合同誕生会with鳩子様
2001年07月03日(火)


 本日は、参謀長宅にて誕生日が近い者数名を祝って、合同誕生会が開かれた。参謀長自身も祝われる一人なのだが、今回は会場を者共に提供すると同時に、運営までこなすという献身ぶりを見せた。
 学生としてはすばらしく広い部屋を持つ参謀長だが、彼の部屋でなければ部員の大半を集めての宴は出来なかったであろう。だが、これを当然と思わず、彼に少しは感謝をしてもらいたかったものである。どうも一部の連中は、人の部屋を使うのはタダだし自分より恵まれた者は他者に奉仕して当然だと思っているような節があるから頂けねえや。
 ま、それはそれとして、今日この日はなかなか盛り上がったものであった。入ってまだまだ3ヶ月程度の1年生にとっても、いい思い出になったのではなかろうか。 

 ま、安スナックと安酒があれば、それなりに盛り上がるものである。私は健康状態がよくなく、ノンアルコール・ノンカフェイン。

 就職活動帰りの者も馳せ参じ、よくわからない行動をとる。

 戦後のバラックのごとく、床で肉野菜などを焼いて喰らう。箸をふるう某氏は、このために来たのではないかと思えるほどの作業ぶり。

 女性部員が来ようが誰が来ようが、18禁同人誌の山は、本棚に堂々と積まれているのである。

 ノートぱそこんなんぞも持ち込まれ、参謀長のパソコンもフル稼働。電子環境は抜群であった。用途はろくでもないが・・・。

 餌付け。


 さて、体調不良でしばらく寝込んでいた私が、無理して今日来たのには訳がある。
 それは、この等身大鳩子様抱き枕を、共同出資者の一人として、参謀長に進呈するためだ。
 秋葉某所にて仕入れた鳩子様枕カバーに、苦労して寸法合わせして購入した抱き枕の中身を組み合わせる。それは、出資者だけの手によって、秘密裏に屋外で行われた。一般家庭も住む参謀長のマンションで、夜な夜な抱き枕を組み立てる野郎共。あまり健康的な光景ではない。

 これが今回最大のプレゼント、鳩子様等身大抱き枕(カバー)だ。

 慎重に、鳩子様カバーに芯を挿入。かなりタイトで、入れるのに手間取った。いつ居住者が来るかと、少しだけ焦る。

 なんとか枕を仕込もうと、四苦八苦する様。

 そして、ようやく完成。カバーだけでもいい出来だったが、やはり中身が入って立体になるとなおよいわい。


 さて、玄関前で抱き枕を完成させて、それを抱えて宴が続けられている参謀長宅へと突入する。
「参謀長!プレゼントだ!」
 我々の蛮声で振り向いた人々、特に女性部員は一斉に「いやだー」などと拒否反応を示した。しかし我々は、今この瞬間のために大金と手間とリスクをかけて、鳩子様をプレゼントするのである。
 だが、鳩子様を身請けするという人生に1度あれば無上の幸福といえる事態に対し、受け取った鳩子様を抱えて、テレビの裏に隠してしまった。なんと罰当たりな・・・。


 私は体調が芳しくなかったので、この後すぐに帰宅してしまったが、この鳩子様は早速有効に活用されたとのことである。


 余談だが、後日、サラミソーセージなどの小道具を巧みに使って、何人かのアホどもが鳩子様と記念撮影を敢行したとのことだが、写真屋から帰ってきたフィルムには、空白箇所が多かった。現像されたのは36枚中わずか15枚。残りは、現像されないどころか、ネガからさえも抹消されたとのこと。
 写真屋め・・・いかに公序良俗に反する写真と言えども、人様から預かったフィルムを、勝手に取捨選択してダメなのを永久に消滅せしめるとは。プリントを拒否するのならばまだしも、そんな権利が写真屋にあるというのか・・・!
 まあ、件の写真が現像されなかったことに、胸をなで下ろす人々がいたこともまた、事実である。若さ故の過ちというやつですか。まあ、鳩子様相手ならば何でもしたくなるというのは、よくわかるが・・・。


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