参謀長宅にて映画を観る
2001年06月16日(土)


 参謀長(仮名)が、「2001年宇宙の旅」「プライベートライアン」「ジャンヌ・ダルク」の3本の映画を借りたとのこと。「よろしければ一緒にどうですか?」とのCメールを受け取ったため、私も映画鑑賞のために参謀長宅に馳せ参じた。映画などの映像は元来一人で観るモノと私は思っているが、複数人数で観るのもまたよい。参謀長とならば、映像への突っ込み甲斐があるというものである。


 キューブリックの「2001年宇宙の旅」。あまりに前衛的なこの映画、参謀長は案の定困惑していた。冒頭エテ公(というか人類の祖先)が水溜まりを求めて抗争を繰り返すシーン。宇宙を舞台としたSF映画を借りたはずなのに、これは何だ、ずっとこのままだったらどうしようか、とはじめて観た人間は混乱する参謀長もそうだった。だが、この猿どもの行動の滑稽さ、そして棒術部関係者の**氏にその動きがそっくりだなどと言って笑った。人には聞かせられん。
 最後まで観たが、前衛的、抽象的、象徴的なこの映画の手法には参謀長は困惑し続けていた。まあ、2回目以降ならば、それなりの解釈を出せると思うが、参謀長は「もう観ることはあるまい」「映画館で1500円も払ってこれじゃあ、暴動を起こす」とのことである。私はキューブリック作品はそれなりに好きだけれども。


 次の「プライベートライアン」。私はこの映画のDVDを持っているのだけれども、こうした場で観るのもまた一興。


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