事情聴取
1996年05月17日(金)


 今日の朝礼は長かった。帰寮時間の遅れと、藤田・西内両氏の窓越しの会話の注意で。40分から早めに食う。早めにメシを切り上げて、とっとと寮を出る。大食らいの林氏に出発時間勝った!しかし電車では布井氏と一緒になった。


 予備校の避難訓練。*先生、戦時中のことを語る。爆弾が落ちてくる中でまともな判断なんかはできないと。友人が粉々になって吹き飛ばされ、艦載機は子供だとわかっていても撃ってくる。unusual−尋常ではない時代を生きてきた人なのだ。それだけで敬意を持てる。
 日大一高近くの公園に集合。しかし私語はし、列は乱れる(注1)。別に、訓練のときにふざけている奴は実際の災害の時に死ぬなどと言わない。そんなの根拠がない精神論だ。ただ消防官の方も来ていただいているというのに、あまりにも無礼ではないか。2〜3人撃ち殺せばおとなしくなるだろう。効率的だ。何の解決にもなっていないけど、緊急時の措置としては有効だ。M1919重機でも据えて、.30-06弾のシャワーを浴びせれば・・・って、何十人死ぬかわからん。これはまずい。


 世界史の授業がはじまるや否や、指導部の先生が来て、先週10日金曜日の事件について情報を提供せよと。*君と*君(被害者のスキンヘッドとその友人の茶髪)はすでに聞いたのでよい、と。今やるのか!311教室で聴取。
「事件のことは知っているか」
うわさ程度は。
「*君の交友関係について」
その*が誰なのかも知りません。
「(加害者)山田の交友関係」
その山田が誰かも知りません。
「*君が『しめる、しめる』と言っていたということは」
聞いたことありません。
「その事件の時間、どこにいたか」
帰寮途中かと思います。

 教室に戻る。私が一番先だった。いや、*が誰かぐらいは知っているが、それ以上のことは知らない。面倒だから簡単に終わらせた。世界史の先生(おばさん)と*氏・*氏が三人で、「男の子だからいろいろあるんだね」とか話していた。


この日のカネの動き

ライムコーク -110

財布残高 6462円


注1・・・
私語はし、列は乱れる

 よく勘違いされるが、私は怒られることが怖いから、するように言われることをするのではない。「徒に」秩序を乱す行為に不快感を覚える(徒、つまり無意味でなければかまわない。別に秩序の虜なわけではない)。話したりダレたりする人がそうすることが快楽であるように、私は規律に従うのが快楽なのである。ただ今回は、消防官という外部の人間が来ているから、神経質にはなっていた。


解説

 事情聴取ねえ。情報を集めてどうしたのだろうか。まったくわからん。 


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