反社会的泥酔者
2000年11月22日(水)


 11月半ばに誕生日を持つ私、課長(仮名)、タリン(仮名)の3名。これらの人間の誕生会という名目に於いて、部室にて鍋会が催された。1年諸君が手慣れた手つきで食材をぶった切り、1年C氏が持ち込んだきりたんぽをぶちこみ、なかなかの鍋を頂くことが出来た。
 酒もうまい日本酒が持ち込まれ、■■氏と1年の歳三(仮名)がつぶし合うという凄絶な(だが、いつものことのような)光景が繰り広げられた。しかし、こんな日常の延長の光景が、この後の騒擾を引き起こそうとは。


 部室を撤収し、庶務課に借りていた部室の■■氏が急ぎ走って返却に行った。
 このとき、■■氏がサワーの500ml缶を持っていってのを、奪っておくべきだったかもしれぬ。まあ、そんなことで、この後に起きる騒擾は緩和できなかったとは思うが。走って庶務課へ行き、そして走ってモノレール中央大学駅に向かってくる■■氏。その500ml缶をあおりながら歩く姿は、100メートル先からでも異常だと感じた。
 そう、走ってきたためにアルコールが急激にまわり、■■氏は一気に泥酔状態の入り口にさしかかっていたのである。■■氏は「HANDMAIDメイ」を観るために私の家に来ることになっていたが、凄まじく嫌な予感はしていた。いや、「嫌な予感」というよりも、酔っぱらいに我が家の敷居をまたがせる事への抵抗と言った方がいい。家が逆方向にも関わらず、同じく我が家に来てくれるタリンと、途中まで同じ電車に乗るトーマス(仮名)、HA78(仮名)。この5人がこれから地獄を見ることとなる。いや、正確には■■氏を除いた4人だが。


 ■■氏は明らかに酔っていた。いや、最初から酔っていたが、暴れ始める兆候を見せていた。
 モノレールの車中で、車掌を指さし「何だあの黄色いの(注:多摩都市モノレールの制服はオレンジ色である)」、「なんであいつ仕事しねーんだ」などと大声で叫び出す。そして席を立って、車掌に「オイ」などと声を掛けようとするではないか。絡みだすとはタチがわるい。無論、我々が四方から押さえ込んで、席に強制的に座らせ続けたが、■■氏は恰幅がいいだけあって力があり、さらに酔ってそのリミッターがはずれてその力に拍車がかかっていた。
 四人かがりで、電車の中で酒の缶を持つ男を押さえ込む。すでに近づきたくない光景であった。


 誰にもからまぬよう、余計なことをせぬよう、護送船団方式で■■氏を包囲し、モノレールの駅から乗り換え駅まで歩かせた。
 そう、その途中に交番の前を通るのだが、やっぱりやってくれたよ。
「オイ、ポリ公!」
 叫びだそうとした■■氏を、私は即座にぶん殴って黙らせた。
 交番に詰めていた巡査が、こちらを睨み付けていたのは言うまでもない。このままパクられてみるのも、彼にとっていい薬になるのではないか。なーんて思いはしたが、ヘタに警察の世話になると、今後の人生に対して大きなデメリットとなる。■■氏は、我々のそんな気遣い・心配も知る由もなく、次の絡む対象を探していた。


 なんとか乗換駅の改札をくぐらせたが、ここからが地獄であった。
「手前ぇ、いいかげんにしねーと殺すぞ!」
「動くな、しゃべるな、息をするな!」
 我々が■■氏に罵声を浴びせつつ蹴りを入れ、相変わらずサワーの500ml缶を抱えた■■氏が「ポリース、カモーン」だの「F_ck!」などと奇声を発する。その異常な集団がホームに現れるとともに、ホームにいた賢明な客は非日常性との邂逅に対して、遠くへと去り事なきをえるという選択肢をとった。


