母来る
1996年05月24日(金)
母来る。伯母さんも来た。別にどうとも思わない。ちょっと、なんか異なるものがあるというか、違和感がある。が、他に大したことは感じない(注1)。カネと食い物少々と、注文していた品をくれた。少し話したけれども、よく覚えていない。部屋の両隣は医系だ。旭医を目指しているらしい。ガムは禁止されている。大崎のホテルに泊まっている。従姉の部屋の方がせまい。ここは畳でおちつく。とかそんなことを短時間。
もう0010か。寝る。「蛍雪時代」読むヒマないな。持ってきてもらったけど・・・。
この日のカネの動き
母より +5000
伯母さんより -7500
財布残高 14572円
注1・・・
母来る。伯母さんも来た。別にどうとも思わない。ちょっと、なんか異なるものがあるというか、違和感がある。が、他に大したことは感じない
どういう理由で母が東京に来たのかは覚えていないが、私の様子を見る、という意味合いも強くあったことだろう。わざわざ東京にやってきて、カネや食い物を提供し、クソ重い「蛍雪時代」まで持ってきて、そもそも高いカネ払って東京の予備校までやり、それで息子たる私はなんとも思っていないんだからひどい話だ。
もちろん親には感謝しているし当時も感謝していたが、両国での生活は安定していた。親に会いたいとは思わなかったし、享受できない娯楽を享受したいと切望したりもしなかった。ないものはない、という自然状態を受け入れていたわけだ。だから、親に特別会いたかったわけではないし、だから感動もしなかった。けど、もっと歓迎するべきだったかも。
解説
「蛍雪時代」は受験情報誌だが、ここで持ってきたのは大学一覧の増刊である。これは後に、私が熱中して通読することになる。現在は大学新設、学部学科新設、大学名・学部名変更で通用しなくなったが、一時私は大学にかなりくわしくなったものだ。