シーン6 野望の第一歩
画像 |
セリフ及び解説 |
台本との差異・制作雑話 |
中大構内に立つ学長と半蔵。半蔵が遠くを指さす。 |
半蔵のセリフは「学長、あれを!」なのだが、前半部は入っていなかった。 |
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あやしげな建物。 |
これは中央大学4号館、魔窟・サークル棟である。 |
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学長「夢か、幻か!」 |
このシーンはテープにうまく入っていなかったため、「ディレクターズ・カット版」では、むりやり静止画にしてアフレコでセリフを入れ直してある。 |
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. | 半蔵「幻でもございません」 |
「夢でも幻でもございません」なのだが、カメラを回すのがどうも遅いようで、前半のセリフが欠ける傾向にある。 |
学長「しかし一夜にしてあのような建物が。これを信じろと言うのか!」 |
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半蔵が何かに気づいて指をさす。 |
でっかい蝶ネクタイして、大声で芝居しているが、この画面外には絶えることなく通行人が歩いていた。恥を捨てなければ出来ない芝居であった。この当時はまだ多摩都市モノレールがないので、まだこのへんの通行量は少なかったが、講義終了時間にぶちあたり、通行量はかなりのものであった。 |
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あの建物に、魔人桃瀬と縛られた学長の娘が。 |
夜間、最大望遠で撮影したのでかすかに写っている程度である。 |
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魔人桃瀬「中央大学の者よ、見たか我が力を。これより魔人桃瀬が学長に代わって、中大を支配する。この女の命を助けたくば、中大の実権を譲り渡すのだ。一日だけ時を与えよう」 |
サークル棟の階段にて。このシーンでは、背後に通行人の笑い声が入っている。 |
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取り乱しす学長を、半蔵が後ろから羽交い締めにして押さえつける。 |
この揉み合い、「レイ」絶叫のシーンでは、ますます通行人は多くなっていた。芝居に没頭するしかない。 |