 ■■氏は、「ゴミ(500ml缶)を捨ててくる」と言ってホームのゴミ箱方面へと移動しようとし、我々がそれを押さえる。
「大丈夫ですってぱ」
「オレは一人で行ける」
などと自分が泥酔していないかのように主張するが、そんなことはありえない。
 とりあえず、何かしようとしたらぶん殴る口実にするため、■■氏を一人で行かせてみることとした。
 ■■氏は一人マトモであるかのように歩いてゴミ箱方面へと向かったが、その途中でホームから改札方面に降りる階段へと空缶を投げ捨てた。なんつーことを。もはや不法投棄云々ではなく、下に人がいたら大変なトラブルになるところであった。


 ■■氏を取り押さえようする我々に対して、彼は「わかったわかった」などと意味不明なことを叫んで逃れようとする。「コーヒーだけ買わせてくれ」と言うので、それで血中アルコール濃度が下がるのならば、と自販機にて解放したが、奴め・・・紙コップ式の自販機で、前の人のドリンクが抽出され終わる前にボタンを連打しに行きおった。
 どう考えても異常な人間の出現に対して、先客は無言で立ち去った。
 ■■氏は自分が買った商品であるかのように、ボタンを押すと即座に紙コップを取り、ドリンクを口にしおる。先客に謝るヒマも余裕もなかった。この犯罪者め。


 我々がいたこの駅の近くには、わりと有名な企業の本社がある。
 そして、この駅から終電近くに上り電車に乗るサラリーマンは、かなりの確率でその会社の社員であったはずだ。
 そんな××社の社員が何十人といるであろうホームで、■■氏は何を思ったか「F_ck you ××社!」、「オレは××社の連中に言いたい!何で(××社の商品)は(以下省略)!」などと叫びだしおる。我々は、ぶん殴って■■氏を黙らせようとしたが、口まではふさげない。噛まれたらたまらん。
 ××社は一流企業の部類に入る。
 そこの社員が罵詈雑言を怒鳴り続ける■■氏に対して、ケンカをふっかけてくるとは考えられなかったが、この■■氏の暴言の数々にはあまりにいたたまれなかった。
 終電近くなので、電車がやって来る間隔は長くなってはいたが、それでも待ち時間はせいぜい20分。
 なんとも長い20分であった。


 見ず知らずの他者に暴言を吐きかけ、意味不明な奇声を発し、怪力でもって押さえ込む我々に抵抗し、さらにはフェイントまでをもかける。
 何をするかわからぬ■■氏に対して、我々は迅速に対応できるように身構えていたが、■■氏は何かとんでもないことをする、あるいは誰かに絡もうとする振りをして、そしてすぐに止めて我々を翻弄するのだ。こうしてフェイントで体勢を崩されたところに、ホントに何かしでかしたり、どこかへ全力疾走しはじめたりするのでタチが悪い。
 そんな20分が過ぎ、「×番ホームに電車が参ります」とのアナウンスが。
 やっと事態が進行する、などとは思わなかったよ。■■氏が、入ってくる電車に特攻をかける(マネをする)に決まっているのだから。案の定やってくれましたよ。本人は寸前で止まる気でも、正体がないほど酔っている身だ。酒は麻酔の一種(酒は興奮剤の類ではない。興奮しているように見えるのは、中枢神経の理性を司る部分や、脳内麻薬の分泌に抗する機能が麻痺しているためである)。中枢神経の機能低下のために、万が一、ホントに特攻してしまったはたまらん。そうして電車の運転手と目が合う距離で悶着を繰り広げるとは、なんという反社会的行動か。自分でも、遠巻きに見ている一般人の目が痛かった。


