贈り物は銃である
2001年03月05日(月)

 


 本日を含めて、3月に誕生日を向かえる部員に対して、プレゼントを進呈した。
 まずは、1人目のプレゼント内容を確認しよう。
東京マルイ H&K USP
國學院大學文学部履修ハンドブック
綾波の完成済フィギュア
「機動戦艦ナデシコ」のフィルムブック全3巻
アニメタルCD4枚
ドコモP201の取扱説明書
畏くも昭和天皇陛下による玉音放送のCD


 私のプレゼントには、必ず銃が含まれる。今回は、葛城ミサトが使っていたH&K・USP。アメリカ陸軍の特殊部隊用ということで、やたらとマンガやゲームに登場するSOCOMの原型となった銃でもある。これを献上した。
 男児に進呈する品としては、武器こそがふさわしい。
 ギリシアのある地方では、男児が生まれると父親は「鉄砲(つまり戦士)が生まれた」と称して、村や町の丘に立って、拳銃を撃ち鳴らすという。アメリカやカナダ、オーストラリアでは、息子が中学校に入るあたりに、ハイスタンダードやスタームルガーあたりの22口径を練習用に与えることもままあるらしい(名義は親だろうけど)。戦前の日本でも、知人友人の息子が士官するときには、ブローニングやアストラといった32口径の拳銃を贈ったという話を、しばしば耳にする。
 エアガン、それも2000〜3000円程度の安物であるのは残念だが、これは私なりの祝いの気持ちである。いつか、各自の銃を持ち寄って、射的大会でも開きたいものである。


 あと、ドコモのP201の説明書だが、若いモンは201という電話があったことさえも知らんのか。
 まあ206/156から爆発的に普及したし、それ以前の電話にはあまり特徴がなかったことを鑑みると、そんなものかのう。P201は電池の小型化にはじめて成功した機種のひとつなので、サイズは今の非・折り畳み式電話とそうかわらぬ。マナーモードがはじめて搭載された電話であるが、文字はカナのみ。着メロやショートメールなどという概念さえもなかった。
 私が大学に入ってすぐに買った代物なのだが、今の機種はネット接続・16和音・256色なんてあたりまえ。隔世の感ありき。それだけ私が長いこと大学にいるということか。


 そしてもう1人へのプレゼントは、
東京マルイ Cz75(1st ver.)
「魁!男塾」のテープ
「最遊記」コミックス1巻
中国映画「Crazy English」のビデオ
米国映画「スーパーマリオプラザーズ」のLD


 このCz75(1st ver.)は、「ガンスミスキャッツ」に於いてラリーが使っていることで有名な名銃で、スライドレールが短い初期型は珍しい。初期型と後期型とでどれほどの差があるのかは疑問だが、チェコの優れた銃器産業が生み出したCz75は、デザイン・精度・メカニズムに於いて、高い評価を受けていることには間違いはない。ヨーロッパ製のフルサイズの自動拳銃は、ベレッタやH&K、ワルサーなどの有名メーカー製品を除くと、その大半はCz75かブローニング・ハイパワーのどちらかのコピーであることを鑑みても、この評価に疑いはない。デコッキングやAFPBなど、先端の安全装置が欠如しているのが難点だが。
 是非にこの名銃の感触を楽しんで欲しい。


 あとの物品は私の部屋に転がっているゴミの中から、これぞというものをチョイスした。
 どれもなかなか手に入らない逸品である。


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