登場人物紹介

銀河
 吾一三兄弟の長男。
 三兄弟の中では、指揮・作戦立案とリーダーシップをとるが、使いの忍者追撃、レイ救出など重要なことは自分一人で単独行動。責任感故の行動か、自分の腕に自身があるのか、それとも弟妹を信用していないのか。
 設定ではS&W・M649を携帯しているが、劇中では一度も使ったことはない。
 特殊技能としては、忍法落下の術を使用。

彗星
 吾一三兄弟の次男。兄と妹の中間に位置する。最大の特徴は、棒読みなしゃべり方をすること。感情のこもっているセリフを、抑揚なく棒読みするところが彗星である。しかし戦闘中は奇声を発し、行動は大胆である。そのため、敵中突破・攪乱など精密さがいらない任務では活躍する。
 設定ではレミントン・ダブル・デリンジャーを携帯しているが、劇中では未使用。
 特殊技能としては、忍法地蔵隠しを使用。

月光
 吾一三兄弟の妹。末子である。よく考えたら、劇中ではほとんど棒を振るっておらず、葛城ミサト蹴りと拳銃の印象ばかり強い。変身して後方攪乱など、支援的な任務を主としているため、それほど戦闘力は高くないのかも。セリフはやたらと「ええ」が多く、自分から生産的なことを言うことはほとんどない。
 忍法銃として、ブローニング・ベスト・ポケットを2度ほど使用。
 特殊技能としては、変身で大活躍をした。

同伴
 原作「ミツルギ」では道半と書いたが、「吾一」では脚本が一発変換して出た同伴に決まった。吾一忍者の長老。年を喰っているため、経験からかボケかけているのか、やたらと見立てでものを話す。根拠を明示したことは一度もない。それでも、三兄弟はこのジジイの見立てによって行動しなければならないようだ。
 白兵戦能力は意外と高く、気合いの入ったジジイである。かなり短気。

棒術神・吾一
 吾一三兄弟が合体して変化する巨大物体。戦闘メカではないらしい。胸には平仮名で「ごいち」の文字、背中には丸で囲って「神」の一文字を背負う。必殺技は真常の型。この物体の中には三兄弟の意識がともっているようだが、ときどき三兄弟の誰のものでもない奇声を発する。

使いの忍者
 吾一一族の一忍者。一族というくらいだから、同伴や三兄弟と血縁なのかもしれないが、催眠術で操られているだけだというのに、銀河の手によって容赦なく殺された。一夜にして40里(約156q)の道のりを走る、優秀な忍者ではあったようだ。ギリシアの都市国家の連絡員よりも優れた脚をしている。

桃瀬軍団
 魔人桃瀬の軍団と、その構成員のこと。ここでは、ザコ戦闘員のことか。白い珍妙なマスクをかぶり、両腕で交互にX字を描く奇妙な挨拶をする。分裂して増えることが出来るらしい。一応しゃべれるが、滅多にセリフを言わない。何故か全員棒術使いである。

デロモン
 原作「ミツルギ」ではデノモン。魔人桃瀬が召還した巨大怪獣であり、棒の一振りで吾一三兄弟を吹き飛ばした。だが、棒術神・吾一の前にはあえなく敗退。胸に平仮名で「でろもん」と書いてあるが、字が間違っている。

魔人桃瀬
 宇宙から桃型の流星で地球にやってきた地球外生命体。何故か地球にやってきて、天下をとる手段として中央大学の掌握を目指した。宇宙中の棒術を会得し、一夜にして城を出現させ、巨大怪獣を召還し、自らも巨大化できる恐るべき力の持ち主だが、学長の娘の誘拐によって権力の委譲を目指すという、貧相な手段を用いる。意外と気は長くない。

学長
 巨大な蝶ネクタイをした、中央大学の学長。何故か日頃から中大構内の警備を厳重にし、銃を持った私設ボディーガード隊さえも組織している。学長だが、普段、どんな行いをしているのかは甚だ謎である。かなり短気。さらに、娘のこととなると我を忘れる傾向にある。レミントン・ダブル・デリンジャーを携帯。ますますもって、カタギではない。

半蔵
 学長私設ボディーガード隊の隊長。中大の警備員も統括するようだ。武器はベレッタM84Fだが、棒も使うようだ。劇中では彼の戦いのシーンは描かれていないが、桃瀬軍団にボディーガード隊を率いて戦いを挑み、惨敗した。この劇中ではわりと冷静な方。

レイ
 学長の娘。桃瀬軍団に誘拐され、中大の実権を譲渡させるためのカードとして使われる。学長が要求を飲まないと見るや否や、とっとと処刑命令がおりるとは、さして重要な取引材料ではなかったのかもしれない。誘拐されたときはパジャマを着ていたが、何故魔人桃瀬の城では第三新東京市立第壱中学校の制服を着ているのか。魔人桃瀬の趣味なのだろうか。

警備員
 中央大学の各所に配置されている警備員。何故か全員棒で武装。中大は、よほど物騒な大学なのであろう。そして何故か私設ボディーガード隊の隊長・半蔵の指揮下にある。この警備員も、もしかすると学長の私兵なのかもしれない。


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