棒術用語・セ


精鋭
@他よりも優れていること。あるいは他の多数者よりも優れた人・兵士・集団。
Aかつての棒術部は個々人の強い共同体意識と連帯感に依る強烈な集団であり、幽霊部員なんぞは皆無に等しく、日常的に本気でぶつかり合い、ほぼ全員が能動的に部員として活動した。結束もなく人間関係も希薄で、出席率は低く、意識も低い一般サークル。こうした一般のサークルに対して、我々は誇りを持って精鋭と称した。だが棒術部は1999年から一般化が劇的に進行している。
B一般化・大衆化が進む棒術部内部で、部組織の維持と発展、問題に対する改善に尽力する意識ある部員が、そうした部員の努力にフリーライドする部員や物事を真剣に考えない部員と自己とを区別すべく、自らを自称するコトバ。大っぴらに使われると批判される。


正教
@自分たちの信奉する教えこそが唯一絶対のドグマであると信ずる人々が、そうした教えを称して自称するときのコトバ。
A「ときめきメモリアル」こそがすばらしいと信奉する勢力の自称。あるいはそうした勢力が呼ぶ「ときメモ」そのもの。
Bこの勢力は「サクラ大戦」を「邪教」と認定して対抗していたが、第3勢力である「鍵」「葉っぱ」の台頭により、2000年度には急速に衰えつつある。


政治
@選挙や立法、国際関係など政府が関係する事象に限らず、どこの社会にも存在する持続的な人間関係のパターンのこと。例えばサークルには先輩と後輩という関係がある。人間にはほとんど大した差異がないのに、どうしてそうした関係が存在するのか、また必要なのか。極言すれば、こうした関係のことを政治と呼ぶ。
A大衆は、「偉い人」がとにかくカネや利権を巡って談合を繰り返し、世の中を私物化する動きと考えるらしい。棒術部でもその傾向はあり、自分の知らないことがあるだけでも、どこか奥深い密室で、悪魔的な所行が行われているという妄想を持つ。
B部の仕事に無断欠席したのを叱責しただけで、「政治的とはこういうことか」と一人ほぞを噛むアホがいたが、それはないでしょう。自分に都合の悪いことは、どこかで自分を貶めようとする集団の腹黒い策略のせいだ、などと思うようでは、脳の病院に行った方がいい。マジで。


政治家
@広い意味では、ある地域や集団、組織などに対して、政策の内容に影響を与えうる人々の総称。この意味では政治家は、制度的なポストを持つ者に限定されず、財界の実力者、軍人を含めた高級官僚、労働運動の指導者、宗教団体のリーダーなど多様なものを想定できる。一般的には、一国内の確立された制度の下での、議員や首長、党首、行政府の長を指す。
A政治家の仕事は端的に言うと、政策を立て、それを実現するために法律や予算を作ることである。そのために必要な資質として、社会への洞察力・カリスマ性・利害を調整し目的を実現する能力・説得と妥協を引き出す能力が必要とされる。こうした政治力を持って政策を実現することこそ政治家の指命だが、その政治的行為の結果に対する責任倫理こそが重要とヴェーバーは指摘している。
B棒術部に於ける政治家とは、部の運営実務に携わる行政官と必ずしも一致しないが、一致しない場合の行政は破綻していることが多い。つまり行政を行おうとしても、選挙のない棒術部では大衆や各圧力団体の反発を招く危険性が高い。それを回避し、事前交渉でコンセンサスを確立していく人材こそが政治家と呼ばれている。棒術部は指導者の権威だけで行政が成り立つほど簡単ではない。


政治学
@今日の政治学の直接の起源は19世紀の国家学からの派生として捉えられるが、古くはアリストテレスの著書「政治学」にまで遡る。政治学の定義は多種多様で簡単には述べられないが、権力と社会と人間の在り方を分析するものと言って、大体間違いはない。
A「大学で政治学を学んでいる」と言えば、かなりの確率で「政治学なんて何をやるのだ?政治家になるか?ならなければなんか役に立つのか?」などと屈辱的かつ愚鈍な質問をされるが、棒術部の政治学科生は人間社会を生きる上で非常に有意義な学問であると捉え、そしてそれを学ぶことに誇りを覚えている。ちなみに政治学も含めて、何に役に立つかなどが簡単にわかるような学問などない。


政治学科
@中央大学では、法学部の一学科として存在する。政治学はかつては人文科学の範疇であり、文学部に存在していた大学もあったが、現在では法学部か政経学部にあることが一般的。
A中央大学では金看板たる法学部に所属するため、それだけで高い評価を受けることもあるが、法律に通じる学生はあまり多くはない。意図的に法律科目を取れば法律三昧な講義カリキュラムも組めるが、そうしたカリキュラムを組む者と会ったことはほとんどない。
B棒術部に於いては、I氏、私晴天、黒天使氏(いずれも仮名)と運営を取り仕切った者が数年連続で政治学科生であり、また政治学理論を実践に応用してきたために、政治学科は部内で実務家として高い評価を受けるとともに、部の行政を壟断し、私物化しているのではないかという非難も浴びている。だが、黒天使氏が卒業すると同時に、こうした政治学科の正負の声は消え去ることであろう。