 電車のドアが開くとともに、■■氏は座席に全力疾走して全体重をイスへと投げかける。
 これだけ見ても、まともな人間の動き、行動ではなかった。
 私が「動くな!殺すぞ」などと物騒な言葉を怒鳴りつつ■■氏をぶん殴り、正気な四人が■■氏を押さえ込む。ただの酔っぱらいというよりは、もはや堅気の集団には見えなかった。■■氏も私も、与太者にしか見えない外見をし、そして乱雑な言葉を使い続けていた。
 そんな我々が車両に現れるとともに、もとからその車両に乗っていた客の何人かが、無言で別の車両へと席を立った。つくづく自分が、反社会的存在であることを実感した。
 それでも、同じ車両には何人も乗客が乗っており、■■氏の反対側にも乗客は座っていた。その乗客は××社の社員である可能性が高く、そして「マガジン」を読んでいた。それに対して■■氏は、相変わらず「F_ck you,××社!」「××社め、なに『ラブひな』なんぞ読んでんだ!」などと暴言を叫び続ける。私は「やかましい、クズ!」とぶん殴るだけではなく、「人を公然と侮辱する発言はするな」と言葉でもって■■氏に対抗したが、「晴天さんだって、いっつも人を侮辱する発言ばっかしているじゃないですか」との返答。
 酔っぱらいに言葉が通じるわけはないが、これは心外な。
 私は確かに毒舌家であり、とんでもない発言もしばしばする。しかし、私は常に時と場所と周囲の人間を確認した上で言葉を選んでいる。さらには、会話をする相手や周囲にいる仲間の素性・出自・境遇・交友関係さえも鑑みた上で、話題を選んでいる。電車や駅のホームといった公共の場所で、大声で罵詈雑言を叫ぶ人間と一緒にされたくはない!
 と言ったところで酔っぱらいに論理など通用せず、酔っぱらいは自分に都合のわるいようには間違っても解釈しないし納得もしないのだが。


 ■■氏を蹴り出し、私とタリンは某駅にて下車した。私の最寄り駅である。
 自宅生のトーマスとHA78は、そのまま電車に乗って帰宅したのだが、我々が降りた後もあの車両にいたのは、いたたまれなかったことであろう。
 ■■氏は、この駅の改札を飛び越えた前科があるのだが、今回はそんなことはさせなかった。
 それから私のアパートまでの道中、■■氏はガードレールを乗り越えて、今まさに走ってくる車に特攻しようとして、私とタリンに押さえ込まれて加減のない蹴りを喰らった。本人曰く、自分はすでに正気で、これはわざとやっているとのことであるが、正気でこんなことをしていたのならばぶん殴るぞ(すでに殴っているが・・・)!
 さらに、本人は特攻するふりだと主張するが、それも酔って各神経が機能低下している現状に於いては、フェイントのふりが本当に車に轢かれてしまいかねない。さらには、ゾク車かどうかもちゃんと見て選んだとのことだが、たとえまともな車であろうと、怒る奴は怒るし、車を止めて降りてくる奴は降りてくる。
 こんなバカなことで暴力沙汰にでもなり、私の人生に悪影響が出たらどうするんだ。


 ■■氏に蹴りをかましつつ、深夜の住宅地を騒がせつつ歩くことしばらく。
 ようやく私のアパートについた。
 うちの中で暴れたら殺すぞ、掛け値なしに全力をもって殺すぞと念を入れつつ■■氏をうちに入れる。
 その頃には、すでに■■氏もある程度酒が抜けてきていたようだった。
 私は警戒しつつも、「HANDMAIDメイ」のDVD上映なんぞをはじめた。
 しかし、DVDのソフトウェアプレイヤーが不調で、「Windows98SE」のCD-ROMをぶち込んだりしながら、何度も再起動を繰り返した。我が家には、DVDをかける装置はパソコンしかない。
 何度も現れる「Gateway」のロゴ画面と「Windows98」の起動画面。
 ■■氏は不満げに言う。
「この画面さっきも見ましたよ」
 だからどうした。パソコンが不調で再起動を繰り返していることぐらい、パソコンユーザーの■■氏にわからんはずはない。それを何度も言われると、さすがに頭に来る。これまで騒擾への怒りと相まって、「やかましい」と■■氏の脳天に手加減のない鉄拳を2〜3発ぶち込んだ。腰の入っていない、腕と肩の筋肉だけによる打撃なので、そう大したことはない。だが、まともな人間が喰らったら相当応えるはずである。しかし、■■氏は「いて、いて」などとは言うものの、大した応えていないような・・・やはり、神経がまだまだ機能不全だな。


