六条麦茶が90円でロング缶。これだ!
1996年07月18日(木)


 窓は結局閉めて寝た。
 今日は6:25に起きた。目はその前から覚ましていたがな。
 朝っぱらからぬるいのォ。このような日は仕方がないとコンビニへ。糖分は要らんし高くつく。六条麦茶が90円でロング缶。これだ!水飲み場の水も乾きはうるおせるが、そんな感じがしない。それに量を飲めない。あと水道水は不安だ。でも、いつも飲んでいるじゃないか。

 世界史Jのポニーテールのにいちゃん、後ろから見ると弁髪みたいだ。根元のあたりが。

 帰りにTJ病院に。皮膚科は木曜日はやっていないそうだ。火金土だっけか?とにかく明日行こう。もうやばい。両手とも発生場所は象皮みたい。手の甲にまで広がり、その上、右手は腕まで広がりつつある。いかんな。明日、英単語の日なんだけれど、仕方がない。ついでにアニメイト錦糸町に行って、錦糸町の本屋にも行ってみよう。それで金曜もやっていなかったら?内科で診てもらってアリバイを作るさ。

 六甲の水を買うついでにラムネを買った。ああ、100円の浪費。なんてうまい。余計なカロリー。それに水をまずく感じてしまう。もっと飲みたくなるのでは。口と喉とをゆすいだらもどったが。

 台風、九州上陸か?熊本流されて消えちゃった、などと人はいう。高林氏は熊本人らしい。そうか、彼だったのか、熊本人は。なにか用で帰った(四国だっけか?)金田氏は、明日戻る。台風とともに。

 先日の誘拐事件のニュースを見て、岩本氏、怒りを見せる。被害者、病院でインタビューを受ける。なんて無神経なんだ。

 「晴天君、電話」と放送。はじめて聞いた。ばあちゃん死んだ、いや母さんか。もしかしたらレオだったりして。何か不吉なことを思いながら降りる。一回切って、掛け直すのを待つシステムらしい。かかってきた。とる。母さんだ。なんてことはない。石川旅行に行くから、ちょいとかけただけだった。何話したっけか?今日は釧路も暑くて、レオがうだっている、と。ふふ。従姉たちも東京で暑い、と。そりゃ気合が入っとらんのだよ。

 風呂で水かぶって出ても、部屋で着替え(風呂で着替えて、また部屋で)。そのときにはもう汗がわいてくる。腕をみると、本当に、玉のような汗だ。

 高校の■■君は、「愛は晴天」とか、歌まで作っていた。どんな考えで、どんなことを思ってかは、知らない。でも、奴にとって俺はそれなりの存在であった、ということだ。そう思うと、奴の腹立たしい言動についても、何俺はひとりで勝手なことを、と思えてきた。

 ああ、もう11:50。とっととギルフォード何個かやって寝よ。

 五十嵐氏、WC行くときに鉢合わせ。勉強時間中に声を上げないでくれ。

 人(自分)も服も部屋も発酵している。日光は偉大だ。洗濯物は日光で干したい。 


この日のカネの動き

のみもの 六条麦茶 -90
のみもの ラムネ -100
水 -200


財布残高 9,210


解説
 クーラーをつけないで暑いので窓を開けて寝たが、音が気になるのか、雨が降る可能性が気になったのか、また閉めたりしている。松本サリン事件で、暑いから窓を開けて寝ていた人がより重症になったという話なんかも、このとき間違いなく念頭にあったはずだ。

 六条麦茶のロング缶、90円の廉価でおそらく500mlの大容量。夏の炎天下を移動し、JR両国駅から予備校までの道中でこの六条麦茶を購入し、教室で豪快に飲んで渇きをいやすのは、予備校時代の体験として強く印象に残っている。少なくとも夏場は習慣としていた行動である。

 皮膚科の問題は多くの場合、緊急性が低いが、しかし暑さのために噴き出す汗がよくなかったようで、湿疹がなかなかひどくなっていたようだ。こうなっては医者に行くほかない。しかし皮膚科は診療日が限られ、なかなか行くタイミングが難しかったようだ。

 誘拐のニュース、1日に夕食時のごく短時間しかニュースを見ていないのにこんなに記憶に残っているということは、よほど大きく取り上げられていたのだろう。被害者のところまで押しかけて顔名前を出して困惑する人間にインタビューするのは、現在の感覚ではかなり常軌を逸しているが、当時の感覚としてもやはり常軌を逸していると思っていたようだ。こういうところは月日に伴い報道もかなり変わっている。

 ■■君は高校時代においてもっとも親しかった人物のひとりで、卒業後も長く連絡を取り合っていたし、今でも途絶えたわけではない。親しいだけあり、いろんな摩擦もあり、そのことに腹を立てることもあった。私に対する仲間内のステレオタイプ、というより彼がひとりで勝手に提唱している極端なキャラクターは、時として辟易し、時として苛立つこともあり、ひとを勝手に歌にしていることもそういうキャラクターだとわかっているのであまり好意的に受けて取っていない(歌を作っているという話は、手紙か何かで知ったのだろう)。しかしそれだけ私のことに関心を抱いて、それなりに語ってくれる人物というのは、非常に貴重なものである。それは年を経るにつれて強く思う。

 ギルフォードとは英熟語集のタイトルで、ときどき眺めていたが、なかなか身につかなかった。テストがあったわけでもなく(確かなかった)、勉強することがついつい後回しになりがちで、最後までそんなにはやらなかった。

 勉強時間中にトイレで出くわした人間が声を上げたことに苦言を呈しているのは、他室出入りと雑談とが重く戒められていたから、寮監の耳に声が入ることを警戒していたのだろう。

 湿気の多さに何もかも発酵しているというが、大量に干して密集していた洗濯物は、十分に日光を浴びることなくにおいをだしていたのだろう。よい部屋干し用除菌洗剤もない時代だ。


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