聖蹟桜ヶ丘
@京王電鉄の本社があるため、多摩市で最も栄えている地域。銀行の支店や商店などが立ち並ぶ。多摩センターほどではないが、人工的な街でいまひとつ住み難い。
A「耳をすませば」の舞台のひとつ。棒術部員にとっては聖地。
Bかつては棒術部員が酒を飲む場所であったが、多摩都市モノレールの開通と宅飲み傾向の増加によって、あまり行かなくなった。


西部警察
@長期間テレビ放送された刑事ドラマ。大門組と称するデカ軍団が、重武装パトカーや銃器を駆使して犯罪者を打ち倒す大胆なアクションが売り。犯罪者にはいかなる権利もなく、大門軍団の行動にはほとんど制約はない。すばらしい強権国家である。毎週重武装の犯罪組織が跳梁跋扈する社会には、これぐらい強烈な法の強制執行機関が必要なのかもしれない。
A棒術部の一部で絶賛される番組。この破天荒ぶりと暴力性が我々の脳天を直撃する。また、なまじ法知識があるからこそ、観ていてなおさら楽しめるというものである。「西部警察」のパロディーとして「棒術警察」なる自主制作映画を作ろうとの企画もあったが、車やカメラなどの機材が揃わず消滅。


声優
@アニメや洋画吹き替えに活躍する役者。1970年代ごろまでは駆け出しの俳優や劇団員が「片手間」にやっていた仕事だが、現在では独自の地位を確立。あまり広い市場ではないため、喰っていける人数はそう多くない。
A一部の棒術部員にとって、憧れの存在。


セガ
@玩具・ゲームメーカー。SG‐1000から家庭用ゲーム機市場に参入し、ついに2001年初頭にはドキャの生産中止に至った。今後が心配な会社である。
A「今さら言うまでもないが、セガハード及びセガのゲームは(ある意味)最高である。日本の全国民は今すぐにでも大衆迎合型の軟派な某ゲーム機を捨て、ドリームキャスト、セガサターン、メガドラ、メガCD、マスターシステム、ゲームギア等を所有すべきなのである!」とは、棒術部機関誌に書かれたタリン(仮名)の弁。


絶望2000
@18禁の鬼畜蹂躙ゲームのDVD-ROMリニューアル版。フルボイスなので、プレイしていると近所に聞こえないか心配になってくる。
A私晴天宅にて公開プレイが行われ、各人の人間性を問い直すのに用いられた。結果は、皆鬼畜だということであった。
BHMX-12(仮名)は、公開プレイの翌日にDVDドライブを購入したという伝説を残している。
C登場人物が全員18歳以上というのは、冗談でしょう。


1970年代
@アメリカは正統性なき泥沼の戦争で名誉を失い、また経済も疲弊してドルと金との兌換を保持できなくなった時代。この中で若者達は既存の権威や権威化された権力、あらゆる価値観に反旗を翻し、多くの国でstudent powerが爆発した。社会に於いて、学生が良くも悪しくも最も注目され、そしてパワーを持っていた時代である。
A課長(仮名)がイデオロギーではなく文化的側面に於いて、憧れ、理想とする時代。
用例「お前の風体はフォーク歌手みたいだ!まさに'70年代!」
 これは相手をバカにしているのではなく、課長としては最大限の讃辞なのである。


仙台一高
@正式名は宮城県仙台第一高等学校。元の旧制中学で東北随一の名門高校。東北の他の進学校では、「お前らはたるんでいる。仙台一高の奴らは1日に**時間勉強している」などとよく引き合いに出されるが、実際はそんなに勉強をしている人間はいないらしい。ライバルの仙台二高との定期戦では今時めずらしいバンカラぶりを見せるそうな。
A棒術部某氏の出身校。一高に相当な誇りを持っているようで、自己紹介での「名門仙台一高出身!」の文言は有名。課長(仮名)が東北を放浪旅行したときには、一高の校門に「****参上」と某氏のフルネームを書いた貼り紙をしようとしたが、警官に睨まれて逃げ帰ったとのこと。
B「放課後恋愛クラブ」の舞台らしいが、実物は男子校である。


選民思想
@自分たちの民族だけが神に選ばれた優れた存在で、人々を導く使命を持っているとする思想。古代から存在する思想だが、現代でもそういう節がある民族ないし宗教は存在する。
A高い階級にある人間が、他と自らを区別し、自らを優れているとする思想ないし意識。
B棒術部こそがもっとも尋常でないサークルであるという自負を持って、棒術部とそれに所属する自己を特別視する思想。1999年からは事実上消滅。つまり棒術部こそが日常を楽しみ、そして過酷な稽古で自己を鍛え、それゆえ共同体意識も強く、仲間同士でぶつかり合えるという誇りが存在したのだが、急激な大人数化と稽古の軟化で、こうした文言を口にする人間はほとんどいなくなりつつある。
C・・・・・・。


戻る