シーン10 エピローグ

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セリフ・動作解説

台本との差異・制作雑話

 半蔵に伴われて、娘帰還。

 走って出迎える学長。

学長「おお、レーイ」
娘「お父様ぁ」
 抱き合う二人。

学長「いやっはっは、無事で何よりだった」

 気がついて、見上げる学長。
学長「おお、城が消えた」

 ここのセリフを理解に苦しむ人が多い・・・というかほとんどなのだが、魔人桃瀬が娘を誘拐した直後に、一夜にして城を出現させたのだ。その城が消えた、と言っているのである。

 半蔵も見上げる。

学長「半蔵」
半蔵「はっ」
学長「レイを助けた吾一三兄弟に、ワシが直々に会って礼を言おう」

 首を振る半蔵。

学長「どうしたのだ?」

半蔵「彼らはすでに、姿を消しました・・・」

学長「何故引き留めなかった!」

半蔵「人前に姿を現さぬのが、吾一一族の掟。彼らは影として生きることを宿命づけられているのです」

 会わされる三本の棒。

 芝生に立つ、三兄弟。

彗星「兄上、これから俺達はどこへ行くのだ」

銀河「俺達に休息はない。この世に悪が存在する限り、彼たちに休息はないのだ」

 台本では、「俺達の任務に終わりはない。この世に悪が存在する限り、彼たちに休息はないのだ」。

 月光「そうよ」

銀河「吾一三兄弟は、この世の悪のすべてを倒す。それを、ここで誓おう」
 三人で、棒を掲げて合わせる。
ナレーター「魔人桃瀬は倒された。しかしこの世に悪がある限り、テンに代わって悪を断つ。それが彼らの宿命なのだ」

 走り去る三兄弟。
ナレーター「今日もどこかで悪が動き始めている。行け、我らが吾一三兄弟!」
 跳ぶ吾一三兄弟。跳んだところで静止画。

 この後、スタッフロールがあるのだが、それは省略。さすがに実名しか載っていないスタッフロールは流せない。ちなみにスタッフロールは「ディレクターズ・カット版」にしか存在せず、藁半紙に筆で書かれているものを、一枚ずつめくるというもの。


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