棒術用語・ソ


ソウ!
 某氏が技を繰り出すときに上げる、脳天から突き抜けているのではと思える、甲高い気合いの声。


総合政策学部
@中央大学では最も新しい学部。複雑化・広範囲化していく変化の絶えない現代社会に於いて、争点を発見し、目的を為すための指導理念を打ち立てる人材の育成を目的としている。特に国際問題、民族間問題に対応するため、文化・語学の研究を重視している。
A中央大学の中では特異な存在である。時間割は独立しており、クラス単位での行動が多く、また語学などで多忙なために、サークル活動を行う者は比較的少ない。棒術部に於いてもごく少数しか存在せず、日常に於いては忘れられがちである。


想像の共同体
@ベネディクト・アンダーソンの著書。ナショナリズム・国民国家研究に多大なる影響を及ぼした。その内容は、国民という概念をあくまで人間がイメージとして心に描いたものとして捉え、人種的にも民族的にも明確に線引きできない人間集団が、いかに限られたものとして共同体意識を持つに至るかを分析する。
A棒術部もまた想像の共同体である。ある時間に決まった場所に集まり、号令者の元で稽古すること、自分たちと他サークルとを区別して考えるのも、ひとえに人間の考える力に依る。当たり前の存在として棒術部が成り立っているわけではない。物理的には存在しない棒術部が、棒術部として存在していられるのには、部指導者の不断の努力に依るものである。


ソード・オブ・ソダン
@メガドライブ史上有数のクソゲー。中世の戦士が敵の城に乗り込む単純明快なストーリーの横スクロールアクションゲームだが、その難易度は超スパルタン級。この段階ですでにクソゲーだが、背景の風でゆらぐ骸骨。デッサンが狂った敵及び主人公が繰り出す突きのヘボさ。それを喰らってハラワタぶちまけて叫ぶ歪んだ声の断末魔。極めてランダム性の高い即死トラップ。それでいて不条理なメッセージなど、バカゲーの名に恥じない出来である。
Aセガ崇拝者タリン(仮名)の秘蔵の逸品である。


率先垂範
@他の人よりも先に立ち、自ら行動によって模範を見せること。
A棒術部の古来からの教え。後輩をアゴでこき使うのではなく、稽古も仕事もあらゆる苦労も、先輩が自ら前線に立って行動するというもの。旧弊な構造的暴力と権力者のフリーライドを否定する、高邁な理念である。
B大人数時代に於いては、指揮官は前線で一番槍を振るうのではなく、手を動かさず情報収集と采配のみに特化しなければ部全体が破綻しやすい。情報も仕事も膨大化し、指揮官も全てに於いて前線で戦うと潰れてしまう。責任の配分、すなわち分業こそが必要とされている。


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