第5次自主WR完遂、その後に見たものは・・・
2001年05月20日(日)


 今日も高尾山の東海自然道を歩いた。
 前回木曜日にやって以来2日ブランクを空けたのだが、ちと身体が重くなっている気がするのは気のせいか。初めてから5回目故、まだまだ成果が出るのは後であろうが、気を抜くとすぐに今まで為したことが簡単に無に帰することであろう。まあ、この山歩きもいつまで続けられるかわからないけれども。
 それでもって、今日のCDの内容は以下の通り。

CDの内容

1.

鳥の詩(フルコーラス)

(Air)

2.

Silent Wind(full size)

(アルジェントソーマ)

3.

Catch You Catch Me

(カードキャプターさくら)

4.

LOVE DESTINY

(シスタープリンセス)

5.

肉弾三勇士の歌

(軍歌)

6.

海ゆかば

(軍歌)

7.

架空過去型<<禁厭>>まじない

(少女革命ウテナ)

8.

両国予備校校歌

(言わずもがな)

9.

味皇料理会歌

(ミスター味っ子)

10.

兵士の歌

(ロシア軍歌)

11.

風が辿り着く場所

(Kanon)

12.

last regrets

(Kanon)

13.

JUMP〜メイっぱい抱きしめて

(HANDMAIDメイ)

14.

HOLY LONELY LIGHT[Duet Version]

(マクロス7)

15.

夕陽のガンマン

(同名映画)


 CDを焼くときに横着して、似たような曲が随分と固まってしまった。しかも割と気合いが入っている曲が多く、聞いていて疲れたッス。頭痛さえしたものであった。運転するときや山歩きのときに聴く音楽は、歌の選曲やその順番が、かなりダイレクトに心身に影響する。今度CDを持っていくときは、考えて作ってみたい。


 それにしても、今日は日曜。しかも出発したのが13時過ぎとかなり遅かった。スタート地点に着いたのが15時過ぎ。到着は相変わらず2時間半後なので5時半ごろであったが、曜日と時間のせいか、やたらと人が多かった。土曜や平日はあまりいないものなのだが。
 そろそろ山がいい季節ということなのかも知れぬ。カネがあまりかからず、手軽で健康的。東京在住の人間にとって、高尾山はなかなかよい行楽地である。


 そうして高尾山を降りてから、私は電車で帰途についた。
 途中の某駅にさしかかったとき、ここの近くに住んでいた、元棒術部員のある男のことが頭に浮かんだ。
 その男は、偉大なる棒術部史から抹消するべき人物である。


 仕事もせず、時間も守らず、意図的なサボタージュさえも行う怠惰さ。それでいて指揮系統や指示を無視し、誰の同意もとることなく勝手に動いて全体の仕事を阻害する。あるいは他者の仕事を意図的なサボタージュで妨害する。そう、プライドだけは高く、自分のやる通りにすればうまく行くとでも考えているのであろう。
 しかし彼が何かを為したことはただの1度もない。結局何もせず、何も提起できず、惰性的などうでもいい仕事に従事しただけ。時間ばかりかけて能率は上がらず、誰も喜んでいないのにふざけるばかり。提出を求めた書類も、調査を指示した事柄も、何一つやってきたことはない。人への連絡のようなすぐ終わることでさえ、進捗を訪ねてもごまかすばかりで、何日も何週間もかけてもしてもいない。こうしたときは、ただすまないそうに謝る。「自分が悪いと思っていること」を示したいと言わんばかりに。内罰的とはこういうことか。
 結局誰かが、特に私が時間と労力を割いて、この男の怠惰の埋め合わせをしてきたのだ。


 大学の講義にさえも、彼はほとんど出たことがない。私は現在5年生で留年しているが、それでも彼の6倍以上の単位を修得している。つまり彼は、通常の学生が1年間に修得する単位さえも、何年もかけて取っていないのである。
 私のように、試験を受けていないだけで講義にはそれなりに出て、学問への姿勢ゆえに単位を落としている、というわけではない。試験どころか講義にさえも、年間通してほとんど出ていない。講義に出ないで、学問よりも優先されることに時間を投資しているかと言えば、そうでもない。
 彼はまさに社会不適合者である。知人のツテで待遇のいいバイトを紹介して貰ったときも、彼はまったく働かず、ただ職場の一角で時間を潰すばかりで、知人自身の手によって早々にクビにされたそうな。つまり、何も為さず、何にも堪えないクズである。


