高川山に登り、帰還後有明会議
2001年12月27日(木)


 十数回登った高尾山から離れ、先日は神奈川県大山へ登った。今度登るのは山梨県高川山だ。ほとんど装備を持たずに普段着同然で出かけ、専門知識も技能もない私が単独で登れる山など限られている。調べた結果、私が登れそうな数少ない山として、高川山が浮かび上がった。
 登山口たるJR初狩駅も、八王子から行けない距離ではない。一駅八王子側の大月駅から中央大学へ通学していた男を私は知っている。多少時間はかかるかもしれないが、初狩駅はそれほど遠くはなさそうだ。
 そう思い立ち、今日は高川山に登るために初狩駅までやってきた。

 JR初狩駅。長いカーブに位置するため、ホームに止まる電車は、目に見えて傾いている。

 ホームから改札へ行くためには、線路を越えなければならない。この駅の構造には驚かされた。

 JR初狩駅前にて。自動改札などなく、時間によっては改札に人さえいなくなるというのどかな駅である。

 川に沿って高川山を登りはじめる。場所によっては雪が残っており、意外と滑る。

 足場が崩れて、ロープを頼りに乗り越えなければならない箇所もあった。この山は落石が多く、地形はよく変わるらしい。

 頂上の一歩手前で一休み。山に登りはじめてから、ここではじめて人と出会った。

 頂上到着。そんなに体力を消耗はしなかった。大山の方が足腰と心肺に応える。ここで、昼メシがわりにジョグメイトを喰らう。

 頂上からは、周囲の山々を眺望できる。富士山は雲に隠れて、まったく見えなかった。

 頂上の石碑の前で。

 頂上から壬生方面へ。鎖を頼りに岩肌を下りる。こんな急な傾斜は下りたことがなかった。

 小川に架かる橋は、いつから崩壊しているのだろうか。石の上を歩けば、簡単に渡れるが・・・。

 ようやく自動車が通れる道路まで出た。標識によると駅まで徒歩50分か。

 さすが山梨。銃猟を禁止する看板がここそこにあるということは、銃猟が盛んということなのだろう。

 やっと麓の街まで出たが、街でも相変わらず発砲禁止の標識が。街中で猟銃はカンベンしてほしい。

 富士急壬生駅に到着。富士急の電車は本数が少なく、しかも電車がやってくる直前まで改札は封鎖されていた。

 ようやくホームへ入る。ここから大月へ向かい、中央線で帰途についた。


 さて、私は中央線で東京へと戻ったのだが、この日は家に帰らなかった。後輩の参謀長(仮名)宅へとそのまま向かい、そこでП氏(仮名)と共に有明出征についての会議を開くことになっていたのだ。まったく無茶なスケジュールを立てるのである。
 参謀長宅では風呂を借り、上がった後にビールまで出してもらうなど大層世話になりました。


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