旅行の最中でも、ゲートを開けての車内待機など、こちらの意を十分汲んでくれるのも、トレーニングの成果の一つだろう。優等生になることは最早望んでいないけれど、お互いの気持ちがきちんと通じるようにトレーニングを続けていきたいと以前より強く思うようになってきた。

2005年9月25日 (日)  仕事して飲んで

仕事して飲んで


 台風17号はもう遠くに行ってしまったのだろうか。一応カバンに折り畳みは忍ばせてはいるが、運良く行きも帰りも傘を差す必要はなかった。

 朝から馬力をかけて添削を片付け、仕上がり分を地元相模原教室に届けてから町田教室へ。昼から志望校別の特別講義2コマと選択講座1コマが続く。子どもたちは朝からテストなので自分達よりハードかもしれない。休み時間も添削に充て、みっちり6時間の仕事。

 帰りには喉の渇きを癒すホウライ牧場のミルクコーヒーでも買って帰ろうと思っていたところに、大好きな「ハートランドビール」の置いてあるラーメン屋があるから行ってみないかという誘いを悪友で同僚のKから受け、即断。結局喉の渇きはビールで癒すことになった。3時間ほどかけて店をハシゴして食べたり飲んだり…。ちょっと過ごしたかなと思ったが、まあ何とかなりそうだ。

 明日からは後期のしつけ教室が始まる。シャキッとした気分で臨みたい。

2005年9月24日 (土)  ドッグラン・プチ大集合!

ドッグラン・プチ大集合!


 朝からの結構強い雨。昨日干しておいたベッドカバーとタオルケットがずぶ濡れのまま洗濯棹にぶら下がったまま。生乾きのまま入れてもどうせ洗い直さねばならないのだから、まぁいいか…。午前中はほとんど何もせずにぼーっとしていた。雑事を片付け、午後から東京ムツゴロウ動物王国のドッグラン会員(会員は犬、人はパートナーという扱い)向けのイベント「第2回ドッグラン・プチ大集合」に参加するためにニッキを乗せて車を出す。中止の連絡も来ないことだし行ってみよう。現地に到着すると、芝生の広場ではなしに、大テントのある、いつものドッグラン・プチを会場としてイベントが行われる旨のアナウンス。生憎の雨と相俟って、たくさんの人や犬が集まるにはやや手狭ではあったけれど、遠く名古屋からいらしたサモ友さんとも会うことができ、また「奥の手」を使ってニッキ出場の尻尾振り競争で3位に入賞するなどゲームも楽しんできた。


愛知からやってきた王国出身のラーナっ子ノエル君


忠犬ゲームではニッキの新カノ、クリンちゃんが健闘


びしょびしょになることなんて気にしないで遊ぶ

 また、雨の憂鬱さは良く考えてみると自分が濡れることの鬱陶しさか、泥だらけになった愛犬を後で洗わなければならないことの面倒さに他ならない。休憩時間に青の広場を自由に使って結構ですというアナウンスがあったので、滅多に遊べない場所ゆえ、ニッキを思い切り自由に走らせてみた。するとクリンちゃんとパワフルな追いかけっこを始めた。全身これ悦びといった感じでかけているのを見ると、もう雨や泥で汚れることなんてどうでもよくなってきた。犬はざっと水をかけて洗えばいい、人はシャワーを浴びればよい。参加してよかった。

2005年9月23日 (金)  アルバム「那須にっき」完成!

アルバム「那須にっき」完成!


   那須にっき

 仕事の合間に日々こつこつとコメントを入れ、本日漸く完成しました。今月初めの那須旅行を記録した「那須にっき」。走行距離は600km弱、1泊2日のコンパクトな旅でしたが、ニッキとともに初めて本格的に北を目指す旅であり、また、訪問先のMさん一家の温かいお持て成しで、我が家にいるような寛ぎの下、楽しい思い出ができました。いつも思うのですが、旅を終え、こうやってアルバムをアップすることで、旅をしたという事実が漸く自分の経験の一部として馴染んできてくれるように思えます。アップ直前にアルバムをチェックするつもりで、予定の時間をはるかにオーバーしてしまうのもそのためかもしれません。

2005年9月22日 (木)  行ってきました「ねこのみせ」!

行ってきました「ねこのみせ」!


