高尾山に飽きたので、大山へ
2001年12月23日(日)


 今年に入ってから、十数度に渡って行ってきた自主WR(ウォーキングラリー)。これは、八王子のはずれにある標高599メートルの高尾山を、神奈川県相模湖側から上り、高尾山口に向かって降りるというものである。小さな山を普段着で上り、そして下りる。ただのハイキングなのだが、この3時間前後歩き続けるという行為は有酸素運動としては優れており、筋トレとも武道の数稽古とも違った鍛錬となる。棒術部から引退して、運動不足に身体がうずいていた私は、すぐにこの自主WRにハマった。
 だが、さすがに、そろそろ同じ山ばかりで飽きがくるというもの。いや、同じ山を何年も、何十回も登るのもいいものだが、別の山にも登ってみたいという意欲が沸いてきた。そうして今日登ったのが、神奈川県大山。標高1252メートルのこの山は、古くから宗教的な意味を持ち(山はたいていそうだが)、多くの参拝者が登っていた。そして私が大山に関心を持ったのは、時代劇の「銭形平次」。劇中で「大山参り」というコトバが出たのに対し、江戸というか東京から近く、難易度の高くない山があるのだと踏んだのである。


 大山は、現在でも多くのハイキング客が訪れ、子供連れや中高年も上れるポピュラーな山である。装備をまったく持たず、山に関して技術も専門知識もない私にとっては、ちょうどいい山であろう。
 この大山は三角錐に近い形をしており、高尾山と違って勾配は頂上までほぼ一定。適度に一定の負荷が心肺にかかり続ける、鍛錬にはほどよい山であった。ま、高尾山よりは岩が多く、足下がわるいので、気を抜いたらコケそうではあるが・・・。

 小田急線伊勢原駅をからバスで、「大山ケーブル」に至り、麓の宿・土産物街で。

 海抜約600メートル地点にある神社にて。日の出がよく見え、富士山もきれいとのこと。大晦日には混み合うことであろう。

 二次元愛好者は山なんぞ登らないと思われているかもしれないが、中にはこういうアホもいるのである。

 山へは二次元グッツを。人として当然である。今回持ってきたのは、スクルドの下敷き。手軽である。

 こちらが、下敷きの裏面。個人的には、こちらの絵の方が好み。

 神社からの光景。空気が冷え込んでいたためか、江ノ島まで視認することが出来た。晴れているが、気温は低め。

 神社の前で。
 このあと、賽銭を入れておいた。

 山の気温は低く、あちこちで霜が降りていた。関東にやってきて、はじめて見た霜かも知れぬ。

 山道の途中にて。
 雪がかすかに残っている。

 山頂にて。手に持っているピンク色の物体は、プロテインのジョグメイト(チョコレート味)。割と好きなのだが・・・。

 頂上からの景色。伊勢原から麓に至る道がかすかに見える。

 大山頂上で、あらためて一枚。山頂は日が当たり、霜柱が溶けて地面はぬかるんでいた。

 富士山。あいにく感度の高いフィルムしか持ち合わせがなく、あまりよく撮れていない。

 下りは、ケーブルカーを使わず男坂を下る。下りとは言え、男坂の石段はいい運動になった。

 伊勢原駅とバスが往復する、バス停「大山ケーブル」。バスは1時間に何本かはあるようで、それほど待ちはしなかった。


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