 そんなプロセスを経ながらも、なんとか「メイ」のDVDを観ることはできた。
 その、あまりにもすばらしい変態性に我々は感動した。
 しかし、やっと訪れた笑いは、■■氏の行動によって激怒へと変わった。
 あの野郎、何を思ったか、4万円もするソニーのトリニトロンディスプレイにタバコの主流煙を吹きかけやがった。それも肺活量メイっぱい使って、一直線にディスプレイめがけて吹きつけやがった。
「貴様殺されたいか!」
 私は激怒しましたよ。このディスプレイは、死ぬ思いで資金を捻出した品。しかも、前のディスプレイも無神経な客によって、ディスプレイのブラウン管のコーティングが剥がれたために交換したのだ。
 そんな私の怒りに対して、■■氏は「ディスプレイではなくメイにかけている」などと寝言でかえす。そんな冗談が通用するか!
 さらには、「晴天さんもパソコンやりながらタバコ吸わないんですか」などと言いつつ、今度は4万4千円したエプソンの(買った当時)最高級のフラットベッドスキャナーに主流煙を吹き付ける。


 こ・・・殺す!
 私もタバコを吸わないわけではないが、吸うときは換気扇の下で吸っている。部屋の真ん中に灰皿が置かれることなど、客が来たときだけの話だ。ましてや、パソコンをしながらタバコなんぞは吸わないし、吸うことがあったところで、そんな直線的に機器へと主流煙を吹きかけるような愚は犯さん!
 私が怒りをもって警告すると、■■氏は笑う。
 本当に可笑しくてわらっているのか、物事には笑って対処するジャパニーズ・スマイルなのかは知らぬが、この態度は私を激高させた。さすがにもう殴りはしなかったが、今思うと殴っておくべきだった。
「オレは冗談を言っているつもりはないぞ」
と、薄ら笑いを浮かべる■■氏に繰り返し何度も言ったが、どれだけ私の怒りが伝わったことか・・・。
 結局、■■氏が寝静まるとともに、私と遠路はるばるやってきてくれたタリンも、疲れ果てて寝についた。私やタリンの時間を、本来ならば楽しんだであろうはずの時間を、ムダにしやがって。翌朝起きた■■氏に、私が厳重注意したのは言うまでもない。


 ■■氏は、酒さえ飲み過ぎなければいい奴である。
 しかし彼は、酒が入りすぎたり、思わず酒が回りすぎると、大変な暴れっぷりを見せる酒乱である。1999年ははじめて後輩が入ったことでほとんど泥酔することはなかったが、今年に入ってから急に暴発する頻度が高まってきた。そして同期や先輩(特に私)、そして後輩に多大なる迷惑と負担とをかけている。
 いかに棒術部が「尋常ならざる」を旗印に掲げていようと、過去の酔っての「武勇伝」が笑い話や英雄譚として語られていようと、酔って暴れる奴はクズである。彼にはそれを、もっと深刻に受け止めてほしい。
 彼には再三再四、飲み過ぎるな、暴れるな、飲んで暴れる奴はクズだと言い続けてきた。
 しかし、彼には私の言は伝わらないであろう。
 「飲み過ぎるな」と言えば「加減して飲む」と。
 それでうまく自己を抑制できていたら、今回のような騒動は起きなかったよ。それも1度や2度のことではない。
 「酒で人生捨てる気か」と言えば、「酒のない人生はクズだ。だったら死んでもいい」と。
 そこまで言うのならば、■■氏が自分の人生捨てようと、肝硬変で死のうと、もはや私の関知するところではない。しかし、私や周囲の者を無用のトラブルに巻き込んだり、あるいは暴虐なふるまいをするのは許せることではない。
 「お前は酒に強くない。もう年だ。飲み方を気をつけろ」と言っても、飲み方は少しも変わらない。
 一度泥酔した次の日あたりはさすがに反省していても、いざ再び酒を飲めば、そんなことなど忘れてしまう。やはり、「自分は酒に強い」との奢りが根付いて離れないのだろう。あるいは刹那的快楽の前には、何事も無価値なのか。


