池袋遠征
1996年04月15日(月)
昨日の振り替えで休日。浪人に曜日なんてあってないようなものだけれども。
家に電話したが、今日はレオの誕生日だということ以外は家では何もないという。ただ、静かに生活しているそうだ。
池袋に行ってみる。寮から池袋東口まで30分。道に迷ったりはしていない。2時間の自由時間で行って買えるのには、まあまあ余裕があるではないか。さて、何をしに来たんだっけ?そうだ、新宿書店だ。「****」の新刊はなかった。****(サークル名)の鬼畜本があったので買う。エヴァ本も二冊ほど買ってみる。・・・5000円ふっとんだ。
アニメイトにも行ってみる。エヴァのマグカップはもうなかった。プログレッシブナイフなどのグッツを買い込み、また5000円。
白山のコインロッカーに買った品々を隠す。釧路に帰るときまで保管か?(注1)
「ゲーメスト」を部屋まで持ってきたら、気が散る。読まなくても、「読まない」ということに労力がかかる。明日コインロッカーに入れよう。
夕食のときに、田山氏が「火炎瓶ってどうやってつくるの?」などと話し出す。山田氏や五十嵐氏がガソリン入れてボロ切れとか新聞とかつっこむだけじゃないの、などと話す。いや、灯油とガソリンとを1:2で混ぜるとかそういうことを読んだ記憶がある。などという話をする。さらに、山田氏は空手をやるそうで、拳の突き出し方についてなにやらいっていた。
田山氏は「俺ら(理系限定)大学出たら、何でもつくれそうじゃない?」とのこと。原料と設備させあれば、原爆でも作れるのではなかろうか(注2)。
この日のカネの動き
地下鉄 白山−巣鴨 -170
同人誌 4冊
資料本 エヴァもの
雑誌 ゲーメスト 新宿書店池袋店にて -5850
グッツ 山ほど 池袋アニメイトにて -4635
紙袋 池袋のファミリーマートにて -250
地下鉄 巣鴨−白山 -170
コインロッカー 白山駅にて -300
文具 消しゴム
ルーズリーフ
飲料 ウーロン茶 白山下ミニストップ -821
財布残高 8528円
注1・・・
白山のコインロッカーに買った品々を隠す。釧路に帰るときまで保管か?
反省書ものの禁制品を買い込んだのは、これがはじめてである。しかもよからぬ同人誌、しかもかなり甚だしいものを買ったので、寮に持ち買えるのはコンビニでエロ本買って持ち帰ることなんか問題にならないぐらいの抵抗を覚えた。だからとりあえずコインロッカーに入れたのだが、当時の私はコインロッカーの仕組みをよく知らなかった。一晩につき300円かかることも、一定期間がすぎると管理会社に預かられることも。だから、帰省するまで隠しておこうなどと思ったようである。
注2・・・
田山氏は「俺ら(理系限定)大学出たら、何でもつくれそうじゃない?」とのこと。原料と設備させあれば、原爆でも作れるのではなかろうか
大学への憧憬というものが、よく現れている一コマと言える。
解説
日本の中心都市東京は、言うまでもなく二次元活動の中心地でもある。「同人誌」という代物は、雑誌やなんかで存在を知ってはいたが、触れることはほとんどなかった。それゆえに、私にとってはいっぱしの二次元人のステータスとして同人誌を捉えていたのである。受験上京時にも数十冊釧路に持ち帰ったが、ついて浪人中にも買い込む行動に出たわけだ。しかし基本的に、「買って読みたい」というよりは「確保しておきたい」という欲求の方が強かった。さすがに際限なくマンガや雑誌を読んで過ごすような気はなかったわけである。