 仕事が退けてから急ぎ足で、件の「ねこのみせ」に向かった。今までホームから見た限りでは21時を過ぎてもお店の中は明るかった。少なくとも21時30分くらいまではやっているのではなかろうか。もし、閉店になっていたとしてもスタッフからパンフレットくらいはもらってこようと思って…。

 横浜線の淋しい方の出口に出て線路沿いに成瀬方面に向けて歩く。ビルの外階段を2階に上って小洒落たスライドドアを開けると足許にベンガルの黒猫君が出迎えてくれた。1時間500円、飲み物を頼む場合は200円追加でソファや椅子に座って思うさまネコまみれになれる。ネコを抱くかどうかは、ネコの気分次第。大体の訪問者がネコ大好き人間なので、ネコのいやがることをする人はいないだろう。ネコと遊ぶ道具もいろいろと取り揃えてあって、すでにお気に入りのネコを膝に乗せてまったりしている一団の先客がいた。自分のようにネクタイ締めて「ねこのみせ」にやって来たのは自分が初めてかどうかは聞かなかったが、傍から見ればちょっと浮いていたかもしれない。最初の10分くらいは自分が場に馴染むため、注文したココアを飲みながらネコ達を観察していたが、あまりに動きがかわいいので、追いかけて写真を取ったり、紐を使ってネコをじゃらしたり、子ネコを抱き上げたりと、1時間弱のネコまみれタイムを楽しんだ。



 純血種あり、MIXありでネコたちは空調の効いた部屋で気侭に遊んでいた。何回か通っているうちに心通じるネコ友ができるだろう。最初はちょっと戸惑うかもしれないけれど、ネコ大好きの方はぜひ一度足を運んでほしい。10月からはネコグッズも置くとのこと。全く新しいタイプのお店だ。家に着いたらまず小太郎、そしてニッキに執拗にチェックされた。浮気でもしているようで少々うしろめたかった。

2005年9月21日 (水)  見つけたっ!

見つけたっ!


      1リットルのパックが小さく見える

 今月初めの那須旅行でサモ友さんに教えられてすっかりファンになってしまったホウライ牧場のミルクコーヒー。砂糖を全く使っていない(もちろん人工甘味料も)のに、しっかりとした甘さを楽しめる。近時珍しくネット販売はしていないとのことで、数日前にPCで検索をかけて特約店を探したところ見つけたのが、相模大野の伊勢丹の食料売り場と町田市の「ナチュラルライフ」。大野は行く機会がないので、少し時間に余裕のある時にでも町田のお店を探して…と思って住所を調べてゼンリンの詳密地図にデータを入力したら、なんといつも出講している教室のすぐ隣のビル!

 で、今日は町田出講の日なので、教室のあるフロアに上る前にいそいそとお店の中を探検しながら目当てのミルクコーヒーを探した。なかなかいいお店だが、目立たず損をしているように思う。少々場違いな格好でうろちょろすること数分…。あった! 全部で5パックあったけれど、遠慮して3パックだけ買い求めて教室へ。3パックも買うと帰りに結構荷物になるのだが、1パックだったら普段の出講日にコンビニ袋に入れて普通のカバンにも詰め込める。他にも美味しいヨーグルトやチーズなどホウライ牧場の乳製品が置いてあったが、今日のところはミルクコーヒーだけにした。

 ただ、実に残念なことにここのお店は来月を以って閉店となってしまう。せっかくできた縁なのに残念なことである。まちだ東急の食料品売り場にこのショップのコーナーは残るようだが、どれほどの規模になるのだろうか。また、今日のサービスシールは有効なんだろうか。それはさておき、ミルクコーヒー、いつでも飲めるように置いてもらいたいものである。

2005年9月20日 (火)  たま〜に

たま〜に


 こんなもんが食べたくなる。

2005年9月19日 (月)  地固めをしながら

地固めをしながら


 後期の仕事にしっかりと見通しを付けるために、少し前倒しで授業の下準備をしておいた。涼しくなってきたので、気分も真夏よりは乗る。少し先が見渡せる状態になっていないと授業も平板になる。講談ではないが、授業の「語り」は子ども達の出方をあれこれ考えつつ行わなければ味気ないものになる。それを避けるためにもある程度の連続性やリズムを考えておかなければ、ぶつ切り講義になってしまうものだ。

