授業ある方が楽だ
1996年04月30日(火)
今日は休み、世間は平日。はっきり言って、授業ある方が楽だ。休日義務時間の1日14時間の自由は、2時間のフリータイムを潰さないと不可能に近い。それならば平日の登下校の10分20分、昼休みを入れて1時間半くらいの方がまだ(自由時間として)使える。池袋や上野に行くのならば、2時間は欲しいがな。勉強するためにここに来た。苦労を買った。親は勉強していると思っている。しかし週に一回ぐらいは出掛けたい。平日に稼いでおけば休みに詰めなくてもいいのだが、今週は休みだらけ。単語とか普段やりにくいことをしよう。今日だけで240語ぐらい覚えよう。
活きのいい人々はこぞってサッカーしに行った。7〜8割は行ったか?しかも場所は東京大学。帰ってきた人々は、寮玄関前の道路に何人も転がってた。そして口々に東大はいい、アジア1だ、いや北京大が上だ、競争率は高いかも知れないが東大だ、と東大の話ばかり。
オレは高村氏が富士銀行横に郵便局があると話していたのを思い出して、郵便局へ。500円切手を買い求め、その場で封筒に入れてゲーマーズに出す。これでクララのテレホンカードは間違いない。よし。
風呂に行ってみると、入り口にかつてないぐらいスリッパが散乱していた。かまわず入る。4つのシャワーはすべて埋まり、湯船に5人、しかも皆腰浮かせて足しかつかっていない。オレが入ると「おお、入ってきた」「この状態から入れるか」とどよめく。しかし入る。
夕飯。三浦の大将、使い終わった箸を箸入れ(水を張ったプラスティック製の容器。洗うとき箸は区別しないと大変なので、食べ終わったら食器と別に箸はここに入れる)に入れない。高山氏に「始末書だ始末書!」と怒鳴られてた。
しかも井上氏、「しょうがねえなあ大将は」と苦笑いしながら、三浦氏が上げ忘れたイスを上げる(注1)。
彼、もつのか・・・?反省書始末書かさんできたし。まあ枚数は大将に限ったことではないが、本当に退学退寮になるのか?わが8班は五十嵐氏の名札換えし忘れの反省書1枚のみ。優秀である。
この日のカネの動き
切手 -500
財布残高 24203円
注1・・・
三浦の大将、使い終わった箸を箸入れ(水を張ったプラスティック製の容器。洗うとき箸は区別しないと大変なので、食べ終わったら食器と別に箸はここに入れる)に入れない。高山氏に「始末書だ始末書!」と怒鳴られてた。
しかも井上氏、「しょうがねえなあ大将は」と苦笑いしながら、三浦氏が上げ忘れたイスを上げる
三浦氏のダメぶりに、多くの人が苛立ち、あるいは呆れてきた。箸を箸入れに入れ忘れるとか、イスを所定の位置に上げ忘れるなんてことは、人が死ぬわけでもなし、大したことではない。誰だってうっかりしていれば1度2度やる程度のことである。しかし彼はこうしたことが多すぎる。同じことでも何度もやるし、注意されても自分はわるくないとして言わないし。
箸ひとつとっても、食器と一緒に下げたらまかないのおばちゃんが面倒だ。イスだって狭い食堂で、所定の位置に上げておかないと後ろのテーブルの人の自由が利かない。緊急時の通行の妨げにもなる。掃除の業者も、いちいちイスを上げないとならない。
自分が箸やイスを片づける手間を惜しんで、他人に面倒をかけるのか。それとも、本当に「うっかり」ならば他人がその始末をすることになっても許される、当然だとでも?1度2度ならばうっかり、忘れてた、で済むが、再三再四のことで「気をつけよう」という発想が働かないその根性が気にくわない。だから高山氏も怒鳴りつけたんだろう。私や他の寮生が同じことやっても、別に怒鳴りもしなかったことであろう。
難儀な人でしたわい。
解説
クララというのは「豪血寺一族2」のキャラクターで、CVは三石琴乃である。