一期一会
2000年03月09日(木)
高校時代の旧友から電話があった。
パソコンの購入について、車のことなどで一通り盛り上がってから、話は入試の話題になった。
友人「センター試験って年に2度になるんだよね」
私「それは知らなんだ。私には一生関係ないことだからのぅ」
友人「そうだな。で、センターは今度から、浪人している奴の前年度の点数も見るらしいよ」
私「ほほう、それはチャンスが増えるな」
友人(私が、「それはよい制度だ」と言うと思ったらしい)
私「人生にはやりなおしは利かないんだよ!」
友人「(大爆笑)」
人生は一期一会の連続。
日々が人生の不可逆変化。
「次がある」との甘えを受験生に持たせてどうするんだ!
・・・なんて一瞬思ったが、人生のやり直しが利かないからこそ、より広いチャンスがあった方が、大学は優秀な学生をより適正に選出でき、学生は自己の可能性を開拓できるというわけだ。
にしても、私の意表をついた発言には、友人は腹を抱えんばかりに笑い転げていた。電話越しにその図が目に浮かぶ。
表層的に話を合わせ、ノリを捏造するだけの会話など私はしない。日頃、真摯に思うこと考えることを何でも口に出し、そしてその言い方・言い回しは雰囲気に合わせて突拍子もないネタとして話す。
ただバカなこと、突拍子もないことを言うだけならば、アホでもできる。私にとっての会話とは、アホを言い、意表をついて相手を笑わせると同時に、発言の根底には思考が存在する。そういうものである。
これだから会話はおもしろい。