 それだけでなく、塾のシステムやテキストの内容が目まぐるしく改定される状況下にあって、その混乱や矛盾を事前に解決、緩和すべく、数ヶ月先のことまでシミュレーションしておかないと自信を持って仕事ができないという理由もある。テキストの体裁が例年と変わっていないか。子どもにとっての難易度が大人の想定するものとズレがあるのではないか。模範解答とされているものは子どもに書き切れない言い回しを含んではいないだろうか…。普段教えている考え方を当てはめるだけでは苦しい選択肢の問題ではないか。どこまで原則を貫くか、例外はどの範囲までと厳格に限定しうるか…。結構悩むことは多い。完結しないまま授業に突入ということもある。

 この仕事は、全くの個人技ではなく、大きな組織と現場チームの連携がなければ成し遂げられないことは言うまでもないが、原点は目の前の子どもが来るべき入学試験で良い結果を出せるようにバックアップすることのはずである。だが…と近頃悩むことも正直多い。もちろん賃金を得て仕事をしている以上、会社の目標とする理念の実現に挺身協力するつもりだが、もし「子どものため」という言葉が他の便宜のための単なる方便とされるのなら、自分はスッパリとこの仕事から身を退こうと考えている。最初にこの仕事に就いて受け持った子はすでに立派な社会人。彼らと一緒にあった輝かしい時間を別のものに変性させたくはない。

2005年9月18日 (日)  中秋の名月

中秋の名月


 中秋の名月。カメラの機能任せにしないでマニュアルモードで捉えてみた。去年3万円ちょっとで手に入れたカメラは決して高級機とはいえないが、それでも使いこなせないくらいの多様な機能が満載されている。せっかく持っているんだもの、宝の持ち腐れなどと言われないように旅先ではなかなか使えない機能を使ってみようと、屋上に三脚を立て、月がビルの谷間に顔を出すのを待った。マニュアルといってもデジカメである以上、実際には電子工学的なプロセスが介在するのだろうが、それでも機械の持つより基礎的な機能のレベルで、絞りやシャッタースピードを自由に決めるのは楽しいものだ。光学式のカメラ同様の使用感をデジカメに持たせるために開発者は大変な苦労をしたことと思う。

 名月を眺めて歌でも詠むのが最も風雅なのであろうが、心行くまでファインダー越しに月と語らうというのも決して無粋ではないと思う。雲の掛からない月であれば、どの月だって同じではないか…、とは思わない。やはりこの季節この時期の月は、人が焦がれるだけの凛とした気高さを備えているのだと思う。月を眺めてその美しさを心に刻むだけでなく、後々見て楽しめるようにと理由は付けてはみるが、やはり機械弄りも好きなのだろう。男の子向けの月見作法というものもあってよいではないか。

2005年9月17日 (土)  アルバム完成!

アルバム完成!


 長らくお待たせいたしました。先月29日から今月1日までの関西紀行アルバム「神戸にっき」をアップいたしました。全203枚からなる、アルバムの規模としては今まで作った中で最大のものです。アルバムにコメントを付けながらもう一度旅をしているような気分になれました。お時間のある時にぜひご覧ください。

   神戸にっきへ



 夜中、ニッキの排泄のために屋上にでる。煌々たる月光に人と犬が照らされている。

2005年9月16日 (金)  美しい夜

美しい夜


 昼が短くなった。秋の陽は釣瓶落とし。夏を感じさせる火照りもすでに宵の口には秋の涼しさに取って代わられる。この時間、澄んだ大気と相俟って夜の風景が美しい。窓枠にクッキリと縁取られた建物の明かりが自転車で走る視界の後方に流れていく。

 ニッキのおやつとご飯を買ってから小洒落た菓子を買い、家に戻る。緩やかな坂道で多少力を入れて漕いでも汗が出ない季節になった。ニッキに買ってきたばかりのトリーツを与えてから地元の教室まで臨時出講してきた同僚のKと飲む。〆の雑炊を食べ、熱くて濃い粉茶を飲んでから店を出る。体を包む冷気は何よりのデザートだった。数日前から急に肥えて来たように見える清冽な月を仰ぎ見ながらゆっくりと家路を辿った。

2005年9月15日 (木)  「ねこのみせ」

「ねこのみせ」


 下り八王子方面に向かう町田駅ホームから見える雑居ビル。不景気の煽りでしばしばテナントが入れ替わるのだが、先月の終わり頃、このビルの2階に「ねこのみせ」なるテナントが入った。最初はスナックか何かだろうと思っていたが、お店の中が妙に明るく、ガラスにはスモークもカーテンもかかっていない。遠目にはカルチャーセンターのような趣の店内である。今までそこに入っていたお店の系統からすれば若干違和感を伴っていた。

