コンビニ、深夜にて
1999年10月27日(水)
深夜3時過ぎに、近所のコンビニへ行った。
店員がいない。まあ、レジに商品を持っていけば出てくるだろう。
買う品を決めて、それをレジに持って行った。しかし、店員は出てこない。
「すいませーん!」
私の声はでかい。しかし、誰も出てくる気配がない。
「すいまッせーんッ!!」
やっぱり誰も出てこない。
なんてこった、寝てるのか?ゲームでもやってるのか?前に、ここの店員がカウンターの上で「スクランブル・ギャザー」をやっているのを見たことがある。
おいおい勘弁してくれ・・・と思っていると、長距離トラックの運ちゃんが二人、店に入ってきた。来客を知らせる電子音を聞きつけて、ようやく店員が出てきやがった。
出てきたのはいいが、こいつ寝ておったな。
カウンターに商品を置いても「何円になります」とも「温めますか」とも、一言も言んで突っ立っている。
それどころか、カウンターか何かを、見るでもなく突っ立っている。ちょっと押せば倒れそうだ。
「何円です」とも言わぬから、私はレジの表示を見て、カネをカウンターに置いた。
そうしたら黙ってカネをレジにしまいおる。10円50円とカネを然るべき場所に振り分けようとするが、指先が凍傷にでもかかっているかのように手間取っている。
やっとカネを振り分け、レジを閉じても、またどこを見る風でもなく突っ立っている。
私はそのまま店を出た。なんとも薄気味わるいので私は文句も言わず、レシートも釣銭(2円)さえも受け取らずに出てきた。「何円になります」とも「ありがとうございました」とも一切声を聞かなかった。
いったい何なんだ。
深夜のコンビニバイトがどれだけ心身に負担を与えるかは、知っているつもりだ。しかし、いい加減な。どれだけ疲れているかどうかは知らないが、なめているのか。客であることを笠に着るつもりはないが、さすがに苛立った。
■後年記■ |