胃の腑大破
2001年10月15日(月)
昨夜飲んだ酒、特にジョッキで飲んだ安焼酎の影響は大きかった。酔って帰った昨夜は気づかなかったが、今日の朝になってみると、胃が水さえ受け付けない状態だった。さすがに中枢神経にもアルコールが残っていて重苦しい。これは水分をとにかく採ってアセトアルデヒドを体外に排出していくしかないのだが、飲んだ水さえも吐く始末。この状態では食事どころではなかった。
月曜の講義は1〜4限の4コマ。特に月曜は語学もあるし、勉強になる講義もある。残り少ない学生生活、出来る限り活用したいし、すでに1浪1留の私は卒業に向けて必勝を期したい。だが、無理は禁物。今日は日中目覚ましもかけずにこのまま寝て、目が覚めたときの状態を鑑みて残りの講義に出るかどうか考えることとした。
だが、眠ることはできなかった。先日の飲みで疲れていはずだし、それに昨夜も十分な時間寝たわけではない。それでも寝ることはできなかった。胃の痛みのためか。こんな状態は久しぶりだ。大学の1年2年の頃は、こんなことは毎週のことだった。先輩の家で飲んで、重苦しい胃と身体を引きづり、吐き気を抑えつつやっとの思いで昼過ぎ家に帰る。バカやっていたものだが、こんなのは久しぶりだ。
なんてこと考えていたが、眠れない。時計を見ると午前9時半。1限には到底間に合わないが、2限以降には出られる時間だ。このまま家で寝たふりしているよりも、いっそのこと大学で講義に出た方が生産的であろう。心肺機能に影響を及ぼすほどのダメージを受けているわけではない。ちょいと胃が痛くて吐き気がし、少し頭が重いだけだ。大学に行っても差し支えないだろう。
思い切ってフトンから立ち上がり、着替えてカバンにノート類をぶっ込んでアパートを出る。駅近くの薬局で液体胃薬を買って飲み、電車に乗る。普段は時間をかけて歩くので定期は持っていないのだが、今日は体力・時間両面からそれは出来ない。パスネットカードを使った。
そうして講義を受けたのだが、講義中にもどしてはイカンので、水も食い物も一切口にしなかった。少しずつ回復する胃の状態を見て、昼前から水を飲むようにし、昼過ぎにはカロリーメイトを採った。そして4限が終わった午後4時半には、もうメシも食えると思えた。学食で定食なんぞ頼んで喰ったが、少し胃に重かったが問題はなかった。
大学の1年2年のときは、飲んだ後の痛んだ胃でよく甘酢(甘酢醤油定食。鶏肉の揚げ物に甘酢醤油をぶっかけたもの。当時は一番オーソドックスな定食だった。390円)をぶち込んだものだった。さすがに今脂ぎったものを食う気にはなれなかったが、軽い定食なら食えるものである。やっぱ、19〜20の若いときのようにはいかんが、24目前の今でも、回復はまだまだ早い。
不整脈など心肺機能にまで影響がある場合、無理は禁物。だが、今回はアセトアルデヒドの影響は非常に軽微で、被害甚大だったのは胃であった。少し時間をおけばなんとかなるものである。