 タッチの差で乗り遅れた電車が行ってしまってから次の電車を待つ時間、見るともなくそちらの方を見やっていたら、店の中で何かが跳ねるように動いた。ネコ!だ、もちろん動物の。目を凝らすとネコのキャリーケースなどが展示されている棚も見えるではないか。文字通り動物の「ネコ」に関係するお店だったわけだ。飲み屋ではないことは判明したが、それでも立地にかなりの不自然さは伴う。1階は和風の小料理屋、3階はバーかなにかで、隣のビルなどは丸ごと黄色い電飾も華々しいテ○クラである。そんな環境に「ねこのみせ」…。う〜ん、実情を確かめたくなった。次回の日曜日の特別授業の後にでも寄ってみようかな。何かのワナということもまさかないだろうし。

2005年9月14日 (水)  どっぷり仕事

どっぷり仕事


     近くには懐かしい銭湯も

 午前中早くから町田の採点会場へ。この建物はかつての町田校で、以前出講したこともある懐かしい場所。小田急の町田駅から歩いて5分ちょっとかかる。小学生の通う塾としてはやや遠いことに難があり、教室としてではなく今は採点事務センターとして転用されている。ここは住宅地の中にあり、すぐ近くに小学校などもあって、なかなかしっとしとした閑静な環境にある。大地震の際などは今の教室より安全かもしれない。また、近くには昔懐かしい銭湯なども現役で営業している。一度入ってみたいものだと思いながらなかなかそのチャンスが得られなかった。

 もう少しぼんやりと周辺を散策していたかったが、昨日に続いての猛暑と時間の余裕のなさから、早足で会場に直行した。会場となっている教室に入り、一息ついてから先日行った志望校別模試の採点作業。家で休み休み仕事を進めるよりは一挙に片付けるので能率は悪くない。が、いつものことだが、部分点の付与には頭を悩ます。結果として同じ5点でも勢いのある5点と精彩を欠く5点があるのだが、自分たちで定めた採点基準に縛られるため(基準というのはそういう融通の利かなさをもともと持つものだが…)、その枠からはみ出せないことがもどかしい。その後、授業開始までの時間を利用して預かり答案の添削とコメント付けを進める。採点の記憶が新鮮なうちに一挙に答案に叩きつけるように書く。少しでも早い段階で生徒に注意信号たるフィードバックをするのが最大のサービスだと心得る。幸い、自分の出講教室は採点会場から徒歩で数分。ギリギリまで仕事を進めてから教室に移動した。無意味に空疎な休憩はどうも時間のムダのような気がしてしまう。根が貧乏性なのだろう。添削が一段落して今度は元気一杯の5年生の授業…と普段の2.5倍くらいよく働いた1日だった。こんな日はビールを2、3本飲んでもバチは当たるまい。

2005年9月13日 (火)  本日も晴天なり

本日も晴天なり


 猛暑とはいえないまでも秋にしては暑過ぎる1日だった。暑い暑いと言っていても急に涼しくなったりはしないのだから、せっかくの太陽エネルギーを生産的に使おうと、出番がなくてしんなりしていたマットレスやカーペットに日光浴をさせた。衣類でも生き物でも太陽に当てると元気が回復する。夏の間もニッキや小太郎(こいつは毎日ではないが)には10分程度の日光浴をさせるようにしたのは、体内で必須のビタミン生成のためという目的(ニッキの鼻黒維持も)と、コートのケモノ臭さを含んだ湿り気を飛ばして日光消毒するためである。日光浴といっても排泄のついでに少し長めに屋上に滞留させるだけであるが、室内に入れてからニッキのコートに顔を埋めて深呼吸するととっても香ばしい匂いが楽しめる。お天道様とはよく言ったものである。日頃いろんなところでお世話になりっぱなしである。

2005年9月12日 (月)  ビッグなオモチャ

ビッグなオモチャ


 先月末に訪れた兵庫県室津のサモ友Yさんから素敵なプレゼントが届いた。プレゼントというよりは、Yさんの日記を見てすごく欲しくなってしまい、ねだったので送っていただいたというのが正確かもしれない。癖のありそうな目付きのブタさん人形に続いて、サモエド界の一部でじわじわと人気が出ているのがこの「浮き球」である。この浮き球、元々はのりの養殖などに使われるものらしい。それが台風14号の影響で漂流し、多数の流れ浮き球となってYさんの住む町の浜に一つ、二つと漂着したらしい。


      これはいったいなんだろう?

