勉強量が増えた
1996年05月02日(木)
各種テストがはじまり、勉強量が増えた。というか、やらないとならないことが増えた。追試があるというし。きっと追試も基準的に達しなかったら何かあるのだろう。やらざるを得ないシステムというやつか(注1)。予習復習も今まで満足にできていなかったがねいれはいかん。テキスト中心だ!予習は1時間半かけたけれどもね。今日は自習時間10時間だ。登下校を差っ引けば9時間か。すげーぜ。いや、まだまだだ。
どこぞの寮で本当に追い出された人がいるらしい(注2)。東京人らしいので実家から通っていると。いやたまらん。高いカネ親に出してもらって。親は勉強していると思っていただろうに。
三浦の大将は、テレホンカードを逆に入れて「使えん」と言って、人にくれたり捨てたりしていたらしい。「あいつバカだ」と誰かが言った。彼の評判は良くない。
この日のカネの動き
なし
財布残高 17706円
注1・・・
各種テストがはじまり、勉強量が増えた。というか、やらないとならないことが増えた。追試があるというし。きっと追試も基準的に達しなかったら何かあるのだろう。やらざるを得ないシステムというやつか
別にテストの成績がわるいからといって、ヤキを入れられるとか、罰を喰らう、退学になるといったようなペナルティはない。学業不振で罰を加えるのはナンセンスだ。だからほぼ毎日ある試験の勉強をしなかろうが、何もしなかろうが、何も起きない。あんまりサボりすぎるとちょっと注意されるぐらいだ。
はっきり言って、毎日やっている試験なんて洗練された問題とは言い難いし、ひたすら暗記とか、解けるまで同じ問題を解くとか、労力ばかりかかることのような気もしてくる。やらないからと言って大学落ちるわけでも、従えば大学に受かるわけでもない。しかし、こういう機会を活用し、自らのインセンティブとしないと、なかなか勉強なんかはできないものだ。別に「やらないと怒られる」とか「学校のルールに従えば安心」とかくだらないことではなくて、与えられた機会でもって自らの糧とするべく労力を投入し、役立つよう工夫し、テストが終わっても自分なりに復習するなどして活用しないのは損である。
まあ、テストは手を抜いて自分なりの方法で勉強に邁進していた人もいたし、それで出来た人もいたが、何にもわからない、勉強の仕方も基礎も右も左もわからない人は試験に乗った方がいいのではなかろうか。別に魂売るわけではないし。
注2・・・
どこぞの寮で本当に追い出された人がいるらしい
両国では罰則として反省書・始末書というものを書かせ、それが一定数溜まると退寮・退学処分にするとしている。一括前納の学費・寮費は返還されない。それが抑止力となり、強制力となっている。教員・職員による暴力が完全に禁じられている中では、ほぼ唯一の脅威として使われている。
まあ、しばしばどこの寮で誰が退寮になった、だれが寮を強制的に換えられた、大阪校に移された、退学になった、などと囁かれていたがその真偽のほどはわからない。けれども、親が何百万も出してくれた学校を追い出されること。勉強する意志に欠け、方法もわからない自分がほとんど唯一の頼みの綱として入った学校を途中で追い出されること。これらはちょっと頭をよぎっただけでも脅威ではあった。
解説
寮の規則の実効性をめぐって、さまざまな噂が飛び始めたのはこのころだったのだろう。