棒術用語・タ
体育同好会連盟
棒術部が加盟する団体。棒術部は、非公認・未公認団体とは出自の違う大学公認の部会である。
大衆
@かつて諸階級は、ほとんど他階級と接触を持たず、それぞれが明確に分化していた。だが、19世紀以降、マス・メディアの成立によって情報の垣根が取り払われた。その結果、様々な社会的地位・階級・職業・学歴の人々が同一属性同士で排他的集団を形成することなく原子化・匿名化され、メディアの情報のみを中心に1つの巨大な集合体になった。これを「大衆」と呼ぶ。
Aフランス革命や19世紀の諸革命や労働運動の高揚に対して、貴族主義的観点から非合理的・情動的にほとんど動物化して社会を破壊する力学を批判するのに用いられた概念として「群衆」がある。大衆もまた、メディアを中心とした一つの刺激に反応して「群集心理」を働かせるという「群衆」の特質を持っていると言える。しかも、大衆は相互に匿名のままに1つの流れを作り出す。
Bリースマンやミルズは、大衆を「他人志向型」の人間であり、「孤独な群衆」と称した。つまり、生産組織や行政組織が巨大化する一方、原子化された個人が、フォーディズム的社会が求める大量生産大量消費に呼応するように受動的・同調的・没個性的になっており、パワー・エリートに操作されているとしている。
C棒術部に於いて大衆というコトバを使うときは、2つ意味がある。1つは、「尋常ではないことをしでかす棒術部員」と世間一般を区別するときに、世間の人々を「大衆」と称する。もう1つは、部の運営を取り仕切るエリートが血ヘドを吐き、自分の大学生活を犠牲にしつつ努力している成果を、何も考えず批判だけして享受・浪費する一般部員に対して、エリートと区別する意味で用いる。
大名古屋帝国万歳
@8号館の油圧式エレベーターの室内に書いてある落書き。
A名古屋出身のT2氏の犯行・・・ではないらしいが、彼がやったと言われても驚くに値しない。
宝さがし
@どこかに埋もれた財宝を探し当てる探検行、あるいはそれをモチーフにしたゲームのこと。ちなみに、現代、実際に誰かが残した財宝を探し当てても、所有権や文化財の問題が複雑に絡み、儲けになることはまれである。
A1998年の白門祭で棒術部が出した、とても成功しそうに思えない出し物。群集心理で強制的に可決されたが、実行役職者の怠慢・連絡不徹底・暴力で実行日の朝まで実行体制は整わず、また出店の営業はシフト制度があるのにもかかわらず店長は全て無視して、過酷な暴力的ノルマを強要。このときのいい加減さに対して1年生(当時)の怒りが爆発し、革命の機運が高まった。
足袋
@棒術部の屋外稽古では、土@用の地下足袋を着用する。「力王たび」の白・こはぜ7枚がスタンダード。
A長期間放置すると腐る。特に夏合宿後が心配。
B裸足で稽古するのも気持ちいいが、破傷風が心配。
旅
@日常の生活の場を離れて、遠方へ出かけること。
A棒術部員で旅好きは少なくないが、時間・カネの都合がつかず、実施するのは困難。それでも、幾度も少人数の旅は行われた。
B非日常ゆえに、いつもより気合いの入った飲み会が期待できる。帰ること、ときには運転して帰ることを忘れてはならない。
多摩動
@「たまどう」と読む。多摩動物公園、あるいは多摩動物公園駅を指す。2000年1月10日の多摩都市モノレール前線開通以前は、バスの中央大学停留所と京王線多摩動物公園駅が主要な登下校コースであった。
A多摩動物公園そのものには、中大生はあまり行かないが、そこにあえていくのが棒術部である。昆虫館と12種類ものゴキブリが見物。あまりドス黒いことをしゃべりながら歩いていてはいけない。
たわけ
@愚かな、あるいはふざけた言動のこと。または、それを行う者。
A兄弟で農地を分割相続し、経営規模を細分化することの愚を称したコトバ。田分け。長男の一子相伝による農地の継承と、次男以降と長男との徹底した差別化を核とした日本の家族形態・経営形態を象徴するコトバである。
Bタリン(仮名)がよく言うセリフ。
用例「この、たわけがッ!」