恐るべき部屋である。新聞は入学以来一度も資源回収に出されておらず、本・ゲーム機・CD・未使用/使用済みの衣類・空き缶・ペットボトル、さらには喰ってスープの残ったカップラーメンや吸い殻までもが、絨毯に転がっている。
この状況に於いて、ここの住人はフトンをベランダ近くにまで移動させ、なんとか睡眠を確保している。だが、パソコンラックに阻まれて足をのばすことも出来ない環境。よくぞこの状態で何ヶ月も堪え忍んで生活してきたものである。手間を惜しんで無精を貫徹するより、掃除した方がよほど楽な生活を出来る気がするが。