帰れ、クズ
2000年04月05日(水)
私が1年のころは、10人いるかいないかだった。
しかし、棒術部はこの3年で予想さえもしないほど大人数化してきた。
そのため、棒術部の間口は外部の人間にとっては広くなり、出入りに抵抗がなってきたとも言える。それは、より多くの新入生が棒術部に顔を出し、そしてサークル選びの一環として棒術部を見てくれるということであるのだが、それと同時に、以前ならば間違っても来なかったようなクズが顔を出すようになったことにも繋がった。
今日の飲み会に来たクズ、今度来たら叩き殺してくれるわい。
あの野郎、途中から何しに来やがった。新入生の一人に電話して、勝手に来たみたいだ。
新勧荒らしか?
「ただ」来ただけじゃねーか。
新入生同士、友達として棒術部の見学をしてくれるというのならば、それはそれでいいが、どう考えてもあのクズが棒術部を「サークル選びの場」として考えていたとは思えない。
誰にも挨拶なしに、いきなり居酒屋に来て、友人の隣に据わりやがった。ここはpub(publicの語源。誰でも自由に出入りできる社交場としての飲み屋)じゃねーんだよ。我々棒術部の新入生勧誘&歓迎コンパだ。
我々が新入生におごっている酒は、どこからカネが出ていると思っているんだ。1年かけて皆がカネを出して積み立てし、新勧直前にも少なくないカネを全部員が出し合っているのだ。
そのカネで新入生を歓待しているんだよ!
結果として歓待した新入生が棒術部に入ってくれなくても、それはそれが構わない。それは、その新入生が棒術部に合わなかったのか、それとも我々に稽古や飲み会に魅力がなかったということだ。
しかしな、最初からサークル選びもクソもなく、ただ、酒くらって、女の子の携帯番号聞くだけのクソ野郎に飲ませる酒などない!ナメるなクズが!
そのクズは、飲み会にやって来るや否や、私の隣に割り入って座った。元々狭い席で、私を脚で押してスペースを確保しようとするし(こっちも脚を組んで押し返したが)、人のタバコは勝手に吸うし、しまいには私に指で合図して「タバコに火を点けろ」と指図する始末。
なめてんじゃねーぞ、ガキがッ!
先輩・後輩抜きにしても、いい気になりすぎだ。
私はあんな軟弱野郎になめられるような人生歩んできたつもりはねーんだよッ!便所の床の味を体験するか!?
オールラウンドにでも行って、イッキして吐瀉物にまみれて死にさらせッ、ダボが。
二度と棒術部に来るな!
奴は、ホントに「ただ」来ただけだった。
来た理由は、「友人がいる」「カネがかからない」「一応女がいる」の3点に集約されるだろう。「サークル選び」や「顔出し」でさえない。
新勧期に於いて、新入生の上下関係・礼儀についてとやかく言うつもりはない。ただ、クズがこの世に存在し、こともあろうか、そのクズが我が栄光の棒術部に出入りしていること。その一点が、気にくわないのである。
クズというのは、「無礼」なのではなく、「バカ」なのである。
単純に「礼儀」という概念がなく、「他者」を想起する能力も低い。そして、イメージとステレオタイプで凝り固まり、物事を判断・認識するのに要する時間は1秒もない。ほんの少しばかり「真摯」になることもほとんどなく、些細な苦労を厭い、(表層的な)他者の目を気にして、ただ愚鈍に刹那的に日々を過ごす。
まさに、何も築かず、何にも堪えないクズである。
こんなクズは棒術部には必要ない。
クズは新勧期だけで消えるだろうが、新勧期にクズが棒術部の飲み会に跳梁跋扈しているのを見て、まともな、真摯な新入生が引くのではないか。食い逃げ程度のクズにイメージダウンまでされ、人的資源というもっとも貴重なものを得る機会さえ奪われるのはガマンならん。
それが気になって仕方がない。
■後年記■ |