第9次自主WR、熱中行軍
2001年07月22日(日)

相当な発汗量であった。着替え3枚用意したが、足りず


 大分間隔が開いてきたが、この自主WRは習慣にしたい。
 そのため、今日も高尾山へと足を運んだ。

相模湖出発 11時50分
城山通過 12時54分
高尾山神社通過 13時47分
高尾山口到着 14時53分

 タイムは上記の通り。約3時間。以前のベスト記録は2時間半なのだが、この30分の遅れは間隔が開いて身体がなまったせい、とばかりは言えまい。それは暑さためもある。
 ここ数日間の関東地方は猛暑が続き、気温は30度以上。ヘタをすると40度近くにもなった。
 例え帽子や多量の水分を用意しようとも、登山めいたことなどしない方がいい日である。
 だが、普段の倍である2リットルもの水を担いで私は登った。
 日陰はともかく、直射日光をあびると熱で脳がやられてアホになる気さえもしてきた。
 道路工事のおっさんよろしく、白いタオルを頭にまいて対処したが、返って健康に負担をかけたかも知れぬ。

草は枯れた 

 道の草は枯れ、地面は乾きひび割れ、私も乾いた。2リットルもの飲料水を私は惜しみはしなかった。
 旧態依然とした運動部では、「水を飲むと疲れるから」などと意味不明な理由で水を飲ませず、選手を殺してしまうことがしばしばある。飲み過ぎはよくないのかも知れないが、太陽の下で運動を続けて水分を取らないというのは狂気の沙汰である。私は自分の状態を鑑みて、とにかくこまめに水分を補給した。2リットルもの水もゴールまでには消費しきり、さらに予備に途中で500ml補給しておいた。山の中で水が尽きることを考えれば、2リットル、つまり2キロもの荷物を背負うぐらい苦にもならない。
 

 1999年のWR本番で「ゴール後のビールをうまくするために水を飲まない」と称した先輩、数十円程度の山岳料金の上乗せ分を惜しんで、山頂で飲料水を補給しなかった後輩、あるいは宅飲みのときにわずか2〜300メートル先のコンビニまで行く労を惜しんで、血糖値が低く、血中アルコールが高い状態にも関わらず、水食料を補給しようとしなかった後輩達。
 ・・・わずかの労を惜しんでより大きな辛苦を得たり、勢いだけの冗談や貧乏根性で身体を労らない人間。どこを見てもそんな人間は少なくない。だが、人間が生存していられる条件というのは、かなり狭いのである。日常の都市生活ではインフラが整っているので、軽装備でテキトーに飲み食いしていてもなかなか死なないが、山に出かけたり、あるいは長期的な運動、さらには飲酒をしているとき、人間は容易に安定して生存していられるラインを逸脱するのである。こうした意識のない人間は、多分山に登ったら大変な目にあうことであろう。私もこの時期に登るのは、少し自粛した方がいいかも知れぬ。


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