コンバット
2000年06月12日(月)
今月に入ってからというもの、黒くてヒゲの生えた物体が、我が家を跳梁跋扈しておる。
奴らはどこにでも現れる。引き出しの中。便所のスリッパの中。フロの浴槽のヘリ。台所の壁・・・奴らを見つけめたびに、私は奴を撲殺せしめんと日経新聞を丸めるが、奴らはそのスキに巣へと逃げ帰る。
このクズめが!
機動性に富み、重装甲で身を固めた奴らと戦うにあたって、格闘戦に頼っていては埒があかぬ。そう思い、奴らを殲滅せんと思いて化学兵器の購入に踏み切った。
買うのはもちろんコンバット!
奴らは巣に帰ってフンをし、他のゴキブリがそれを喰う。
仲間のフンを喰うとは・・・なんて奴らだ。地上で最悪の生命体めが。これはやはり滅殺するしかない。コンバットは、奴らに毒入りのエサを喰わせ、そして毒入りのフンによって大量殺戮を図ろうと代物。これは楽しみだ・・・。
スーパーでコンバットを1箱買った。
スーパーに立ち寄ったついでに、キャベツ、ニンジン、青梗菜なども買い物カゴにぶち込む。そしてレジに出した。
レジのおばさん、私が出した買い物カゴを見て顔をしかめ、コンバットを真っ先に取り出して袋詰めにし、隔離しやがった。
そんなに食料品とゴキブリ駆除剤を一緒にすることが不快なのか。あのおばさん、「くぉの、一人暮らしのバカ学生が」とでも言いたそうな、得も言えぬ表情をしておったわい。
たかが箱だろ、箱。何の問題があるのやら。
それはさておき、コンバット。
早速設置したが、どれほどの効能があるのやら・・・。