Г氏の銃器買い出しに
2001年12月22日(土)


 棒術部の先輩Г氏(仮名)と共に、町田へと繰り出した。用向きは、Г氏の、銃の買い出しのお供である。まあ、実質的な目的は、東京にいる時間が少なくなった私と、久しぶりにメシでも喰おうというものなのだが。
 予定を話し合ったときに取り決めたことは、「お互い銃を帯びてこい」というものであった。私はCz75、Г氏はサブマシンガンのMAC11を持参した町田駅で落ち合った。今日日こんなものを一般人に見られたら、騒ぎになるかも。いつぞや鎌倉に繰り出したときは射的をすることも出来たのだが、人口密集地の町田ではそれは不可能であった。
 アタッシュケースを開けて、ゲーマーズで買った物品を出し入れするとき、銃がちょっと見え隠れしたのはスリリングであった。


 町田は、Г氏が学生時代に、しばしば立ち寄った街である。行きつけの模型屋、本屋を何軒かはしごし、Г氏は目当てのルガーP08を見つけて即座にそれを買われた。さすがは社会人。カネの使い方が違う。いつぞや町田にお供したときは、拳銃用のフラッシュライトを衝動買いしたこともあった。私も自分でカネかせぐようになったら、もっと趣味にカネを投資できるのだろうか。まあ、生活ぶりや自由になる時間がどうなるかはわからないが。
 さらには途中、喫茶店やメシ屋に立ち寄って休息や食事をしたのだが、その大部分をГ氏のお世話になりました。感謝いたします。私もいずれは後輩にメシぐらいおごれる先輩にならんとなあ。


■後年記■
 Г氏は私と会うときにはよくエアガンを持参していたし、私も大した理由もなくショルダーホルスターをして大学へ行くこともあった。エアガンの所持・携帯を禁じる法令はないし、公衆の面前で抜いたりしない限りは他人を脅かすこともない。しかしエアガンの乱射騒ぎなどの事件もたびたびあり、武器類への社会のアレルギー反応と警察官の職務質問ノルマの過重化のため、近年ではエアガンを家から持ち出すのには非常に緊張する行為となった。ゲームや修理などの理由がないと持ち出しにくい。その点、気軽に銃を持って見せ合えるのはおおらかな時代であった。


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