 今日の午前中にクロネコ便で付いたダンボールは思いの外コンパクトだったが、箱から出すと結構迫力のある大きさの黒い玉が出てきた。ゴムの質感をイメージしていたけれど、どちらかというと厚手のプラスチックに近く、ガッチリとした綱が付いている。ということは台風の風雨によってこの綱が千切れたということになる。凄まじいエネルギーに驚くばかりである。

 Yさんの家にいるサモエド×ラブラドルMIX(サモエドール)である♂犬の夢狗(ムク)君からのメッセージが匂いとなって残っているのであろう。ニッキは丹念にその匂いを嗅いで読み解き、小太郎は正体不明の球体に背中の毛を逆立てて警戒していた。風でも吹いて小太郎の方に転がっていけば小太郎はネコパンチを食らわす面白いシーンを撮影できたかもしれないが、その前にニッキが綱を噛んで、じっくりと「検品」できるエリアに持ち運んでいってしまった。この素敵なオモチャを使っての引張りっこ、すごく体力が必要で生半可な気分だと指をちぎられそうになる。いったん取り戻してからゴロゴロと転がしてやると火の玉のようになってニッキも突進、追跡していた。

 サモエドに与えるオモチャというのは難しい。楽しいオモチャであればすぐに壊してしまう。かといって頑丈すぎるとサモは見向きもしないかすぐに飽きてしまう。ところがこの浮き球は両方の条件をクリアする稀有なオモチャである。飼い主にとっても運動不足を解消できるオモチャだと思う。Yさん、ありがとう。

2005年9月11日 (日)  早いもんだね

早いもんだね


 今日から後期の志望校対策特別講座が始まった。普段より早く教室に入り、手続き上のミスがないように手順を慎重にチェックする。何年この仕事をやっていても、忽せにできないところがある。この講座、1コマが各科目105分、12月までの全6回のスケジュールなのだが、これがまた飛ぶように早く1回1回が過ぎていく。そして、10月下旬には「入試まであと100日」からカウントダウンが始まり、見る間に掲げられた数字がやせ細っていく。子ども達、そろそろ目標をロックオンしなければならない時期に差し掛かった。いよいよ真剣勝負の時期到来である。

2005年9月10日 (土)  にっきまっぷ

にっきまっぷ


 那須を訪ねたのを機に「にっきまっぷ」なるものを作ってみた。いろいろと行ったつもりになっていたが、こうやって色分けしてみると単に通過した府県が殆んど。そして西に比べて北はスコスコであることがわかる。都道府県単位だからまだサマになるが、これが市町村単位だったら地図にしてみようという気分さえ生まれないかもしれない。この地図で白いところ、青いところもいつかは真っ赤にしていきたいと思う。北海道であれば、自分がかつて一人で訪れた地にニッキの笑顔があることを今からすでに思い浮かべることができる。

 もっとも、この地図からはSAやドッグショー会場等の車中泊や休憩は「宿泊」や「観光立ち寄り」としては扱っていないけれど、だからといって印象が薄いわけではない。ちょっと休憩で立ち寄ったSAやPAの風景、たとえば住宅街の夜景やら荒れる海に張り付くような雲、そして走りながら横目で捉えた古い街並や空港の照明のクールさにも結構心を揺さぶってくれたものがある。旅はそこにどれだけ長く留まったかということ以上に、一瞬の印象の大きさこそ命なのかもしれない。

