机の引き出しを開けると、そこには拳銃が。理想的な環境である。私は、例え全人類が天変地異によってすべての武装を失ったとしても、石や木の棒で殺し合うと思っている人間。ホッブスとルソーとでは、私はホッブスの思想に近い。武装こそが、人間が社会で自己主張し、生命財産と尊厳と権利を守るための前提条件。だけれど、日本では拳銃を持つことは極めて困難な上に制約が多い。その中で、形だけでも上のようにしている部屋を見ると惚れ惚れする。

注:日本で拳銃を合法的に持つ方法(あくまで手にする方法であって、撃ったり使ったりするのは別問題)
1.エアライフル、スモールボアライフル、ハンドライフルと射撃競技で躍進していけば、民間人でもラピッドファイアピストルの選手になることはできる。ただし枠が何十人かに決まっている上に、ほとんどが警察官・自衛官に独占されているため、門は極めて狭い。例え選手になったところで、自分の銃は警察署で保管される。
2.古式銃、つまりおおむね1867年以前に製造された国産拳銃か、それ以前に日本に輸入された外国製拳銃は所持出来る。かなりの制約があるが競技拳銃よりは入手が楽で、規則も緩い。1867年というとかなり昔だが、金属薬莢が存在する時代で、レミントン・ダブルデリンジャーやS&W・NO.1リボルバーの所有も不可能ではない。あくまで不可能ではない、という程度だが。


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