第三回AC合宿
2000年05月04〜5日(金〜土)

 私にとって、今年度のGWに於ける最大の行事は、アーマードコア合宿、略してAC合宿である。 
 戦闘マシーンを自分で組んで、それを操作して戦うゲーム「アーマードコア」。これは、普段ゲームなどほとんどやらない私も、人間との対戦に燃える数少ないゲームである。まあ、こういう機会でもないとやらないのだが。


 今までの大会大海では「プロジェクト・ファンタズマ」を使用していたが、今回から第3作「マスター・オブ・アリーナ」を使用することとなった。新兵器もわずかに追加されたが、それよりも「核ミサイル」と「フィンガー」が弱体化され、バランスがとられたことの意義が大きい。
 しかし、マップが変則的・極端なものが増えた一方で、オーソドックスなものが減った気もする。
 うまくいかんものだ。


 だが、今回はじめて設けられた「×××××リーグ」には笑った(差別用語かも知れないので伏せ字)。
 いかに外見的、機能的に笑える機体であり、そして強いかを競うというもの。
 初参加の1年生の機体には笑った。
 どう見てもエヴァンゲリオン初号機にしか見えない「エヴァソゲリオン」、RISING ABILITY6000という跳躍力の他は何も持たない「ガリガリ君」など、なかなか凄絶であった。私は、どうみても日雇い労働者にしか見えない「土方」で対抗したが、インパクトと笑いでは負けた気がする・・・。


 ACの他は、「フルメタルジャケット」のDVDを訓練所のシーンだけ鑑賞し、禁止用語に笑い、ランニングのシーンの替え歌を歌うなどして騒ぎ、また、ある後輩に「東鳩」を初プレーさせて、クリア直後に「既知街」をやらせるなどの非道な行為も行った。
 あとは、深夜寝ボケながら「学校であった怖い話」をやり、片方の部屋では悲鳴。もう片方の部屋では「東鳩」の平和的な声が入り交じるという奇怪な状況も現出した。
 その後寝たが、今回も毛布の数と人数は一致。凍え死ぬ者は出なかったか。
 まあ、前回のように床に体温を奪われて芯まで冷えるようなこともなく、平和に寝られたのだが、4畳半に4人、6帖に3人という変則的な人数分布のため、4畳半で寝た私は、窮屈で仕方がなく、起きたときが一番疲れたものだった。


 一人暮らしのアパートにたまり、夜までゲーム三昧。朝に仮眠。昼に起きだし、またゲーム。
 堕落した生活のようだが、こんなアホなこと、人生に於いてそうそう何度も出来まい。二画面対戦のゲーム自体、2台のテレビと2台のプレステ、2枚のCD-ROMでもって二画面対戦することなど、そうそう簡単に出来ない。機材もさることながら、人間も揃わない。
 私の大学生活、あと1年ちょっと。
 目一杯楽しみ、後輩連中とそのアホな時間を共有しようではないか。
 社会に出てからは、ゲーム大会どころか、他人の家に泊まって雑魚寝なんてことも出来なくなる。バカ学生のうちは、バカ学生としての楽しみを享受してくれようではないか。


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