部屋点検
1996年04月23日(火)


 学校へ行くも、また眠し。テストはこらえきり、読める字を書いた。シャープペンシルを0.3のにしたので、そりせいもあるか。


 ミーティング。高山氏来ず。呼ばれてやって来た高山氏曰く、招集の放送が暖房の音で聞こえないそうな。
 寮監曰く、寮監会議で始末書2枚がいるのは83寮だけだった、とのこと(注1)。しかも二人。ゆいゆいしきことだそうな。しかし、ミーティング終了直後、不真面目な連中は廊下で、ここそこで談笑しはじめる。もっと要領よくやるのならばまだしも、寮監が真下にいる上でも話す。やはりここはロシデナシ寮だったか。まあ、孤島に生きてやる。背筋を伸ばした井上氏、決して不要なときに口を開かぬ高村氏、彼らはきっと優秀なところに入るだろう。


 寮監は周知のように、皆が登校した後に部屋を巡回している。危険なコンセントの挿し方をしていないか、灰皿の始末はどうか、ゴミの始末は、そして禁止物はないか。ミーティングばては、汚い部屋を読み上げられた。
「**君。綿埃だられだった。そこで布団敷いて、口に入っとるだろう」と、大笑い。
「**君。ゴミだらけ」。さらに笑い。
 酒の疑いがあったら、徹底して禁止物は調べるという。天井裏までも。赤い顔しているのがいたらやる、と言いながら赤い顔の林氏を見ていう。またも大笑い。
 そして、布団の間にもよくかくすらしい。毎日布団の間に手を突っ込んでいるとのこと。一瞬、布団の間にエヴァ本隠そうと思ったからな・・・しなくてよかった。
 酒瓶はどうだか知らないが、容器を換えればいいのでは。ビールは無理だけど、蒸留酒はうがい薬や消毒薬の瓶に入れればバレなかろう。俺の持っている消毒用エタノールも飲めることだろうし。しかし酒なんか飲んでどうするんだ?こんなところで、1人で。
 菓子箱を切って、将棋を作った奴も過去に大阪でいたらしい。木の将棋と違って、音がしないからいい、とのこと。
 そうそう、高村氏の部屋から古いおにぎりが見つかったとのこと。4/8の日付だったとのこと。なんというものを。誕生日に買ったものだから記念に・・・とのこと。ほんまかいな。


 今日は荷が実家からついた。注文した品々はうれしいが、新聞もありがたい。イスラエル軍M109誤射とか、新聞がなければ知らずにいたことだろう。


この日のカネの動き

銀行引き出し +980
アニメージュ -400
電話 -100
財布残高 1481円


注1・・・
寮監会議で始末書2枚がいるのは83寮だけだった、とのこと

 まあ、「お前らが一番悪い」「お前らが特別だめだ」というのは、あらゆる指導の常套句。実際どっうだったのかは知らない。


解説

 日常の部屋点検はかくして行われているのである。


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