Vシネマを観ながら鍋を
2001年12月21日(金)


 今日は、ある1年生宅で開かれる鍋会に招かれ、飛び入り参加した。
 そこで見せられたのは「女バトルコップ」なるVシネマ。タイトルからしてうさんくさく、パッケージはもっとうさんくさい。この映画、ここの家主の誕生日に送られた品とのことである。開始数分で運命が予想できるキャラクター。味がない物語。ひねりのひとつもない構成。泥臭いアクション。ベースのモデルガンのメーカーまでわかりそうなプロップ。そして始終たちこめるうさんくささ。すばらしい映画であった。どうやら彼女はこの映画を私に見せたかったらしい。なぜ私がこの手の映画を好むと知っているのかは知らないが、栄誉なことである。
 それにしても、鍋を突きながら人々が吹っ飛び、鉄杭が突き刺さり、頭のかおしな男が超能力を使う様を見るのとは、なかなかファンタスティックな空間であった。しかもこの映画が終わった後は、古に録画したという「ドラえもん」のスペシャル番組が放送され、次には「勇者特急マイトガイン」「GS美神」などが流される。なかなか懐かしい品目であった。
 そして帰りがけには、少女マンガ「とらわれの身の上」(樋野まつり作・白泉社刊)を貸された。執事の息子が、主人の娘にかしずくくびきの中で生きるという病的な話。なかなか私好みな変態性。なんでここの家主は、私の趣味嗜好がわかるのか・・・。
 2001年も暮れになってから、1年生主体の宴に参加した初の日であった。


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