2005年9月9日 (金)  サモ曇りの日に

サモ曇りの日に


     きょうたさん、水泳教室ありがとう

 夏期を挟んで久々にあきる野の王国まで。昨日のようなバカっ晴れになったらちょっとキツいなと思っていたが、幸いなことに直射のない理想的なサモ曇り。今日はニッキの水練以外に、那須の動物王国を引退した8歳のサモエド、カフカ君に会うという目的があった。このカフカ君、かつて読売新聞の半紙広告欄の真ん中にドカーンと掲載された子で、それまでにも大好きだったサモエドと暮らしたい、という気持ちに確実に火を灯してくれた子である。遠い原因ながら、今の自分とニッキを結んでくれた特別な存在のサモエドなのである。すでに前日から集まっていた犬友さんたちの輪に加えていただき、カフカ君(「王子」と呼ばれていた!)一行の夕刻早目の出発時間までドッグランで十二分にモフモフさせてもらった。ペロペロ舐めてくれたりはしないけれど、ゆっくりと体を撫でたり掻いたりしてやると気持ち良さそうにごろんと横たわる。1歳にもならない女の子サモを夢中になって追っかけ回し(※ニッキは幼女趣味ではありません。好き!となれば老若男女を問わないだけです…)、その挙句ガウガウと文句を言われているニッキに比べてなんと優雅なこと。「夢のサモエド」は意外と若く、そしてまだまだ元気だった。いずれニッキの東北紀行の際の再会をと願う。


       ちょっと緊張のニッキ


     マロの子カフカ 優雅なカフカ


 相変わらず写真ブレまくりの活動的なルーイ


   クリンちゃんに鼻スタンプを捺すニッキ

2005年9月8日 (木)  夏が戻ってきた

夏が戻ってきた


 台風14号の立ち退いた相模原は夏が戻ってきたかのような暑さだった。不愉快な気分を増幅させるような湿っぽい臭いの残る生乾きの洗濯物をもう一度洗い直し、せっかくの天日に当ててぱーんと乾かす。多少暑くはあっても、天気が良い方がやっぱり元気が出る。午前中に書き物を仕上げてから一昨日の授業の課題を添削。自分で仕事の流れ、勢いをある程度作り出すことができれば、あとはうまくそれに乗っかればよく、作業自体はそれほど苦にならない。仕事に着手するまでの逡巡が結構重いものなのである。そして作業が終わってみるとあれほどもっともらしい理由を付けて仕事を後回しにしたことの殆んどが結局怠惰の一言で片付くことに気付く。いや、最初からそんなことはわかっていたのだけれど…。

2005年9月7日 (水)  台風14号

台風14号


 朝4時頃、窓に吹き付ける強い風の音で目が覚める。台風14号は九州から日本海に抜けたはずなのに、まるで関東に上陸したかのような風の強さである。一応警戒は怠らず、強風が吹いても大丈夫なように屋上の対策は講じたつもりだが、予想を上回る風の強さにまだ暗いうちから対台風対策に精を出した。こういう場合最悪の事態を想定して行動するのは決して悲観的なものの見方というわけではないだろう。幸い雨はそれほどではなかったものの、軽くて面積の大きなものは風に煽られて運ぶのに手間取り、桶やタライなどはとにかく注水して吹き飛びを防止するのだが、ホースから出る水があらぬ方向に飛び散ってしまってうまくいかなかった。空を見上げれば北東から北西にかけて飛ぶように流れる邪悪そうな雲、その隙間から一瞬顔を出した青空と朝日の入り混じった様子が非常に不気味だった。

 一応危険の芽を潰してから一休みし、明るくなってからニッキの排泄を済ませる。風がボーボー吹く中を律儀にきちんと後足を上げて排尿をする姿が可笑しい。そのくせ出したものは風任せで壁にはほとんど当たらない。その後大きいのをするときも位置決めはしっかりと行う。荒天用の簡易モードなどないらしい。こちらとしては早く家の中に入って欲しいのにじれったかったけれど、ニッキとしてはゆるがせにできないものなのだろう。なかなかの職人気質ではある。気持ちはわからないでもないが自分のためにもその辺りは妥協して欲しい。気象庁の台風情報によればこのとき台風は米子の沖100kmの海上にあったらしいが、そんなに遠方にあって(昨年秋の旅でその距離の大きさは良くわかる)これだけの風を起こすわけだから凄まじいエネルギーだと思った。風が少し治まるにつけ、我が家の光熱費を賄うとすれば恐らくこの台風の数秒分のエネルギーで十分過ぎるくらいなのだろうなとつい貧乏臭い考えが頭をもたげてきた。

2005年9月6日 (火)  首掛けタオル、やられたっ!

首掛けタオル、やられたっ!


       おまえにやるよ、もうっ!