 本人は、記憶が失われていたり、あるいは断片しかないので、どんな暴れ方をしても罪悪感も危機意識もないらしい。しかし彼が酔うと、恐るべき反社会的・挑戦的行動を繰り返し、酒を楽しみたい仲間の時間とカネと精神的余裕を奪う。飲み会の場や機会は、時間的にも経済的にも有限である。自分だけ頻繁に一方的に泥酔し、他者のそうした飲む機会を奪うことは犯罪である。
 さらには、本人が社会的地位を失うのは構わないらしいが、■■氏が巻き起こすトラブルによって、周囲の人間にどのような迷惑がかかるかは計り知れない。公務員試験や司法試験を受ける者にとって、暴力沙汰に巻き込まれるのは取り返しのつかない致命傷である。一般の企業でもそれは同じ。
 今まで彼がパクられず、絡まれず、殴られずに済んだのは、幸運でしかない。
 慎重論を唱える者は、いつでも無謀な者に笑われるのだが、■■氏の楽観に根拠などない。
 ただ、今まで大丈夫だったから、これからも大丈夫だろうという、ただ情緒の奥に潜む盲信でしかない。
 彼が今後、泥酔して悪さを繰り返し、仲間に迷惑をかけつづけるのならば、今まで当然のごとく享受してきた人間関係をも破壊しかねない。■■氏には、切に、節に自重を求める。


 数十回の飲み会で抑えたから、たまには壊れていい、というものではない。
 人間は、それも酔って暴れる種類の人間は、泥酔してはいけないのである。
 人間、酒に走りたいときもあるが、日常の享楽の宴で正体を無くして暴れることはないでしょう。
 壊れるつもりで飲むな。
 限界を超えるつもりで飲むな。
 自分が酒に強いと思うな。
 ペースと量は、常に気をつけろ。
 大丈夫だ、などと思うな。
 などと言ってもムダだろうけどね。
 私自身、かつては大酒飲みであり、飲んで大立ち回りを演じることもあった。だからこそ、私は酒乱の精神を理解できる。
 その根底にあるのは、何も考えていないというか、楽観意識だけである。
 罪悪感もない。危機感もない。とにかく、享楽のために飲む。
 「酒のためならば人生捨てられる」などと本気で思っているわけでもない。
 すべては、「カイジ」の利根川先生の言う「仮」の精神なのだ。
 何をしても許される。いや、そもそも何も起きはしない。何が起きてもかまうもんか(思考停止。もう考えるのも面倒だ)。
 こんな甘ったれた根性で酒を飲むのは、クズの第一歩である。


 私は何とは言わないが、大変痛い目にあったために、酒の恐ろしさと自己の認識の甘さ・いいかげんさを認識することが出来た。■■氏も、そうしたことに出くわさない限り、自己を本気で、真摯に顧みることはできないのであろうか。
 将来、酔って女房子供に暴力を振るうような、人間のカスにだけはならないように。

■後年記■
 ■■君は、この記事に大変な衝撃を受けたという。私もかなりキツく書きすぎた。だけれども、■■君の乱行ぶりは、酔ってバカをする盛りである大学生と言えども、さすがに目に余るものがあったのであろう。
 もっとも私自身も、泥酔すると相当タチの悪い人間であり、本当に凄まじいことをもしでかした。もちろん自分の罪があろうと他者の罪はそれとして指摘しなければ、何事も改善されないのである。だけれども今になってこの記事を読み返して思うことは、■■君の乱行ではなく、自分自身の乱行なのである。


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