 そして彼は、日常に於いても「気遣い」と称して、場が少しでも深刻になると愚にもつかない話に話題をすり替えようとし、他者と少しでも真剣に話すことはない。誰かが何かを語ったり心情を吐露するとき、ふざけた態度でそれを受け流すか、寝たふりさえもする。
 こうした弱気な道化者を演じ通すのかと思いきや、それも出来ない。ときどき「道化者」としての薄ら笑いの顔をかなぐり捨てて、天に唾棄し、他者を愚弄するかのごとき言を吐き捨てる。何もかもが気にくわないと言わんばかり。日常に於いて、常に道化者のふりをし、薄ら笑いと愚にもつかない幼稚な会話で済まそうとしても、それに終始しきれなかった。
 言いたいことも言わず、道化者を演じ、何も語らず何も聞かず、それでいて「気を遣ってきた」と自称する。だが、ふと気づいたときに、本当はとても高いプライドが、自己の現状とのギャップに悲鳴をあげる。そのときに噴出する感情は、唾棄。自分の周囲のすべてがクズで、それが自分を貶めていると錯覚する。


 彼は、私が最も生理的に嫌悪する人間の一人であった。
 棒術部からもいつの間にか足が遠のき、そして彼は消えた。いくつもの責任を自分で受けておきながらそれを無言のうちにすべて捨てて。3万人もの学生が通う大学と言えども、同じ中大にいる限り、知人の顔はしばしば見るものだ。だが、彼の姿を見た者は昨年度から今までほとんどいない。
 大学に在籍だけして来ていないのか、とっとと除籍でもしているのか。
 某駅に近づく車内の中で、そんな奴もいたなと考えていた。
 そして某駅に電車が止まる。
 電車の窓から私は見た。彼が昔と変わらぬ服装で対岸のホームに立ち、あくびなどしているのを。まだここに住んでいたのか。いい加減、実家にでも戻っているかと思ったけれども、まだ東京にいたらしい。


 県内トップの進学校から名門中央大学まで上京してきたあの男も、おそらくは大学を除籍し、しんどい暮らしをしているというのか。我が栄光の棒術部から、我が名門中央大学から、私や先輩や後輩に多大なる迷惑と負担と不快感を与えつつも身勝手にも消えたあの男。どのように暮らしているのか。


 この後、私はある後輩にメールを打った。その後輩は、上記の人物に多大なる迷惑を受けて、その分のカバーに奔走した人物であり、上記の人物に対する思いは私と一致する。だからこそ私はメールを送った。
「**駅にて、■■を目撃」
 それに対する返信は以下の通りである。   

 大学生活さえまともにおくれない社会不適応者。彼にグローバリゼーション(と呼ばれるアメリカ主導の、世界規模での弱肉強食的大競争時代)を乗りきることは不可能。


 技能もなく、知性も教養もなく、勤勉でさえもない。
 そんな男が、いつまで暮らしていけるのか。
 彼はいったいどうなるのか・・・。

■後年記■
 これ以上ないぐらい苛烈な批判である。■■氏は、確かに人格的に相当な問題があり、結果として人の心や努力を踏みつけにすることが多々あり、多大なる迷惑をもかけられた。常軌を逸した行動言動は、心底不愉快だった。しかし今思うと彼は、冗談でも侮辱でもなく本当に、精神疾患だったのではないか。だとすると彼の不幸はそれを認識できず、またそれを指摘できる人間も周囲にいなかったことではないか。

 本当のことはわからない。しかし若き日の私は、疾患ゆえにうまくものごとを出来ない人間相手に怒り、あるいは不快感を抱いていたのかもしれない。だとしたら、まったく不要で不当な感情であり、また罪深いことであった。

 余談だが、上記メールを打った後輩は後年■■氏の再起に協力したことを付記しておく。


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