 長年愛用してきた抹茶アイスクリーム色の首掛けタオル。神戸、那須と2度の旅ですっかり汚れたニッキのバンダナを外して洗面所で手洗いをしてから仕事部屋に帰るとニッキが隅の方に伏せてもぐもぐやっている。そんな食感の物与えてないよなと思って取り上げるとすでにウェスと化していた首掛けタオルだった。たしかに首に掛けるだけでなく、立ち寄り湯ではバスタオルの代用をし、SAではハンカチの代わりに、山を登っては顔の汗を拭っていたので、すでにスケスケになったところもあったけれど、それなりに思い出深いものだった。ニッキの涙焼けが強くなってきたときにはそれを拭ったこともある。タオルから布巾まで(時には雑巾に近い仕事まで)幅広く活躍してくれた万能タオル。それがちょっと油断した隙にやられてしまったわけだけれど、まあそれが物の寿命というものだったのだろう。仕方がない。ニッキの首に掛けてやったら隅の方を両手で掴んでクチャクチャやっていた。懲りないことだ。

2005年9月5日 (月)  どんよりお天気

どんよりお天気


 朝からだらだらと雨が続く。旅モードの気分を日常モードにゆっくりと切り換えるように、旅の整理をしながら明日からの仕事の準備に着手。結構蒸すが、気温が高くないのでエアコンは停止。スタミナ抜群のニッキもこの1週間の疲れが出たのか、昨日の川遊びが効いたのかフローリングに寝そべって休んでいる。きっと友サモたちと遊んだ楽しい夢の続きを見ているのだろう。

 旅の間に溜まった新聞に目を通す。アメリカのハリケーンの被害の激甚さに驚くばかり。現在九州南部に接近しつつある台風14号。サモ友、犬友の居住地域を通過するので心配である。被害が最小限のものに止まりますように。

2005年9月4日 (日)  豪雨の中を

豪雨の中を


 ニッキの朝の排尿を済ませてから旅館の定食のようなもにもにさん手作りの豪華な朝食をいただく。朝からこんなに食べるのは自分にとっては非常に珍しいこと。ご馳走様でした。一服してから車で10分程度の近くの川へ。水は好きだけれど泳ぐところまではまだちょっとというニッキだが、MONICA'Sの動きに合わせて慎重ながら水遊びを楽しんでいた。遊びも終盤にかかって、足を踏み入れたところが思いがけない深さでわずかながら泳ぎを披露したり、ルーディ君のいる中州の方に波を蹴立てて走って行ったりするのを見ると、ニッキ、結構楽しんでいるんだなと思って自分も嬉しかった。犬だって本能だけで行動しているんじゃなくって友情とか愛情とかいろんな感情の下で走ったり唸ったりしているんだと思う。犬の喜びは犬と暮らす人の喜びでもある。大げさだけれどニッキが「兄ちゃ〜ん」ていう感じでルーディ君のところまで走って行くのを見るとき、感動してしまった。多分もにもにさんも。


        突然走り出したニッキ!

        めざすはルーディ君!

 その後ホウライ牧場で足湯に浸かり、お土産をどっさり買って(もっと買っておけば良かったかもしれない。コーヒー牛乳は超お奨め)、いったんもにもに家へ。これまた豪華なかき揚げうどんをお昼にいただいてから14時前にもにもにご夫妻、MONICA'Sとお別れをして帰途に就く。ニッキはまりもちゃんを連れ帰るつもりだったらしい(笑)。ただ、まだ明るかったのと環八を帰りも通るのが憂鬱だったので、宇都宮JCTから日光方面に逸れて日光市街、中禅寺湖畔、戦場ヶ原、湯の湖を経て沼田に下る。華厳の滝、吹割の滝など、このルートは名瀑が目白押し。ニッキと一緒に見ておきたい景色はまだまだ多い。沼田ICより関越道に乗って家を目指す。途中天を叩き割ったかのような激しい雨に見舞われたが、圏央道に入ってからの行路は順調で21時過ぎに無事に到着。後で知ったことだが、夜遅くになって環八に入ったら大変なことになったらしい。結果オーライということか。

 もにもにさん、大変お世話になりました。またご飯食べに参ります。よろしくお願いします!

