テスト前日に飲み
1999年12月13日(月)

 学問とは何かなどと講釈垂れておいて、私はテスト前日に飲みに行った。バカと言われても否定するつもりはない。しかし、私の信条として、「尋常ならざる生活を送るべし」というのがある。ここは、敢えてテスト前に飲みに行くのも極道学生というものであろう。そもそも、この日飲みに行ったのも、私がテスト前日だからである。
 居酒屋には、会社帰りのYシャツが少し居ただけで、学生らしき者は我々の他にひとりも居なかった。


 さすがに12時前に解散し、無事家に着いて寝たが、私は何らテストに対して不安はなかった。その講義は毎回のように出席していたし、その内容もある程度は理解し、噛みしめているつもりだからである。
「私の4単位に乾杯!」
 などと乾杯の音頭をとり、テスト前に酒を飲むという行為の悦楽にひたっていたが、取れる単位を捨て、わざわざアホをやるために負債をつくるようなことはさすがにしない。余裕あっての愚行である。 


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