調理実験於参謀長宅
2001年10月05日(金)

何をやっているのかいまいち不明だが・・・まあちょうどよい この物体は何か?


 我が中央大学の学祭・白門祭まで1ヶ月を切っている。棒術部は白門祭に於いて、日頃の稽古を見せる演武会を行い、さらに付随的に、出店にて商売をする。演武会は試合のない棒術部にとっては、数少ない目に見える稽古目的のひとつであり、これが行われなくなることはまずないだろう。だが、出店は必ずしもやる必要はないが、今年も例年のように行うとのこと。今日は、そうした出店役員の一人である参謀長宅にて、売る食い物の調理実験を行った。何を作ったかは、学祭本番まで乞うご期待である。


 私はこの日、参謀長のパソコンにSD-RAM256MBを足し、sound blaster live!を挿す作業をしていた。この程度の作業は、やってみれば非常に簡単なのだが、パソコンを開けて中に手を突っ込むことはためらわれるようだ。
 後輩達がやってきて、何やら焼いたり喰ったりしていたが、私はあがった食い物ひとつを頂いただけで、あとは見物しておいた。いかなる形であれ、OBが内々の実験に介入・干渉はしたくない。些細な軽い気持ちの意見・アドヴァイス・要求が、後輩にとっては非常に重く、時には暴力性をともなって聞こえ、行動や発想を拘束し、成長の機会を奪い、成長や行動目的の方向性をゆがめてしまうことを、私はよく知っている。
 私が参加したのは、調理が終わって器具を片づけた後。皆が酒を飲む段階になってからである。それもやや、ためらいがちではあったが。飲み会の場で、場を支配する暴力性・地域制圧力という刃を先輩は持っているからだ。私は自分が本来、この場に存在していてはいけない類の人間だと認識している。だから、主に聞き役に回った。


 今までの政権はゼネコン・郵貯・農民が支持母体だったが、今は銀行と軍需だ。そうした支持母体の変遷が、圧力団体政治とほぼ同義である民主主義政治に於いて、どういう影響をもたらしているか、という話。参謀長の郷里・九州で、ヤンキーがコンビニを襲撃して、コンビニが潰れたという話。■■の労働者と治安との関係に関する話。現在の棒術部の2・3年生状況に関する話。若かりし高校時代に、教師に「先生の授業は何言っているのかわからん。俺が代わる!」と言い放ち、実際に教壇に立って授業らしきことをしたアホがいた話。棒術部4年生間の齟齬と役割分担に関する話などなど・・・。
 私はあまり口を開かなかったが、なかなかおもしろい話であった。


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