2005年9月3日 (土)  那須へ

那須へ


     ニッキ モニカ まりも ルーディ

 那須のもにもに家を訪問。相模原からの道付きの関係でニッキと目指すのはどうしても西が多くなってしまう。本格的に北を目指すのは今回が初めてとなる。首都高を避け、中央道下高井戸から環八を経て外環道に乗り、東北道に乗って北を目指す。暑かったのでSAのあるごとに停まってニッキの排尿と散歩を済ませ、水を冷えたものに交換。12時過ぎに待ち合わせ場所の那須野が原公園に到着。すでにもにもに夫妻と3サモMONICA'Sは到着していた。緑の芝生に真っ白なサモエド3頭は見事に目立つ。ニッキも無事に挨拶を済ませる。もにもに家の男の子ルーディ君のことが「お兄さん」だとわかったのか、ニッキの方から口を舐めに行く。大体2歳の年齢差があるのだけれど、どうやってそれがわかるのか不思議なものである。それから4頭が足並みを揃えて大行進。公園の人々の目を奪っていた。

 その後もにもに家へ向かう。西那須野の町は一直線の道なので一度覚えればわかりやすい。新しいウッドデッキでバーベキューを楽しんでいるところに郡山からサモ友くらさんと海君が到着。大きくて優しい顔をした海君だったけれど、お互い未去勢のため、ニッキが海君に対してガウガウ攻勢。これまた何でわかるんだろうか。わからなくていいこともあるのに。もに家の中ではニッキがまりもちゃんにしつこく遊ぼう攻撃をするけれど、顔面パンチや乗り乗りアタックと愛情表現ががさつなニッキはさりげなく無視されてしまう。何度かチャンスをくれるまりもちゃんにニッキはいつも同じ対応(優しく顔を舐めるところまではいいんだけどね)。進歩しなさい、ニッキ。

 夜になって、随分と涼しくなる。近くの牧場の中にある立ち寄り湯に連れて行っていただく。いい感じで露天風呂に浸かっていたらいきなりの雨。留守番をしているサモたちのために急いで引き返すと、ニッキもバリケンの中でゲボをしていた。興奮したのだろう。昼の暑さが祟ったのか自分も軽めの熱中症ぽくなったのでまりもちゃんのクッションを借りて休ませていただく。2時間ちょっと寝て回復。すると急に空腹になってきた。先ほど夕食に作っていただいたエビチリとマーボー豆腐がさらに食欲をそそる。もにもにさんは料理がうまい。料理を食べに関西からサモ友が訪れるというわけもよくわかった。2階に自分とニッキのために1室を用意していただきぐっすりと休む。

2005年9月2日 (金)   

 


 昨日と今日を使って仕事のための準備を整え、メールチェックと旅の記録の整理などに充てる。長い旅の上で、自分の家も宿の一つと考えるとまた楽しい。午後から明日からの北関東紀行のための準備。日曜日には戻る予定なので装備をぐっと絞ることにしたい。旅のための必要十分な支度としてのインテリジェンスコンパクトを目指したい。

2005年9月1日 (木)  帰相

帰相


 狭い車の中でも随分寝られるようになった。松代SAを車中泊の地にしたのは家までの距離の他、夜は冷涼だろうという見込みの下。思ったとおり夜明けは肌寒いくらいで10cmほど開けた窓を閉め切ったくらいだった。給油をしてから7時過ぎに松代を出発。更埴のJCTを過ぎて暫く走ってから梓川SAに入る。ここはニッキと暮らす前に一度訪れたことがある。多少靄っていたけれど北アルプスの山々を観望することができた。10時に松本城近くの駐車場に車を止め、松本城を巡る。姫路城や岡山城ほどの縄張りではないものの、黒塗りの壁を持つ天守閣は国宝の名に恥じない堂々たるものである。犬の立ち入りをヒステリックに禁じる立て札も見当たらないのが嬉しいではないか。この後近くの開智学校前でニッキの記念写真を撮り、11時過ぎに松本を離れる。松本城内でも、開智学校に隣接する開智小学校の校庭でも大規模地震に備えての消火訓練や避難訓練が行われていた。旅の途中に災害に巻き込まれたらどうしよう。そういう事態に至らないことを祈るばかり。



 もう少し涼しければ昔軽トラックでよく訪れた諏訪の町をニッキに見せてやろうと思ったが、外気温が30℃近くあるので諏訪湖SAからの展望だけで勘弁してもらった。蓼科や八ヶ岳も沿線には控えているけれど、今日はあんまりのんびりできない。ショッピングセンターのように賑わう談合坂SAで最後の休憩を取り、一路自宅を目指す。14時過ぎに総走行距離1599.7kmの旅を終える。