第**寮で暴力沙汰
1996年05月28日(火)


 実家に電話をすると、くさ氏よりなにやら届いたらしい。そのうちこっちに送るとのこと。

 風呂にはいると、高山氏、迫水氏、江川氏。迫水氏が毒舌家だということを話していた。嫌いな人がどうこうという話で、嫌いな奴は「み」と「ね」とのことだ。つまり三浦の社長と、根岸氏のことだ。


 ミーティング。第**寮で暴力沙汰があったとのこと。人数の多い寮なので、順番を決めて風呂に入っていた。しかし20分たっても出てこない。それで外で待っていてなにやらつぶやいていた奴らがいたそうだ。そいつらは翌日、その長風呂の奴を途中の駅で電車から引きずり降ろして、殴りまくり、蹴って、頭を足で案で床にこすりつけたとのこと。首謀者2人は謹慎処分。退学退寮は間違いないとのこと。
 しかし事件は20日に起きたが、24日。とっとと言ってしまえばいいものの、黙っていて神経をやられてしまったらしい。


 ところで私はバンダナをしてミーティングに出席した(注1)。したら田山氏に気合いはいっているね、と。佐々木の監督にはカッコイイんでしょ、と。床屋に行っておらず髪がじゃまになってきたからやっているだけなんだけれどもね。石井氏もものめずらしそうに、こっちを注視していた。
 さて、アニメイトでそのうちバンダナを補給しないとな。


この日のカネの動き

コピー -150

財布残高 15649円


注1・・・
ところで私はバンダナをしてミーティングに出席した

 ミーティングは夕食を終え、勉強時間に入って少ししてから放送で招集されるものだった。だから、勉強しているときのスタイルで集まるものだから、服装は様々だ。長髪の奴なんかはヘアバンドやカチューシャめいたものをしている奴までいたものだ。で、私はこの時点では、まだ入寮してから一回も床屋に行っていないはずだ。高校時代からして髪は短くはなかった。そざかし、むさ苦しい髪になっていたことであろうて。その髪が目に入らないようにバンダナで留めるなど・・・かなり絶望的なオタク的様相である。


解説

 他の寮や校内での暴力沙汰はしばしば耳にした。血の気の多い19や20の連中が集まって、しかも寮で暮らしていれば、トラブルぐらいはおきるものだ。特に、こんなところまで来て大学行けるんだろうか、行けなかったらどうしようという不安と焦り、娯楽や生活を管理に対する反発・・・学校当局に対して私は反発を覚えなかったが、ストレスを覚える人はかなりのものだったかもしれない。
 そうした抑圧状態の人間がやることは決まっている。抑圧移譲だ。気に食わなくて、自分の方が正しいような気がして、叩くことに自分の周囲の連中から指示をうけそうな奴をぶちのめすというのは、かなり効果的な抑圧解消法である。が、高い金払ってたった1年、勉強のためにやってきて、暴力で退学退寮などというのは愚かな結末に違いない。


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