初の新勧東京ツアー
1997年04月29日(火)


 棒術部に於いて、私が知る限り2001年度まで毎年この時期に行われた行事として、「新勧小旅行」がある。「旅行」や「ツアー」などとよく呼称されるが、泊まりがけでどこかへ行くわけではない。大抵は都心部の名所など、近場を集団で回るに終始する。カネもさしてかからず、上京してきたばかりの地方出身者はもちろん、関東出身者にとっても案外東京の名所は未踏の地であったりもあるので、手頃なイベントである。そして、新入生同士や、新入生と上級生とが親睦を深めるいい機会となり、新入生にとっては「棒術部」として行動する黎明期の出来事と言える。
 それがはじめて行われたのが、1997年度のことである。このときは、新宿アルタ前に集合して、新宿の都庁、皇居、東京タワー、浅草、池袋(サンシャイン60も含む)と周り、最後に新宿に戻って一杯やった。この帰りに、新入生同士が連んで下宿に泊まったりもし、このときの新入生は、入って1ヶ月も経っていないのに、千年前から部員であったかのようなアホぶりを発揮したものであった。


 東京タワーで、ジャリに混じって某番組を鑑賞するアホ。もちろん東京タワーでは、「セフィーロがどうだ」などという、不穏当なコトバも見え隠れした。エレベーターを使わず、階段でタワーを上り詰め、そして下りも階段を使ったのは言うまでもない。


 畏れ多くも、皇居前に終結し、参拝などする部員連中。浅草に行く前でよかった。浅草では、外国人観光客向けに武具が売られており、日本刀や長ドスなどを複数の部員が買ったためである。


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