狭い学生アパートにて何人も押し寄せる客や家主が寝るとき、当然快適な睡眠など期待しようもない。学生アパートは6人7人といった人間が一度に寝るように設計されていない。当然だ。早く寝た者だけが足をのばして寝ることが出来(邪魔なときは蹴られるが)、後の人々は自分自身をパズルのピースのごとく、狭いスペースに入り込ませて、なんとか横になるしかない。人間のコンパクト化である。私などは、「海がきこえる」ではないが、風呂のユニットバスの中で寝るハメになったこともあるほどだ。一睡も出来なかったが・・・。
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