東京小旅行
2000年04月30日(日)

似非極道。滑稽なだけである


 棒術部に於いて新勧期の「東京小旅行」は、私が1年のときからの恒例行事となっている。その内容は、浅草や上野など、東京の名所を回ろうというもの。
 雷門や浅草寺と言ったら、なんか定年後のジジィがヒマと小銭使って行くような気がしてダサい感じがするが、地方出身者は大抵行ったこともないし、関東の人間もわざわざそんなところに行ったりはしない。だからこそ、却っていいのだ。
 入って間もない大学で、コミュニティとして団体行動を起こし、普段行かないようなところに行って、非日常的な気分と集団意識を持つ。これは、サークルにとして、なかなか有意義なことである。
 結局は人間関係に尽きるからね、サークルは。
 まあ、どこのコミュニティでもそれは言えるのだが、サークルで得られるものはやっぱり人間関係でしょう。カネもらえるわけじゃないし、看板に掲げた武道やスポーツも、それに全てを捧げるわけじゃあないし。


 で、私は背広で行った。
 Yシャツまでをもダークに決め、グラサン(度入り)をかける。
 人がよけるよける。
 混雑した仲見世でも、道が開いていいわい。
 主将が袴で行ったのと、私の極道(チンピラ?)スタイルだけだったな、今回の仮装は。しかし、これで新入生諸君にも、棒術部がアホができて、アホをやりたくなる場所だということを感じてもらったようで、私としても嬉しい。


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