夏合宿反省会の後・・・
2000年09月20日(水)


 私は渡米中だったこともあって、棒術部夏合宿には参加していない。
 しかしこの夏休み最後の日、私は棒術連中と久方ぶりに会うために、大学へと登校した。
 そして、反省会を終えた後、私はかねてから約束していた「放出品」を後輩にバラまいた。
 「放出品」とは、私の部屋中の物品が収拾つかなくなってきたため、遠くない将来の引っ越しを鑑みてバラまくことにした物品のことである。本やビデオが大半を占め、渡米前からリストを掲示して、希望者を募っていたのだ。競合のなかったものは、適宜撒き、本日がその第一段である。
 希望者に取りに来させてもいいが、いつ来るとも知れぬ引き取りを持っていては、部屋が片づかない。自分で少しずつ持って行って、とっとと始末してしまいたかった。


 べーやん(仮名)には「戦略戦術兵器事典@中国古代編」「戦略戦術兵器事典A日本戦国編」「戦略戦術兵器事典Dヨーロッパ城郭編」「特殊部隊 対テロ戦争−兵士・武器・戦術」の4冊。
 買えば1万円以上はなる代物である。
私「恩に着ろ」
べーやん「恩に着ます」
とのこと。
 その他、HMX-12氏(仮名)には「サイコ」C、スーパーコミック劇場「TO HEART」@。
 倉永氏(仮名)には「吸血姫美夕」@、「怪盗セイントテール」@をそれぞれ放出した。


 さて、反省会の後、当然のごとく飲み会となった。
 今回は、学祭の前夜祭をいかなる形態で行うかのテストも兼ねて、芝酒と決め込むこととした。飲み会の形式云々というのは、棒術部の人数が劇的に増加しつつあるため、今年は学祭に於いて部室にとても収容しきれないという事情がある。去年の学祭でさえ、廊下に溢れ返っていたのである。このままでは物理的に部室の容積が荷物とコートだけで限界なだけではなく、酔っぱらいを管理しきれずに危険でさえある。そのため、芝酒ははどうかというのが一つの案として浮かんだのであった。
 ちなみに立教大学では、屋外で飲むことを「青コン」と言うらしい。
 危険な響きである。
 その立教大生に、ある棒術部員が「中大では芝酒と言う」と言ったところ、彼はそのネーミングにたいそう感心したとのこと。立教は、瀟洒な校風とのイメージがあるが、実のところ、地方の土豪や中小企業の社長の息子がやたらと多い大学である。それ故、泥臭さは中大に引けを取らないらしい。


 さて、久方ぶりで芝で飲んだが、どうもピクニックのようだ。
 かつてのような、密儀的な、狂気と侠気の匂いのしない飲み会である。
 みう氏(仮名)が、「"in the grass"ですね」とわけのわからんことを行って来たので、「"on"」と訂正。
 inでは、背の高い草むらの中に埋没していることになる。
 いや、どうでもいいんだけど。


 そして芝酒後は、1年生T氏宅へと押し掛けた。
 人員は主務F氏、課長、倉永氏、無名氏(仮名)、П氏(仮名)。
 家主であるT氏は、部屋を広くするために、何を思ったかテーブルを持ち上げ、ベランダを開けてそこからテーブルを放り出してしまった。凄まじい所行である。そして、食料の買い出しに向かう面々は、ベランダを乗り越えて出入りする始末。近隣住民が見たら、賊と思われて通報されても文句は言えまい。
 課長は、帰るときも午前4時にベランダを乗り越えたものであった。
 なんとも荒っぽい夏休み最後の夜であった。


 さて、ここまでがプラス面のみの記述。
 これから私好みなどす黒い話を。

 ピクニック芝酒の際の人間模様には、なかなか笑った。
 いや、笑うしかなかった。
 人が増えれば増えるほど、総体としての人間関係の濃度は下がり、そしてかなり偏ることとなる。


 あと、この場に於いて仕入れた笑えるが、実際笑えない情報。
 4年生で幹部の■■が、夏合宿のバスの中で取った行動。
 自分の周りに人が寄りつかないものだから、人の席を分捕って移動し続ける。
 SAやPAのたびに、ハイエナのごとく後輩の席を奪っていたそうな。
 それも、3年生の席には近寄らず、1年生の中でわりと孤立している奴の席を狙い澄まして奪うという。席を奪われた1年生は、かわいそうに、どうしてよいかわからずにさまようしかなかったとのこと。
 最低のクズ野郎だな。
 そして、■■はあちこちに獲物を探し求めて移動を繰り返し、そしてどーでもいい話をして、その「場」をぶち壊して去っていくそうな。
 クズめ。
 先輩は、「場」を支配してしまう暴力性を無条件に持っているのだ。
 その刃を、自らの思いのままにふるうとは、最低のクズだな。
 奴は粛清せねばなるまい。 


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