避難訓練
1996年05月12日(日)


 0824時。勉強している時間のはずである。しかし書くことがある。腹が痛く、下痢だ。勉強できないほどに。昨日も腹を押さえてうずくまりたくなるほど痛み、テスト中に退出して便所へ行った。今日も、0730〜0800に例によって寝た後、やはり腹が痛みトイレへ。水の一歩手前のようであった。
 何か悪いものを食ったか?否。皆同じ者を食っている。中るのならば一人のわけがない。しかも私はラーメンもおやつも食っていない。ならば水か。200円で買ってきたこの怪しげな水のペットボトルか。いや、開封してそんなに経ったわけではない。腐るわけがない。しかもこの水はいつも買っている。昨日今日買いはじめたわけではない。ではカゼか。いや熱もないし、身体の他の部分は大丈夫だ。ストレスで消化器だけやられたのか?いや、私にストレスなんぞはほとんどない。とにかく私は生来胃腸が弱い。
 パンラクミンとミロンを飲んで、便所行って、部屋に戻って寝る。少し落ち着いた。根性がない。勉強めいた上っ面をなめるようなことをして、無理矢理起きているだけではだめだ。集中して気合いを入れて勉強し続けないと。


 避難訓練(注1)があった。田山氏が寮監に呼び出され、そしてしばらくしてから避難訓練が放送でかかった。今週避難訓練があると通知された直後だった。すぐあると言ったらおもしろくないから、と田山氏。寮長の彼にだけは知らされていたわけだ。まあ抜き打ちでないと訓練にならない。当然か。
 ヘルメットを取って出る。私は常にマグライト、財布、小銭入れ、時計は身に帯びている。あとは部屋に常備されているメットをとるだけでいいのだ。自分で買い足した防塵マスクはとっさに持ってこれなかった。残念。
 私がやろうと思っていた「タオルのほっかむり」は何人かがやっていた。タオルをかぶってからヘルメットを。特に宮村氏のはまさに肉体労働者。迫水氏なんかは外国人労働者だ。
 なにやら公園に集まったと思ったら、そこから消防署へ。しかも近所の町内会の方々と一緒に。消防署で、倒壊家屋の下から人を助ける訓練などした。重い人形を担ぎ出すという・・・。60kgの人形。それにしても、ハルバードの小型版のようなベンケイとかいう器具にひもをつけて、部屋に投げ込んで引っかけるのにつかうとは、消防署の装備にはおどろいた。はしご車のはしごの伸縮はまるで生き物のようであった。
 訓練の帰り、三浦の社長に話しかけられた。「オレは原因理由がとにかく頭に出て、論理思考をする」とのこと。先日の話の続きか。原因理由に頭がいくのはわるいことではないが、それを口に出すのはどうかと。まったく処世の術が極めて乏しいというか、無理があるというか。 


この日のカネの動き

トニックシャンプー オリンピックにて -698
ゴミ袋 -168
歯ブラシ -180
歯磨き粉 -298
税 -40
カロリーメイト箱で ドラッグストアにて -1450
ちりかみ箱 -340
石けん -280
ウェットティッシュ -598*2
税 -97
水 白山にて -200
電気代 -772

財布残高 5322円


注1・・・
避難訓練

 この訓練はたぶん昼か午前中にあったのだろう。終了後に寮に戻って昼飯を食い、それから2時間の自由時間になったような記憶がある。


解説

 この避難訓練では、倒壊家屋に見立てたベニアのドアをたたき壊すそぶりをして、60kgの砂人形を担いで運び出すという、なかなか出来ない体験をした。が、この日は朝から体調がわるく、日記にあまり気合いを投じていない。そのため詳細の記述はない。残念である。
 ちなみに私は小学校の終わり頃から胃腸の弱さを自覚している。中学入試のときも、朝便所にこもっていたし、中学校(これは落ちて入った市立だが)でも授業中に便所に行ったことがしばしばあった。高校ではかなりの頻度で便所へ走った。ストレスのせいとは思わない。そういう体質なのだろう。大学に入ってからも何かあると真っ先に胃腸にくる。 


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